法学入門者へのブックガイド(12月19日最終更新)
伊藤正己・加藤一郎編『現代法学入門』 もっともオーソドックスな法学入門書ね。法の歴史、法解釈、法源、各法分野の基本原則など、入門者が得るべきことは網羅的に全て書かれてあるわ。欠点としては、各著者の意見や立場がかなり抑えてあるので、個性が無くて少々物足りないところかしら。
2013-12-02 20:09:59末川博編『法学入門』 前著と同じ有斐閣からの法学入門書だけれど、こちらは、網羅性を犠牲にして、各著者の考えが強めに述べられているわ。学者の思考にぶつかってみたいと思う人はこちらがいいわね。
2013-12-02 20:12:46茨大でもこれ使ってた。内容は忘れた。@Juris_tan 末川博編『法学入門』 前著と同じ有斐閣からの法学入門書だけれど、こちらは、網羅性を犠牲にして、各著者の考えが強めに述べられているわ。学者の思考にぶつかってみたいと思う人はこちらがいいわね。
2013-12-02 20:27:56@Juris_tan 「これはこのように偏っている」と明記されている教科書が良いか、「可能な限り中立公平中庸を目指した」教科書が良いかは、ある程度の専門性がある領域では割と永遠の命題でしょうな。
2013-12-02 20:13:51渡辺洋三『法を学ぶ』 こちらは編著ではなく単著(1人の著者が全て文を書いたもの)であるため、著者の思考が一貫して書かれているわ。著者が法社会学研究者であるため、理論面よりも実践面(法がいかに社会で機能しているか)についての記述が多いわね。
2013-12-02 20:15:57碧海純一『法と社会』 この著者は法哲学が専攻なので、渡辺の著書と異なり、実践面でなく理論面に重点が置かれているわ。法と言語の関係、法の社会安定化機能、法学と自然科学の関わりなど、法の原理論までさかのぼりたい人におすすめね。
2013-12-02 20:19:00@Juris_tan 「あおみ」と名前を読めるようになって法学(法哲学)を嗜んでるのかなと思ったり。著者は今年鬼籍に入ったんですね。知らなかった。
2013-12-02 20:24:43木村草太『キヨミズ准教授の法学入門』 表紙のイラストを見てもらえれば分かるように、これはかなり「読みやすい」本よ。ちょっと癖のある法学者と高校生のやりとりを端緒に法学的な話が広がっていくわ。読みやすい代わりに内容は薄いので、最初の一冊として最適ね。
2013-12-02 20:22:04南野森編『法学の世界』 基本六法に加え、法哲学や法社会学といった基礎法、租税法や環境法といった発展分野を網羅している法学入門書よ。比較的若手研究者が書いており、語りかけるような口調で書かれていて読みやすいわ。
2013-12-02 20:25:43@Juris_tan 大学で講義を取ってても取ってなくても、掲載されてる各分野について勉強のきっかけにするには優れた本だと思います。各執筆者が次に読んで欲しい本の紹介や学習ガイドを書いてくれてるので、次のステップに進めやすいですね。 http://t.co/9WuEuAmSoi
2013-12-02 20:48:43執筆者の人選が上手いなというのが最初の感想です。"@maya_jura: @Juris_tan…掲載されてる各分野について勉強のきっかけにするには優れた本だと思います。各執筆者が次に読んで欲しい本の紹介や学習ガイドを書いてくれてる……http://t.co/FPt4TXbvgj"
2013-12-03 17:28:15末弘厳太郎『法学とは何か 特に入門者のために』 これは著作権が切れており、青空文庫やKindleストアなどインターネット上で無料公開されているので、最も入手しやすいわ。分量も少ないので誰でも簡単に読める上に、法の実践的側面からの記述が興味深いわ。
2013-12-02 20:38:20@Juris_tan 予備知識無しの法学初心者、また、法学への理解を深めたい方には伊藤真の法学入門をお勧めします。根本的・哲学的な「法そのもの」を分かり易く、丁寧に書かれていますので、本当にはじめての人にも読み易いかと思います。法学の他分野を学びたい方にも是非勧めたい一冊です。
2013-12-03 11:43:16@Juris_tan 法学たん、時機に後れてますが、三ケ月章『法学入門』を是非まとめに加えてあげてください。法曹志望者にとっては、今でもトップレベルに刺激的な名著と言うことができると思います。
2014-07-17 21:56:13