丹生谷貴志ツイートまとめ(2013年10月)

丹生谷貴志氏の2013年10月分のツイートをまとめました。
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nibuya @cbfn

・・・というわけで?ついに禁を破って!鏡花さん、怪異篇を読み出してしまう。前も言いましたが、泉鏡花を読み出すと、何もかもどうでもいいような気分になってしまうので困るのですが・・・むしろいっそフーコーやらに還るにはいい入り口?でもあるのかもしれません・・・理屈が通りませんが。

2013-10-07 12:28:10
nibuya @cbfn

・・・『高野聖』に木曽節が出て来る。例の霊女の大きな蛙じみた「夫」が歌い出す。何故か昔から木曽節を思い出すとゾッとするので・・・どうも何故か『四谷怪談』を思い出すのです。理由は分かりません。

2013-10-07 12:39:35
nibuya @cbfn

ノーベル医学賞三人で日本円現在換算で合計一億二三千万ってことで大分「値下げ」したようです。理科系はものによるでしょうが実験補助金不足が大概の世界ですから賞金は実費に有り難いことでしょう。養老孟司さんは東大時代、資金不足でビーカーを倹約してワンカップ酒の空き瓶を使っていたそうです

2013-10-07 20:44:02
nibuya @cbfn

幸い?仕事がらみで読まねばならない小説があるので鏡花さんにノメッている余裕がない。幸福!の為にはマイナスだけれど、別に幸福の為に生きてるわけではないのを思い出させてくれる。仕事がらみの読書は要は仕事で、それ特有の面白さはあって、しかし愉しみとはほど遠い・・・

2013-10-08 01:24:51
nibuya @cbfn

私事。訳あって?今東光『お吟さま』を近所のブックオフに探しに行くが、ない。旧かなに惹かれて衝動的に堀辰雄集を200円で買ってしまう。以前も言いましたが僕は旧かなでひらがなを覚えたので、未だ旧かなの方が自然に言葉に見えるので。

2013-10-08 02:10:23
nibuya @cbfn

以前も書いたことを繰り返しますが、今更旧かなで文を書く気は、それ自体が趣味的な嫌みに感じるので、ありませんが、戦後、新かなの正当性と言い張って独善的な論を展開した国語学者の行いを認める気はない。

2013-10-08 02:13:43
nibuya @cbfn

漸くピンチョンの新作が届く。予約していた筈が取り消しになっていたので注文し直した。どうも最近海外注文のものの手配がルーズのような気がする。例の9.11の後もしばらくそうだった。ともかく、せっかく届いたが今は仕事で始末しなきゃならない何冊かの「読書」があるので読めない・・・

2013-10-09 15:16:23
nibuya @cbfn

昔、実家と言っても団地だが、そこを出た時残した本やらLPはみんな親が図書館にあげたそうだ。喜んで取りに来たと。今はそんなことしたら図書館に邪魔にされるだけだ。今はそれらはゴミですらない。別に感慨はないけれども。

2013-10-09 15:23:09
nibuya @cbfn

ピンチョンの英語はスラングやら満載で、僕の貧相な英語ではかなり苦労するんで読むといってもクリアに読むのは不可能でしょう。まあどこぞの文化人が「知らない土地でも生き残れるように英語を身につける」とか言ってるそうで、僕の英語力は買い物くらいは出来るでしょうが・・・無口で生きるしかない

2013-10-09 21:23:20
nibuya @cbfn

読んでいる小説にやたら猫が出て来る。僕は猫を飼ったことがないが東京にいた頃は猫が部屋に住んでいた。これは飼っていたのと違う。彼らは時々僕の部屋を通り過ぎて、まあ、集会場にしていたのだ。と言っても通年合計で五六匹か。二匹はその部屋の大家さんの老婆猫だった。一匹は野良の雄・・・

2013-10-09 23:01:04
nibuya @cbfn

東京の三鷹、武蔵境のあたりは理由不明にいわゆる「猫エイズ」の猖獗があって、野良は短命で、二匹ほどは僕の部屋で病み倒れ、駅前の獣医大に治療に行った。当時は猫エイズは謎の病気で、研究の為に献体してくれれば引き受けると言われたので・・・まあ、皆獣医大で死んだ。

2013-10-09 23:06:07
nibuya @cbfn

当時住んでいたアパートはICU近くの畑の真ん中にぽつんと立つその一階で、クーラーなどないからドアとベランダを開け放つと地面と同じなって猫たちが通り過ぎる。ついでにそこで休んで、水と適当な餌を食べ、ちょっと眠って、またどこかに行く。面白いことに噂を呼ぶのか、通りすがりに寄る猫もいる

2013-10-09 23:10:55
nibuya @cbfn

お礼のつもりか雀を置いて行くのがいた。或いは僕の電話恐怖症に気づいてか、電話が鳴ると電話機の上に腹這いになって音を消そうとするのもいた。何かの夜、猫たちがテーブルに乗ってジッと隣の住人の部屋の壁を見ていた。隣に住人はおらず、数年前に自殺して、それ以来借り手がない部屋なのだった。

