第3回だらだら火山トーク-4 霧島・加久藤カルデラ

画像キャプチャは@NetwatchRetさんのhttp://youtu.be/b58yvYKAch0からいただきました。
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同じような風景が霧島新川渓谷とか

宮崎の長田峡とか

それぞれ別の火砕流ですけれども
似たような地形を作る

南九州はほんとうに何回も何回も「炭化なう」を繰り返してきたのがわかる

でかい噴火なので当然近くでは「炭化なう」な訳ですが
遠くへはどうか、ということで
先ほど小山さんが富士の宝永の噴火は富士山にしては
特別な噴火で結構デカかったと、
それでも東京には数センチしか火山灰は積もってなかった
という話でしたが

AT(姶良)の火山灰ですが、遠くに行って
これは八丈島ですがここに白い帯が見えます。
こでが姶良Tn火山灰です。

これは福島の岳温泉、安達太良山の麓なんですけど
10センチくらいの火山灰を今でも見ることができる。

3万年前のシラスの噴火でとんできた火山灰がこれだけ積もった。
東京で10センチ20センチへーきで積もらせたのが
シラスの噴火です。
それからすると宝永の噴火っていうのは
数センチだったわけで
これではひとは死なないよね
って小山さんが言ってるように
でも
10センチ20センチ積もると相当な影響が出ます。

そゆことを知っといてもらうといいかなと。

これ蔵王の麓でもっと細かい

こういう噴火が過去12万年間で
最近HNKとか藤井先生のコメント付きで出してくれてるんですが
大体1万年に1回日本の中で起こってますよ ということです。

最後の噴火から7300年経ってます
最後のでかい噴火、鬼界噴火
縄文時代の早い時期に起こった噴火ですが
かなりのひとが南九州でお亡くなりになりました

そうするとこういう地形ができます。
阿蘇の地形

似たような地形は霧島にもあります。

姶良の地形

屈斜路湖

同じような噴火をすると同じような地形ができる。
これはインドネシアのトバです。
世界最大のカルデラです。

トバの噴火はVEIでいうと8
姶良の噴火でいうとVEIで7
そういう噴火にすると
私たちが実際にみている噴火は
3から5あたりの噴火の話をしている

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