いまこそ軽減税率について考えよう

普通の経済学者同士がお話すると、こういう雰囲気になります。
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島澤諭(仮) @shimasawa

Yahoo!ニュースで記事を公開しました。 いまこそ軽減税率について考えよう(島澤諭)- Yahoo!ニュース http://t.co/NkbJrrnOVZ

2013-12-11 11:37:20
小黒一正 @DeficitGamble

@shimasawa コラムには全く同感ですが、一般的に、価格弾力性も課税する財・サービスの範囲を広げると、代替の逃げ場が減少するために低下します。マニアな話で、恐縮です。

2013-12-11 11:45:05
Toshiya Hatano @hatano1113

@DeficitGamble @shimasawa 小黒先生の「代替の逃げ場が減少する」という御指摘は、その財の価格に対する弾力性だけでなく、交差価格弾力性のことまで考える必要があるということですね。竹内幹「間接税のラムゼイルール」http://t.co/ehXNpn86Me

2013-12-11 12:31:42
Toshiya Hatano @hatano1113

@DeficitGamble @shimasawa 理論的には、全価格と所得が同率で変化する(価格構造と豊かさが不変)と、需要構造は不変ですが(同次性)、この分野の代表Deaton&Muellbauer(1980)http://t.co/GEHtGbavEWは同次性に否定的です。

2013-12-11 14:08:15
Toshiya Hatano @hatano1113

@DeficitGamble @shimasawa ただし、推定期間を分けると、同次性が成立しやすくなるという研究成果もあるようです。 溝渕健一・谷崎久志(2007)「AI 需要システムによる弾力性の推定について」『日本統計学会誌』http://t.co/4fEWo1UTSx

2013-12-11 14:16:52
島澤諭(仮) @shimasawa

@hatano1113 @DeficitGamble ペーパー未読ですので、条件反射的で恐縮ですが、推計期間を短くすると需要を変化させるのが困難だからでしょうか。

2013-12-11 14:24:25
Toshiya Hatano @hatano1113

@shimasawa @DeficitGamble 当該論文では、同次性が成立している状態が自然で、推定期間を長くすると消費行動に構造変化が生じ、推定結果がその構造変化を拾ってしまうという説明をしています。しかし、島澤先生の解釈も一理あると思います。

2013-12-11 14:39:15