野川忍・明大大学院教授(@theophil21)が語る「就業規則とは何か」

会社で働く上では絶対に守らなければならないと皆思っている就業規則。しかし、法的にはそれは相対的なものでしかないと言うことを野川忍・明大大学院教授(@theophil21)が解説。
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theophil21 @theophil21

(3) そして、実質的対等性が隅々まで確保されるなら、労働条件を労使の間での合意にゆだねることで合理的で妥当な結果が導かれる、と想定されるので、労働組合の役割は最大限に重視されているのです。

2010-10-20 13:11:40
theophil21 @theophil21

(4) 日本国憲法もまさにこの原理に立っています。そして、ここからの重要な帰結の一つは、労働者が国家に求める制度的支援の中核は、直接保護されることではなく、連帯して力を発揮するための制度的環境を十全に整えることだということになります。労働組合の他にも多彩な労働者代表制が必要です。

2010-10-20 13:15:23
theophil21 @theophil21

ベストセラー「孤舟」(渡辺淳一)の番外テーマの一つは、会社で大きな顔をしている部長や専務は、組織の一部としての肩書きが偉いだけであって、組織から放り出された個人としては何も偉くない、という冷厳な事実。「使用者側」に立つ者に想像力があれば、個人としての労働者への理解も及ぶだろう。

2010-10-20 13:27:14