【考察】なぜ蜘蛛は縁起の良い虫であり、また縁起の悪い虫でもあるのか

タイトルの通り蜘蛛が二律背反の生き物として扱われる所以について考察。 なぜ、縁起が悪いと言われるのかについては、まだまとまっていない。 後で思い出して説明付けたりしている所は読みやすいように順番を入れ替えてある。
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@yasutomo2

蜘蛛は縁起がいいのか?

2010-10-08 23:16:43
@yasutomo2

朝蜘蛛と夜蜘蛛で縁起が良かったり、悪かったりするのか。

2010-10-08 23:17:50
@yasutomo2

ちょっと蜘蛛について考察してみる。

2010-10-08 23:38:34
@yasutomo2

蜘蛛という漢字は「朱」「知」「虫」の三つの漢字から成り立っている。つまり、蜘蛛とは朱がある場所を知っている虫である。奈良時代や平安時代の虫というのはそのままの意味ではなく人間として認められていない者のこと。ここで、朱とは辰砂つまり硫化水銀のことだ。

2010-10-08 23:41:22
@yasutomo2

水銀は奈良時代(平安かもしれない、記憶があいまいです)に大変重宝され、権力者が競って集めた。この後数百年間水銀は長寿の秘薬として用いられる。また、大仏を黄金に見せるためにも使われた。つまり、水銀は権力の象徴だった。

2010-10-08 23:42:16
@yasutomo2

また、蜘蛛の別名に細蟹(ささがに)というのがある。ささ→笹 笹は昔話などで出てくる際に、砂鉄を表していることが多い。つまり、笹→砂々(砂鉄)だ。砂鉄は製鉄の材料として使われ、これまた大変重宝された。これも当時の権力の象徴だ。

2010-10-08 23:43:11
@yasutomo2

こうして見ると、蜘蛛は益虫だ。しかし、日本には夜蜘蛛といって蜘蛛を害虫とみなす風習もある。これほどにめでたい虫を害虫と呼ぶからにはそれなりの理由があるとおもう。

2010-10-08 23:44:21
@yasutomo2

細蟹といえば、細蟹姫が思い浮かぶ。細蟹姫とはたなばた姫(だったよね?)のことであり、これは織姫星のことだ。七夕には笹に短冊をくくりつけて願い事をかなえようとする。しかし、竹は当時非常に縁起の悪いものだった。竹は空洞になっているから、異界への道として考えられていた。

2010-10-08 23:48:22
@yasutomo2

七夕が何故縁起の悪い竹を使って行われるのかというのは、「今の日本では、良いものにあやかろうとする風習がある。そのため、いいものを祀ろうとする。しかし、昔の日本では感覚が違っていて、悪いものを祀って怒りを買わないようにしようという風習だった。」というのと関係があるかもしれない。

2010-10-08 23:50:41
@yasutomo2

そういえば、織姫と彦星って絶対に会えないんだよね。願いがかなえられずに死んだ者は願いをかなえる神様になると信じられていたから、出会う前に殺して黄泉の国へと流すんだったかな?たしか

2010-10-08 23:52:42
@yasutomo2

昨日書いた織姫と彦星は会えないっていうのは日本での話で、中国の牛郎織女は一年に一回会えることになってる。

2010-10-09 12:14:50
@yasutomo2

七夕と竹のつながりが分かれば全部きれいにまとまりそう

2010-10-09 11:47:50
@yasutomo2

wikipediaを見ると「笹は精霊(祖先の霊)が宿る依代である。」って書いてある。

2010-10-09 12:20:39
@yasutomo2

先祖って誰の先祖だ?

2010-10-09 12:21:05
@yasutomo2

日本で現在のような七夕まつりが始まったのが奈良時代だとすると、先祖っていうのは庶民の先祖か?

2010-10-09 12:27:18
@yasutomo2

だとしたら、門松とと同じ意味なのか?祭りの後には笹を川に流す風習が残っているところもあるし、笹に憑依(?)した先祖を黄泉の国へと流してしまう意味がある?

2010-10-09 12:29:52
@yasutomo2

ちなみに、さっきの補足説明として、松は鬼の木であり縄で縛りつけて玄関先に出すという行為で鬼(ほぼすべての人の先祖)を家から追い出しますよという意味。これは、庶民が朝廷に対して「私たちは鬼ではありませんよ」という意思表示。朝廷の人の先祖は鬼でないから朝廷では一度も門松を置いていない

2010-10-09 12:41:20
@yasutomo2

七夕が今のような形になったのはどうやら平安時代かららしい

2010-10-09 16:36:14
@yasutomo2

細蟹姫(たなばた姫)がその様な名前になった理由って細蟹が糸を出すからだけじゃなくて細=笹って意味だと思うんだけどなー。もうちょっとで繋がりそうだな。

2010-10-09 16:15:13
@yasutomo2

竹っていろいろなものを作るのに使われていたよね。よろずのことに使いけりってあるしね。

2010-10-09 16:16:53
@yasutomo2

昼の竹に関するpostは、いろいろなことに使えるっていうのは加工する仕事が生まれるから、竹は仕事の象徴にもなるのかもって意味です

2010-10-09 20:09:01
@yasutomo2

そういえば、雅やかであるというのは働かずに遊ぶことだったので朝廷の人々は毎日遊んでばかりいた。働くことは庶民のすることで蔑まれる行為だった。つまり、いろいろなことに使える竹は蔑まれるものの一つだったのかも。

2010-10-09 16:22:24
@yasutomo2

衣通姫の和歌に「我が夫子が来べき夕なりささがねの蜘蛛の行ひ今夕著しも」というのがあるらしい。意味は「私の夫が訪れそうな夜だ。なぜならば、笹の根元の蜘蛛が糸をかける様子がはっきりと見えるから」とういものらしい。「ささがね」というのは「小竹が根」とも書かれるという。

2010-10-10 10:53:57
@yasutomo2

蜘蛛と竹、笹が関係あるというのは間違いなさそうだ。

2010-10-10 10:54:03
@yasutomo2

熊=蜘蛛だとしたら、クマザサ=蜘蛛ザサ 蜘蛛と笹がくっつく

2010-10-11 19:38:14