火砲小話3本立て~タウビンの40.8mm自動擲弾銃・タングステン節約型45mm硬芯徹甲弾・自動無反動対戦車砲

赤軍試作火砲関連の小話を3つ ・タウビン技師の40.8mm自動擲弾銃 ・タングステン節約型45mm硬芯徹甲弾 ・無反動砲で機関砲で対戦車銃な「RPTR」
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ゴロホヴェツの砲兵研究試験場と言えば、今の日本で言えば防衛省技術研究本部とかに相当すると思うんだけどもな。なんなのこれ

2013-11-04 14:48:17
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

や、こういう考えはいかん。ここはANIOPのスタハノフ的な短期間低コストでの問題解決を賞賛すべきだ

2013-11-04 14:52:31

自動無反動対戦車砲

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

30年代の赤軍は無反動砲熱に浮かれてて、航空機や戦車にまで無反動砲を積もうとしてたわけですが、対戦車砲部隊もまたその熱病からは逃れられなかったみたい、というお話

2013-11-04 17:15:28
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

1934年、2名の技師が航空機用の76mm自動無反動砲を提案し、まず45mm口径での試作が認められた。これの仕組みが面白い http://t.co/0gQHPwzpfl 見ての通りガス筒がある。発射ガスの一部を用いてバネを圧縮し、それで発砲後に砲身を前進させて再装填するわけ

2013-11-04 17:24:55
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

この45mm自動無反動砲では、装填時に砲身は450mmも前身するようになっていた。その砲身移動分は反動が生じたはずだから厳密に無反動ではないんだろうけど、火砲の復座器程度の動きだと思えば大した反動でもなかろうと想像する

2013-11-04 17:28:55
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

続いて1935年から翌年にかけて、件の45mm航空用無反動砲を開発した技師の一人が37mm 「ロケット対戦車銃(RPTP)」を開発する。実際には銃でなく砲だし、ロケットでなく無反動砲なんだけど、そう名付けられてるんだから仕方ない http://t.co/Fyqj9R6C4H

2013-11-04 17:33:43
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

37mm RPTP(https://t.co/prS64VII4G)はガス圧動作の自動無反動砲。弾頭は従来の37mm対戦車砲と共通で、初速は545m/sと控えめ。でも6発クリップ装填で30発/分の射撃速度(装填手操作込の実用速度)を発揮できる。そのうえ重量は63kgに過ぎない

2013-11-04 17:38:41
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

. @FHSWman いけね、RPTPじゃなくてRPTRだ。プーシュカ(砲)じゃなくてルジヨー(銃)

2013-11-04 17:42:47
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

対戦車砲としては軽くて素晴らしく扱いやすそうに思える37mm RPTRだけども、結局は重量と発砲ガスによる暴露のし易さが嫌われて採用はされず。対戦車砲でなく対戦車銃の分類にしちゃったせいで、63kgでも重いと判断されたのかも

2013-11-04 17:46:28
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

尤もソ連の無反動砲の歴史はそこで終わるでもなく、その後も度々計画が持ち上がっては消えていたみたいです。例えば1943年にOKB-43は76mm航空用無反動砲DRP-76なんて物を作ってます。弾頭重量4.6kg、初速530m/s、発射速度80発/分という凄まじさだけど、何に積むやら

2013-11-04 17:50:29
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

しかして考えてみれば当たり前の話なんですが、無反動砲で機関砲を作ろうと思ったら当然反動利用は無理で、ガス圧作動式になっちゃうんですね。RMK-30はどういう仕組みなんだろ

2013-11-04 17:56:04
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

リボルバーカノン、そういうのもあるのか…… http://t.co/LpGCUZyjSt いやいや

2013-11-04 17:59:13