クリストファー・バズビー氏による大阪の大気の分析結果を検証する
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@jsdfq43wtr 「大阪の公害問題を考える会」で測定したγスペクトルが試料に添付されていたが、それもCs137は検出されず、K40の強いシグナルが見えたとあります。http://t.co/iqU6shItPl
2013-12-21 06:57:42@parasite2006 お, すみません見落としてました. そうすると, セシウムが出ないもんだからウランの測定に切り換えたという穿った見方が. 2次測定で何を測るのかもよくわからんのですが. (すみませんわからんことばかりで)
2013-12-21 07:00:48@jsdfq43wtr 英文の検査成績報告書http://t.co/iqU6shItPl の最終セクションによれば、高分解能のγ線スペクトル測定(おそらくGe)でα核種の同定を行うとともにウラン235(これは人工放射性物質)とラジウム226を定量することになっていたようです
2013-12-21 07:07:25(ワーーン!間違えた)
@parasite2006 @jsdfq43wtr すみません、ウラン235は天然放射性物質でした。ウランの人工同位体は236です。U2325/U238比は天然由来かどうかを判定するためのチェックポイント。
2013-12-21 07:19:30(本論に戻ります)
@parasite2006 ですね. しかしこれバズビー氏が虚偽の内容を報告するんじゃないかとも思ったのですが, ブログに未だに情報が上がらないというのは一体何が起きたのかと. 1. 彼等の思うように出なかった, 2. バズビー氏からの報告がまだない, の2通り?
2013-12-21 07:10:44@jsdfq43wtr 試料を預けたのが10月はじめで、α核種の分析にどの程度時間がかかるかものは放射化学の専門家に聞いてみる他ありませんね。また最初の質量分析にどの程度のレベルの装置を使ったかも機種が書いてないのでわかりません。二次測定にそれよりいい装置を使えるめどがあるのか?
2013-12-21 07:15:31@parasite2006 日本に来てやらかしたとこを見ると, 本当に検査してるのかどうか... α核種の出自は不明って書いてあるのでどこまで本気なのやら.
2013-12-21 07:19:07@jsdfq43wtr 英文の検査成績報告書http://t.co/iqU6shItPl で最初のα核種の検出に使っているCR39 Alphatrack http://t.co/ig0tYa9GVJ って、室内の空気からラドンを検出するのに使う簡易サンプリングキットですよ。
2013-12-21 07:22:41@jsdfq43wtr 米国環境保護庁の室内ラドン分析法http://t.co/x98KQiGTdc に準拠していると書いてありますが、ラドンだけを測定するのか、他のα核種も一緒にひっかかるのか、ちょっとよく読んでみないとわかりません。
2013-12-21 07:29:56バズビー氏の英文検査報告書http://bit.ly/1bp5dI2 のセクション2によると、この簡易サンプリングキット http://t.co/ig0tYa9GVJ を預かったエアフィルターと一緒に(おそらくは密閉容器内でキットの試料採取用プラスチック片とエアフィルターを接触させて)24時間放置し、プラスチック片をキットから取り外してα粒子やα線の飛跡が見えるようにする処理を行った後(この操作がdevelop。具体的には米国環境保護庁の室内ラドン分析法http://t.co/x98KQiGTdc のセクション2.2.3の第1段落にあるように、腐食性のある液体=caustic solutionでプラスチック片を処理して、α線の飛跡によりついた傷を見やすくするのだそうです)、顕微鏡で観察するという一番原始的な検出法を行っています(自動カウンターにセットして自動的にα線の放出を測定するのが本式の方法で、正式の認定を受けた検査機関ならたいていこうした装置を持っていて、公的に規定された方法で校正の上使用しています)。こういう方法ではα線を出す物質を一緒くたに検出するだけで、種類まではわかりません。結果は「ホットパーティクルの星は検出されず、フィルター上の物質量が少なすぎてα放射活性を確認できなかった」とあります。
その後セクション3では、フィルターをα線とβ線の同時検出が可能なシンチレーションカウンターと一緒に遮蔽箱に入れて測定したところ、α線とβ線が検出されたとありますが、この測定に実際に使われたのは何とElectra 4Bという米国Thermo製のα/βサーベイメーターです(このカタログhttp://bit.ly/JcgWPa のp.3に写真あり、取り付けられているのはα/β両用の検出器DP2。検出器単独の説明がp.16にあります)。
このように見て来ると、バズビー氏のお膝元でできるのはいずれも簡易測定ばかりで、NaI検出器付きのγ線スペクトロメーターを除いて定量的な測定ができる本格的な分析機器は持っていないようです。
@parasite2006 おおうw これの2.1節なんか見るとそう時間のかかる作業でもなさそうなのですが. 試料の加工などがよくわかんないですけども. http://t.co/B8DzIccZmA
2013-12-21 07:31:34@jsdfq43wtr この資料いいですねhttp://t.co/xS6QmAcQQf 3ページ目の右上に分析手順図がありますが、α線スペクトル測定用の試料調製は本当に大変です。「
2013-12-21 07:36:46@parasite2006 はい, ここのとこの調製がわからんとこでもあります. ところでさきほどの資料 http://t.co/Qle6ogclVV の 2.2.8 節冒頭を見ると, ほいほい測れるようなもんでもないようなw
2013-12-21 07:40:17@jsdfq43wtr 「南相馬でプルトニウム」騒ぎのときに一度調べたのですがhttp://t.co/PW9S5yEZrd 酸抽出し、夾雑物を複雑な手順で分離、濃縮後の試料をステンレス板の表面に電着し(金属をメッキする操作と思って下さい)この板を測定装置にセットして真空状態で測定
2013-12-21 07:39:05@jsdfq43wtr ですから最近は質量分析(ICP-MS)がのして来ているわけでして。酸抽出後の夾雑物分離操作が大幅に簡略化できますし、ステンレス板に真空中で電着する段階もいりません。どうしてもα線の検出を証明したい場合を除いては、質量分析で十分という傾向はますます進みそう
2013-12-21 07:45:24@parasite2006 大阪の会もババ引いた感じが. 測定に手間暇かかるのは誰にでもできるわけではないという点である意味安心なのですが.
2013-12-21 07:48:59@jsdfq43wtr そうそう、酸抽出と言えば、バズビー氏の英文の検査成績報告書http://t.co/iqU6shItPl によれば、質量分析を行ったのはドイツのラボで、試料の酸抽出を行っていなかったため実際の量はもっと多い可能性があると言っているそうです。
2013-12-21 07:53:19@jsdfq43wtr バズビー氏の英文報告書http://t.co/iqU6shItPl 自体が最後の「結論」で「Cs134もCs137も検出限界の1.5 Bq/kgを越えず(注:NaI検出器による測定)、試料(大気を吸着したフィルター)上に福島由来の降下物がないことを示唆」
2013-12-21 07:57:20@parasite2006 しかしこれ欲しいのは比率なので何を言いたいのか. おっしゃる通り文末でCsは無いと. 会のほうは是が非でもなんか出してほしそうですね. 一体いくら金をかけているのか.
2013-12-21 07:59:22@jsdfq43wtr そんな感じですね。もはや福島由来云々は脇に置いといて、ゴミ焼却場の排気が健康に有害だと言ってもらえさえすればいいという気分かしら。
2013-12-21 08:02:58