表象文化論学会第8回研究発表集会 書評パネル『ドゥルーズの哲学原理』+『動きすぎてはいけない』(20131109)

@tokadaさん ワクテカ@rewktk さんのつぶやき まとめ 第8回研究発表集会|書評パネル 國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』×千葉雅也『動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』 日時:2013年11月9日(土) 続きを読む
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tokada @tokada

置き場なしでそれ自体のみで現出するものは、媒介項によって糊付けされていない、ぶつ切りの真理になってしまう。そうなると現出それっきりで終わりになる、ただその場限りの真理となる。メイヤスーが考えるような、世界が突然崩壊してしまう可能性の議論につながる。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:11:29
ワクテカ @rewktk

とりあえず〈置き場〉に置かれているというその限りにおいて意味作用を仮固定されているのではなく、置き場なしそれ自体のみで現出する→意味作用がその場限りで仮固定されるのではなく、一回性の真理として現出する。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:11:55
ワクテカ @rewktk

國分氏の一連の議論は〈真理の即時性〉である。消費的でない浪費とは仮固定ではなく意味作用が一回性の即時的な真理として現れること。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:13:19
tokada @tokada

國分氏の「浪費」(消費は意味的に連鎖するが浪費は非意味的に切断する)は置き場による媒介を欠く真理となるのではないか。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:13:39
ワクテカ @rewktk

シニフィアンと真理の間。シニフィアン連鎖(神経症)/原抑圧という虚構の失敗(精神病)/真理の非意味的切断。実践的には個々バラバラの消費(自閉症) #表象文化論学会

2013-11-09 14:16:56
tokada @tokada

A. 真理の非意味的切断(自閉症的) 個々バラバラな浪費、時間の偶発的な発生と終了 ↑ B. 原抑圧という虚構の成立の失敗(精神病的) ↓ C. シニフィアン連鎖(定型発達・神経症的) 討議(倫理)の成立、時間の永続性の成立 #表象文化論学会

2013-11-09 14:17:55
ワクテカ @rewktk

堀千晶さんより。國分さんのスピノザの扱いについて。デカルト、カントと来てスピノザを期待してしまう。國分さんの本の中では自発的隷従を扱うところでしか出てこない。何か意図があるのか。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:21:10
ワクテカ @rewktk

原子論のヒュームと習慣論のヒューム、その間に立つもの。#表象文化論学会

2013-11-09 14:25:15
ワクテカ @rewktk

存在論のクィア化。潜在的なものをバラバラ化する戦略。これをやっているドゥルーズ研究は多くない。多くはベルクソンなどを持ってきて単一性(一者)にまとめてしまう。千葉さんは一者の下の潜在性も一切認めない。#表象文化論学会

2013-11-09 14:27:49
tokada @tokada

千葉さんの理論的実践として存在論をクィア化することがあると思うが、潜在性の次元もバラバラにして複数化してしまう(ドゥルーズのように深い潜在性で一者に統合しない)ことが、他のドゥルーズ研究者はなかなかやっていないこと。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:28:00
ワクテカ @rewktk

潜在的なものをバラバラにすること、バラバラにされた潜在的なものを変態化(クィア化)するという二つの戦略。これはとても魅力的。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:29:34
ワクテカ @rewktk

動きすの序論について。浅田彰の話を持ち出して資本主義の分析、意味的切断と非意味的切断、後者の強調という話をしている。しかし千葉さんの議論は、資本主義(の動態)そのものと重なってしまうのではないか。#表象文化論学会

2013-11-09 14:34:46
ワクテカ @rewktk

國分さんは社会的なものから局所的な自我へ、千葉さんはその逆方向のアプローチをされているが、その違いをお二人はどのように考えているのか。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:36:33
ワクテカ @rewktk

司会の佐藤嘉幸さん。二人の本の最も響き合う点はヒュームの扱い。國分さんでは、超越論的経験論=超越論的経験の発生論。超越論的経験論を定義したものでは目の覚めるようなものだった。例えばフロイトおける死の欲動=超越論的なものの発生論 #表象文化論学会

2013-11-09 14:39:49
ワクテカ @rewktk

千葉さんにおいては、バラバラなもの、特異性が関係付けられるということが超越論的なもの。特異性というものを縛る関係性が変わること=生成変化。ドゥルーズはその行きすぎによる自己破壊を抑制していた点がもう一つのポイント。変える事と変えすぎない事という二つのライン。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:43:41
ワクテカ @rewktk

フーコーの話へ。主体(subject=従属性)。人間には本当にやりたいことなどあるのか?という問題。フーコーにはそんなものない、と考えていた。規範の内面化=超越論的なもの。心的抑圧=社会的抑制。ドゥルーズは欲望と社会的抑圧を分けて考えていた。ある種の二元論。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:53:16
ワクテカ @rewktk

スピノザは真理が真理が産出するというモデルで考えていた。しかしその真理というのは個人的な妄想かもしれない(妄想的合理論)。自閉症のあり方に似ているかもしれない。これはスピノザの新しい読み方に繋がるかも。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:59:32
tokada @tokada

國分さんの応答。スピノザにおいては無数の真理を充全に産んでいくのが理想だが、意識が余計なことを考えてしまうのが足かせになる。スピノザの合理論は先ほどの分類でいう自閉症的な段階にあるものと確かに言える。 #表象文化論学会

2013-11-09 14:59:49
tokada @tokada

スピノザの第二の総合は全ポテンシャルの倉庫という話。しかし千葉さんの議論ではそれは要らない。それは消去して、個別にジャンプしていけばいい。そうするとメイヤスーの議論にもつながる。 #表象文化論学会

2013-11-09 15:06:07
ワクテカ @rewktk

國分さんから佐藤さんへ。佐藤さんのフーコーの主体化論、権力装置論は大雑把には正しい。一方でドゥルーズは微細な欲望への視点を持ち込んだ。あっちこっちに散乱する欲望。 #表象文化論学会

2013-11-09 15:09:18
ワクテカ @rewktk

佐藤:フーコーに対してあまりにもマルクス主義的過ぎると言ってドゥルーズを持ち上げるが、フーコー主義者に言わせると「マルクス主義的で何が悪い」。原発政策など国家権力の作動を評価するためには上からの権力と下からの権力の交差を見る必要がある。それが「ダイアグラム」概念。#表象文化論学会

2013-11-09 15:13:04
tokada @tokada

社会をどうにかしようとして自分を壊してしまうか、自分を壊さないようにするか。杏さや論か。

2013-11-09 15:17:31
ワクテカ @rewktk

千葉:社会をどうこうする事よりも自分の個体性を守る事の方に関心がある。社会を変えようとして自分が壊れてしまう人が多い。しかし、それでは自閉的とも言えるので、國分さんのような仕事とセットでやっていく事が必要と考えている。 #表象文化論学会

2013-11-09 15:18:51
tokada @tokada

切断の先にあるのは、ある視野狭窄から別の視野狭窄へ移動するというビジョン。動きすの環世界移動論でも、要素を貧しくすると同時に要素に対する反省を削いでいるということを言っている。簡単にいうと熱中すること。自閉しつつセルフエンジョイメントする。 #表象文化論学会

2013-11-09 15:23:18
tokada @tokada

ガタリは関与していると思うと千葉さん。「ヒューム」という短いテキストが重要。 #表象文化論学会

2013-11-09 15:26:57