(元)名古屋大学工学研究科(旧)助教授 玉置 昌義( @Dr_Head_TMI )さんの呟き2013年12月分( for #genpatsu #原発 )

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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)2013年10月のひと月間に、台風26号や大雨などにより、揺れ動いた事故原発の外側境界条件が、格納容器・圧力抑制室などの開口部を通して、事故原発内部の状態パラメータに思わぬ変動を誘起させ、またとない議論の焦点の存在を示した。 http://t.co/dCvrv5JPil

2013-12-23 20:51:21
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)台風26号を始め、幾度となく大雨が福島事故原発を襲い、作業に幾多の影響を与え、放射能汚染水さえ海へ流さざるを得ない事態が続いた。ただならぬ外部の事態は収束作業の破滅さえ想像させた。その低気圧と地下水上昇の境界条件の大きな変化が事故原発内部へも影響となって表れることになった。

2013-12-23 20:57:55
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131223_2_08 放射性汚染水タンク群。台風と豪雨により増え続けたタンク周辺の雨水、タンクからの汚染水漏れが重なって、一時は破局直前状態になった。海へ放出してしまったのだから、破局であったことは免れない。その後も続いている。 http://t.co/oXEWT1xH5I

2013-12-23 21:57:11
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131223_2_09 事故原発の周辺でも境界の特徴を物語る事態が続いている。3号機の屋上(屋根が飛んだので今では屋上相当)で時折みられる湯けむり騒ぎ。境界の壁に湯気を発生させるほどの高温部と水たまり箇所があることを物語っている。 http://t.co/xzFs7O8Nb3

2013-12-23 22:02:19
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131223_2_10 「台風26号および降雨などの境界条件過渡変化に対する福島第一1-3号機の内部状態パラメータの応答」と題して、日本原子力学会中部支部第45回研究発表会(12月17日 名古屋大学)発表再現でその様子を伝えよう。 http://t.co/sQLfdn30V1

2013-12-23 22:08:04
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131223_2_11 福島原発事故についての発表は、名古屋で開催予定だったGLOBAL2011(幕張 2011/12)の論文・ポスター発表2件。原子力学会中部支部での今回合わせて3回シリーズもの、ツイート内容纏め報告の口頭発表。 http://t.co/eUgBZpSkJi

2013-12-23 22:14:48
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)[前回発表までの経緯] 東電HPの福島第一事故原発に関する公開データを見つめ続けて1年9ヶ月。日々炉内で起った現象について、定性的ながら議論のツイートを展開し、本研究発表会などで報告してきた。東電原発管理者による計画的入出力パラメータの過渡変化が及ぼす内部状態変化の把握に

2013-12-23 22:17:36
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)努めたが、制約があるデータ収集の中では境界条件があいまいなままの議論をせざるを得ないケースが多かった。  [今回発表への経緯] 2013年10月のひと月間には、台風26号や大雨などにより、揺れ動いた事故原発の外側境界条件が、格納容器・圧力抑制室などの開口部を通して、

2013-12-23 22:20:33
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)事故原発内部の状態パラメータに思わぬ変動を誘起させ、またとない議論の焦点の存在を示してくれた。この10月の東電HPデータ処理から垣間見る事が出来た事故原発のいくつかの側面について報告する。//以上が今回の発表に至る背景(研究発表会予稿より)です。以下、内容に入ります。

2013-12-23 22:23:41
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131223_2_12 福島第一・1-4号機の現状、東京電力のまとめ。各号機の事故発展特徴の箇条書き、現状の代表的パラメータの数値、現状の燃料・冷却水水位・圧力容器/格納容器の状態を表わす図のセットでまとめられている。詳細解説略。 http://t.co/lMSg4nky4n

2013-12-23 22:34:09
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)主要項目を描きこみ。1・3・4号機は水素爆発、2号機は高圧破裂。それぞれ大量の放射能漏れ(4号機は無)。直近では、1号機の地下室での水漏れ確認、2号機は建屋地下からの大量放射能汚染水漏れ、3号機湯煙。4号機燃料土地出し開始など。 http://t.co/ObtLkkhUkf

2013-12-23 22:40:34
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)この東電の現状把握を10月の台風・大雨の影響からどう描き直し、描き加えるか。物質の状態に分けて考えてみよう。気体は現在も発生中の水素、何処からの背景を探る。液体は冷却水、何処に滞留しているか、特に圧力容器内の水位は? 最後の固体、メルトダウン・スルーした燃料デブリの在り処?

