丹生谷貴志ツイートまとめ(2013年9月)

丹生谷貴志氏の2013年9月分のツイートをまとめました。
人文 丹生谷貴志
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nibuya @cbfn
おお八月も終わりました。結局この夏は学校の仕事と原稿で終わってしまった・・と言っても、僕の原稿書きは自分でも嫌になるほど生産性が悪いので量は微々たるものです。四方田みたいに出来たらいいなあと夢見ますが、才能のなさは致し方ない。終わって清清してるかと言うと、残念終わり切ってません。
nibuya @cbfn
アルフレッド・ジャリ全集・・・と言っても厳密には作品集でしょうが、それが国書から今秋出るという噂か予告か、慶賀です。『ユビュ』ばかりではなく、この神経質で癇癖な天才、自転車ストーリーの最高傑作『超男性』その他新訳だそうです。美術の方でも実はジャリは中世版画方面で意外に重要なんです
nibuya @cbfn
ジャリは破天荒な伝説が多いので破滅的に思われがちですが実は二十世紀フランス作家の中でも最も端正なフランス語を書いた人の一人で、例えばヴァレリーは彼を象徴派散文の最高峰の一つとして敬意をはらって、その簡素な葬儀にも臨席したようです。素晴らしい書き手です。
nibuya @cbfn
学生の時ジャリが出していた個人美術雑誌『リマジエ』の研究でもしようかと思ったことがあるのですが、資料が学校になくて、お金もない学生じゃ手に入らず、ま、手に入ってもろくなことも出来なかったししなかったでしょうが、諦めたことがあります。
nibuya @cbfn
ジャリは貧窮の上に小男で、全てが半分に切った屋根裏部屋に棲んでいたという本当らしい話があります。「半分の部屋」と称していたようで、そこで何故かリボルバー拳銃で蜘蛛の巣を撃つのが好きだったという伝説もあり、流れ弾が危険だと、さいさん怒鳴り込まれたという話・・・
nibuya @cbfn
まあ、ジャリ伝説の情報源はあらかた澁澤龍彦さんですから周知のことに過ぎません。
nibuya @cbfn
ケルアックの『路上』映画化。むろん未だ見てません。ジム・ジャームッシュに撮らせたら・・・分かりませんね。ジョナス・メカスで見てみたい気もしますが・・・
nibuya @cbfn
アメリカ系のホラーゲームのモンスターが多くの場合かなり露骨に性的な形態を持っているのを見るとホントにアメリカ人って通俗精神分析の形象が好きというかメディア・セックス的な集客能力がそれにあると信じているようです。まあ、日本は精神分析なしの明白な扇情性を盛り込みますからどっちもどっち
nibuya @cbfn
N・O・ブラウンの『黙示録そして/或いは変容』って本が本棚から落ちて来る。この本は翻訳のない彼の最後の本。アメリカ人には珍しくバタイユ。ブラウンの『エロスとタナトス』は通俗的な意味でも実は戦後日本でもっとも影響力を密かに持った本でしょう。『ラヴズボディ』なんてのも訳がある・・・
nibuya @cbfn
私事・何はともあれ締め切り日なので今日で原稿おしまい。これでしばし休憩といいたいところが明日から出張。意外に体力勝負の生活です。出張も電車は耐えられないので、バイクです。片道250キロ・・・ま「それ用の耐久バイク」ですんで大したことない・・・大雨が心配ですがね。
nibuya @cbfn
名前は控えますが敬愛する或る人が、或る日短い書評がまったく書けず、全ての言葉が崩れたような感じの中で・・・いま完全に鬱病状態だと聞きました。心配。
nibuya @cbfn
何もかも手につかなくなると、まあ何故かフォークナーしかない、『八月の光』だ・・・と思うのですが、そんな時に限って時間がない。まさにうまくいかない。
nibuya @cbfn
一昨夜丑三時コンピュータを起動したらお経の声が鳴り出し、ネットかYouTubeが繋がっているのかと探しまわってもお経は止まない。結構不気味な気分に成りかけたらDVDプレーヤーに入っている小津監督の『戸田家の兄妹』の一周忌の場面が起動していたのでした。いや、意外に怖かった・・・です
