ある軽巡の周期は約12秒とされてます。左右どっちかの端に傾いたところからスタートして反対舷まで傾いて戻ってくる周期が12秒、つまり艦が正立する瞬間は半分の6秒に一度やってきます
2013-09-19 00:51:40艦の射撃はこの正立した瞬間に行うのが一般的です。だから特殊な手立てしなくても斉射になる。ただし各砲がそれぞれ独自に射撃すると、タイミングは微妙に揃わないことになります
2013-09-19 00:51:52さて、6秒に一度しか射撃できるタイミングが来ないので、どんな大砲積んでも6秒間隔より短く撃つことはできません。正確には狙って撃つことが出来ない。6秒間隔てことは毎分約10発です。これ以上速くは撃てない。
2013-09-19 00:52:30軽巡主砲の14センチ砲は毎分10発が可能ということになってますが、これは船体の都合に上手く合致してるという理屈になります
2013-09-19 00:52:43従来軽巡級の15.2センチ砲だと重たい砲弾を毎分10発は無理で毎分5発になっちゃうけど、14センチなら短時間限定というか数射なら10発ていうか6秒間隔が可能かもしれないと。そりゃ有利っぽいよね
2013-09-19 00:53:10でも実際の14センチの運用実績はというと、殆ど全ての演習結果は毎分4~6発という結果。平均して毎分5発。10発なんて出やしない。そりゃまあ6秒以内に毎回揃えるのは難しいよねw
2013-09-19 00:53:27重巡だと動揺周期16秒ぐらいなので、8秒間隔、毎分7.5ないし3.75発ってところ。実戦や演習で毎分3~4発ぐらいなのは7.5はそりゃ無理よねってことで。だから最上の15.5センチ砲の毎分7発という性能や20.3センチ砲の毎分5発なんてのは実戦じゃ3~4発程度になっちゃう。
2013-09-19 00:53:5814センチ砲だったら毎分7.5に間に合わせるのは難しくないとは思うんだが、タイミング取れなくてレート落ちた時に威力的に厳しいとか、人力だから長時間7.5は維持できないとか、射程が辛いとか考えると、本格砲戦用にはイマイチ向いてないと想像します
2013-09-19 00:54:21新軽巡の阿賀野や大淀の船体でも12~16秒の間の動揺、つまり毎分4~5発級でしょう。14センチ砲で頑張って高速連射させるより、4~5発にフォーカスしたほうが現実的。つまり阿賀野と5500トンじゃ実用射撃レートは同じぐらい。弾丸でかい分だけ阿賀野は強い
2013-09-19 00:54:38戦艦級だと20秒前後の周期。だから最短で10秒になるので毎分6発、15.2センチ砲は間に合うかギリギリ。14センチ砲の毎分10発なら6発に間に合うかもしれんので14センチ砲優位。演習だと14センチの毎分6発もきついみたいだけど、瞬間的に10秒間隔連射ができるかどうかは大事だ
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