2013-12-23 22:47:52
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131223_2_13(20131224_13で「福島原発の現状」講演シリーズ引き継ぎ)。固体と液体の在り処。炉心燃料のメルトダウン&スルー評価値。1号機:100%、2号機:57-70%、3号機:63-64%。既出の図表示より大きい数値? 3年近く見てきた印象と幾らか異なる。

2013-12-24 07:15:03
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)水素発生個所との関連で議論することに。それに圧力抑制室(S/C)への燃料(核分裂生成物・死の灰を含む)の流れ込みはあったかどうかをどう探るか。これも水素発生個所に関わる議論点。続いて液体。冷却水は何処に溜まっているか。格納容器内の様子は、2号機からに近い、3号機は相当深い。

2013-12-24 07:22:09
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)1号機はその半分程度。この滞留水、圧力抑制室(S/C)ではどうなっているかも格納容器・圧力抑制室・ベント管の破壊カ所の特定と絡んで議論課題。固体(放射能量・線量強度)と液体(水)が共存する時に、放射線分解による水素発生条件が整う。両者の関係をどう見極めるかが現状把握の糸口。

2013-12-24 07:26:28
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131224_14 現状を表現するための事故原発の図、モデルを考え出します。モデルの起こりは、2012年2月5日「福島原発事故 収束・廃炉に向かわせるために -科学的見立て法の検討を期待して-」と題した卒業大学クラス会での講演から。科学系と云うことで、事故化学工場をイメージ。

2013-12-24 08:40:55
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)「化学力でどう応えるか」、事故原発への冷却水給水と水素濃度希釈化窒素封入を「体系のガスクロ・液クロによる化学分析装置」表現。排気ガスを反応ガスと見立て、化学分析することで体系内の化学反応挙動を定性・定量評価し、内部状態を推察することから着手。2段階の改定を経て最新モデルに。

2013-12-24 08:49:11
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)本講演シリーズの理解を助けるための事故原発TMIモデルへの用語描きこみ図。燃料・水素発生・水位・水/気体漏れ個所などの議論のための説明図としてあれこれ書き込んで繰り返し登場する図の基本構成。 http://t.co/0BxeAOgPYW

2013-12-24 09:14:20
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(補)20131224_14のツイートに必要図面の貼付を落としてしまったようです。話は伝わらなかったようです。順序が狂いましたが、補足のためにここに張り付けておきます。説明は、元の場所を参照の事。 http://t.co/McVy81Dx19

2013-12-24 09:19:05
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131224_15 「福島事故原発の現状、ー2013年10月編 台風26号が教えてくれたことー」本編に入っていきます。気象庁の10月の天候のまとめ。10月前半は顕著な高温。そして大雨。さらに繰り返し襲った台風、とりわけ台風26号。 http://t.co/cbO7hC21W6

2013-12-24 09:30:06
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131224_16 10月の天候を福島事故原発の境界外側パラメータとしてとる。台大気圧変動。台風と大雨の繰り返し。回数も多く、その変動幅も大きい。特に台風の鋭い気圧落ち込み。原発設置箇所のデータはなく、小名浜・福島・仙台が一致する http://t.co/q8DzB39uV3

2013-12-24 09:39:11
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)ことを確認し、平均をとって原発用データとした。大雨は汚染水対策を過酷なものにしたが、地下水の水位の上昇が、原子炉建屋地下室の水位をも上昇させ、水面下の圧力抑制室への外側境界条件の変動に繋がることになった。圧力抑制室の開口部の有無の自然力による試験の役割を果たすことになった。

2013-12-24 09:44:16
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

20131224_17 大気圧と地下室水位の変動をどう事故原発の挙動に結び付けるか。原発基本モデルTMI_2013に、過去の情報から得た知識で容器壁に開口が出来た可能性がある箇所を描きこむと、1-3号機を合わせるとこんな具合になった。 http://t.co/8NgACHvDRE

2013-12-24 11:47:39
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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

(続)多くの穴を通して外からの影響があっては、議論の進めようがない。10月編用に特別モデルを作成した。燃料箇所、水位箇所、水・窒素吹込み箇所およびガス排気箇所を初期入力条件、空気・水を境界条件として想定。開口部は一か所で代表させる。 http://t.co/bkHOSY6AbA

2013-12-24 12:01:14
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