@naoya_fujita 佐藤雄一氏の発言について、現代詩、詩を信じる
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さてと、佐藤雄一氏の鼎談のtogetterを見ました。tsudaりなので不正確かもしれず、文脈を無視しているかもしれないということは理解したうえで、発言内容が真実であると「仮定」して意見をば… http://togetter.com/li/58550
2010-10-12 06:04:33で、この発言がもし本当に言われたのなら、やはり問題があると思う。「黒瀬 佐藤さんは詩を信じてるのが羨ましい。 佐藤 マネタイズできれば詩じゃなくてもいい。コミュニケーションのなきら美学的な資質を立ち上げていきたい。」
2010-10-12 06:05:37「現代詩を盛り上げたい」という理念で、現代詩を愛する人が集まって、コミュニケーションや活動が起きて、そこから美学が発生するという構造のはずなのに、「マネタイズできれば詩でなくてもいい」というのだったら、わざわざ儲からない詩でベンチャー的なことをやる理由が分からない。
2010-10-12 06:07:36「詩には普遍的、かつ根源的な価値がある」という信仰と情熱と、それを説得する作業がなければ「現代詩を盛り上げ、話題にする」ということ自体が必要のないことになってしまうし、人や詩が目的ではなくコミュニケーションの美学を生み出す手段に貶められている。そうすると、人は来なくなりませんか?
2010-10-12 06:10:06「詩」が目的でもなく、「詩」でなくてもよく、コミュニケーションこそが目的であり、美学も後から見つけるのであれば、お料理教室とかグループセラピーでいいのではないかと思わなくもない。そうではなく、詩が重要なんじゃないですか? マネタイズや政治の問題こそが手段でしょう。
2010-10-12 06:12:05マネタイズや政治、あるいはコミュニケーションを「詩」あるいは「芸術」にするということなのかもしれない。その考え方はありうると思う。しかし、コミュニケーションが眼に見えるアウトプットとして、優れた作品になっているかは疑問に思う。
2010-10-12 06:13:41僕は個人的には佐藤さんにも黒瀬さんにも、詩や美術に対するナイーブな愛着やロマンチシズムが本来的にあるように思う。というか、なければ、サイファーやカオスラウンジは、詩や美術を投機対象にした権威と金銭の獲得をする財テクに過ぎないものでしかないと思う。
2010-10-12 06:16:29「詩」や「美術」に価値を見出していないのであれば、それは空疎なコミュニケーションの連鎖であって。でも、人が何かを「語る」のは、優れた作品に衝撃を受けたときだけなのではないかと僕は素朴に思っている。語りたくならせる作品が強く軸として存在し、その価値を信じていない「語り」は失速する
2010-10-12 06:19:20.@kakiageonrice 「祭りを持続可能なものへと転形させるために何らかのシステムに書き換えようという発想自体は悪くないと思います。」という部分には賛同します。「諧謔」は「諧謔」なのでしょうが、そういう諧謔を公に言わせる何らかの構造と言うか雰囲気が僕はどうかと思うわけです
2010-10-12 06:24:50.@kakiageonrice お金の問題がなんとかなる「システム」が成功するのかが一番の難問なのだと正直思っています。詩人より書き手も読み手も多い小説ですらうまくいってなくて試行錯誤しているのだから、そこは注目し続ける必要はあるでしょうね。
2010-10-12 06:27:13いっそのこと、詩は100円ショップで売っている本と一緒に並んで読み捨てられながら10万部とか消費されるような覚悟を持ってやってくれた方が清々しい。ネオリベ化による忙しさと貧困状態にある読者をターゲットにするならその方がいい。それで回せる作品が市場を作れればだが……
2010-10-12 06:38:43.@kakiageonrice 携帯詩は可能だと思いますね。iらんどには随分あるようですよ。携帯小説に関しては、一時期は『文学界』で特集されたのに、今や一過性だったかのように文学からははずされて、携帯小説にあった文学的ポテンシャルを無視されちゃっているのがもったいない気がします。
2010-10-12 06:44:17WEB環境を利用した作品のパターンの三種類があって、一つは「WEB」自体を平面なり小説なりの中に入れたもの。二つ目は作品背後のコミュニケーションを作品的なものとするもの。二つ目が隆盛しているけども、三つ目の「ブラウザやモニタを最終アウトプットと捉えた表現」が足りない。
2010-10-12 06:46:31僕の知らないところで、誰かがひっそりとWEB文学の可能性を切り開いているのかもしれない。メディア芸術祭のインターネット部門に入賞するような作品が……
2010-10-12 06:50:37.@kakiageonrice 円城さんはプログラムから組むような発想をされる方なので、そのような方向性の作品も考えていらっしゃるのではないかと思います。桜坂さんも電子出版をされていらっしゃいますね。SF作家が割とチャレンジングなのは面白いと思っています。
2010-10-12 06:59:23