nibuya @cbfn
名古屋より帰還。幸い予告だった大雨はなかった。行きに一度数分の豪雨を走っただけで済みました。・・・相変わらず名古屋の山部(?)は蜘蛛が多い。置いておいたバイクは二日目には蜘蛛の巣だらけだった・・・・。夜中にホテルで放送大学の芸術論の講座をぼんやり見る。何もかもウンザリ・・・
nibuya @cbfn
衝動買いでジム・クレイスの『死んでいる』『四十日』『隔離小屋』を買ってしまう。読んでないから評価も何もない。ロビンソン系統の現代版なんだろうと予想する。実はあんまり期待してない。徹底した無神論云々の解説。ま、こうした極限設定そのものが宗教体質なんだから無神論なんて言葉は杜撰
nibuya @cbfn
菅啓次郎の『斜線の旅』をパラパラ見る。羨ましい静かな知的な闊達さ。相変わらず、不思議なくらい「他者」というものが軽々と透明になってしまう感性。皮肉でも何でもなく、最も模範的に完成した「完璧な傍観者」のあり方。運動するエピクロスの園・・・
nibuya @cbfn
私事。今の17がそろそろ寿命心配なので、格安のほぼ新品MacBook17でEGwordを動かすことに成功。嬉しいことにEGbridgeも動く様子。SnowLeopard迄なら何とかなるみたいです。ま、新しいOSは僕には要らない。
nibuya @cbfn
ラヴェルの『亡き王女』と弦楽四重奏曲が聴きたくなるが、元が「美し過ぎる」「ポピュラー」なので意外にいい演奏がない。結局前者はクリーヴランドとのブーレーズ、後者はラサールかジュリアード・カルテットか・・・
nibuya @cbfn
フーコーの講義録の新刊が結局十月まで届きそうもないので、予定変更でまずは歴史のおさらい・・・って、何もかも独学で来たので知識調整です、今更。マルク・ブロックとフォシヨンとか、まさに今更の再読。学生時代に読んだっきりか。それはそうと、金井美恵子さんの批評文集全三巻が届く、素晴らしい
nibuya @cbfn
・・・先日、久しぶりに友人の研究室、アメリカ現代美術、というか「前世紀の美術」と言うべきかの原書。まあこうした美術書を出している分アメリカは健康(?)。これを使って二番煎じの研究者が日本にまた生まれて語り出す・・ジャッドとか何とか今更言い出すんでしょうね。ないよりましだから結構。
nibuya @cbfn
古い知り合いに、殆ど誰も見たことのないようなプリントのフィルムを誰よりも見て、その資料を蓄えている「研究者」がいる。ところで僕は彼からそれらのフィルムを輝かせるような発言も文章も見せられたことがない。まったく批評的煌めきのないマニアックな特権的趣味人でしかない者の鬱陶しさ。
nibuya @cbfn
全くもって変な理由で相性の合わない小説家がいて、例えばポール・オースターとかで、読もうとすると雑用で時間がなく、さて、と思うとどこかに消えてしまっているということが続いて終に一冊も読んだことがない。そのうち、ローラ・ニーロでも聴いてればいいやという理不尽な納得で読まなくなる・・・
nibuya @cbfn
読んでないのだから完全な偏見だが、僕は「さみしいアメリカ人」という匂いにあんまり興味がないのかもしれない。ジョニ・ミッチェルの『ミンガス』でいいよ、とか、これまた理不尽なのだ。
nibuya @cbfn
サリンジャーは中学の時無理して原書で例のヤツ(!)を読んだがあんまり印象に残らず、『バナナフィッシュ』だけしか記憶に残っていない。
nibuya @cbfn
以前の東京オリンピックの時、僕は東京育ちですから現地(!)にいたはずですがそれ自体の記憶は全くない。テレビ中継は貧弱で、都内は行動規制だらけで面倒だったからかもしれません。後に八王子に強制的に市川崑の『東京オリンピック』を集団で見に行かされた時の記憶しかない。
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