2013-10-09 23:17:02
nibuya @cbfn

大家さんの老婆猫たちはともかく、他の猫は病気、或いは近所にいるらしい猫嫌いの手で死んで行ったようだ。噂だからわからないが、しかし一匹はクビにキリキリに銅線を巻かれて僕の部屋に来た事があるから、猫殺しはいたの確かだ。「犯人」は予想では子供ではなかったから、だから警察には届けなかった

2013-10-09 23:21:59
nibuya @cbfn

読んでいる小説に「その向こうに闇があるのを知らせるほどに青い空だった」というベールイの一節が引用されていた。多分『ペテルスブルク』からの引用だろう。僕にとっても晴天の日はむしろ不穏な日に思われる。ベールイはいい作家、もっと読まれてもいいのに・・・というかもっと訳されていい人だ

2013-10-09 23:45:31
nibuya @cbfn

もっとも、ベールイは一応代表作と言われるものは三冊、川端香緒里さんとかが訳しておられる。『魂の遍歴』と訳されているものの原題は『子猫のレターエフ』という。「子猫」はベールイのあだ名だった。ロシア語が読めないし他の言語にも訳されていないものが多いから誰か訳してくれないかしらね。

2013-10-09 23:53:35
nibuya @cbfn

度々言うようにテレビを持っていないのですがその代わりネットは接続しっぱなしでニュースだけは知る。これはしかし精神衛生に悪い。原則ここでは時事事件に言及しないことを原則としてますが、不愉快。ビジネスチャンスの勝者になれというだけの事を「惑星的思考を持て」とかいう扇動者とか・・・・

2013-10-10 10:33:23
nibuya @cbfn

私事。今日行きも帰りも工事大渋滞。行きは結果、遅刻。それに異様な蒸し暑さ。行きには交通事故現場もあった。三台玉突き。赤ちゃんを抱いた女性がいたが怪我はないようで、救護に停まるべきか迷ったが高速道路で停まるのも危険だし迷惑だろうと・・・通過する。片道三時間近く。信じ難い!

2013-10-10 23:39:48
nibuya @cbfn

平和賞以上にノーベル文学賞は「政治性」を露骨に強調する回と逆に曖昧にする回とがある。カミュ、ソルジェニツインとかは前者の最たるもの。ここ数年は後者、政治的にニュートラルな作家を選んでいるように見える。春樹さんが毎回オッズ1だったことはそれを示しているか。今次受賞者も・・・

2013-10-10 23:50:16
nibuya @cbfn

誤解なきように。これは選ばれた作家の善し悪しとは関係ない。何はともあれ一応は一級の作家が選ばれているだろうことを疑うつもりはない(大体が一々受賞作家を追って読む趣味はない)。それはそうとして川端さんの受賞は「政治的曖昧さ」の方だったろうが、大江さんはどうだったか。意外に同じだろう

2013-10-10 23:53:18
nibuya @cbfn

今は知らないが以前は「各国のノーベル文学賞候補」の前審査のようなものがありスウェーデン大使館が別建てパーティに当該作家を呼び出して仄めかすみたいなことがあったと、その経緯を石川淳さんとかルネ・シャールとかがエッセイで書き残している。石川さんは憤怒を示しシャールは嘲笑を示して・・・

2013-10-11 00:09:21
nibuya @cbfn

少なくとも第二次大戦以降、最もノーベル文学賞作家らしい作家は逆説的な意味でサルトルだったと思う。彼は賞を辞退したが「賞を辞退したノーベル賞作家」であることはむしろより強く彼を「特権的受賞者」にした・・・とブランショが書いている。

2013-10-11 00:13:01
nibuya @cbfn

ジャン・バラケ全曲集が届く。ブーレーズの同窓、メシアンの弟子。45歳の早逝。フーコーのアミ。フーコーの示唆で詩をランボーからニーチェに換えた『セカンス』或いはブロッホの『ヴェルギリウスの死』の抜粋に展開された音楽群・・・・

2013-10-11 00:31:36
nibuya @cbfn

・タブッキの『夢の中の夢』が届く。訳者の和田忠彦さんのご好意、感謝。簡素な美しい掌編集。僕はイタリア作家を追わないが、カルヴィーノ、タブッキ、この二人で二十世紀を代表するか。小説家エーコは? どうかな。ヴィスコンティ、ロッセリーニ、フェリーニ亡き後のイタリア映画の異様な凋落・・・

2013-10-11 00:47:06
nibuya @cbfn

・・・今日、「マンガ」が好きだという学生さんたちに青池保子と言ったら知らなかった・・・ちょっと驚き。『エロイカ』全巻揃えようかな・・・研究室に!

2013-10-11 00:53:40
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