制度を作るときには現実に即した前提を置く必要があるよ
人間は支配された方がラクなんだよ。他人の言う通りに生きて、何か起きたら他人のせいにして、自分は絶対に傷つかないようなところで、一生をおくる。その人生もあっていいと思うけど、俺はそっち側の人生を送りたくない。
2014-01-12 23:27:04読書ドンの言うとおり、人間は支配された方が楽って考えてしまう傾向がある。人に手綱を引かれる人生なんて送りたくないって思うことはあっても実際に行動へ移す人は少数派だね(※ 念のためいうと、読書ドンを揶揄する意図はないよ)。それが良いか悪いかともかく、世の中はそうなっているんだよ。
2014-01-12 23:54:18であれば、広く世の中に適用される法令や制度は、現実に合わせて「人間は支配された方が楽って考えてしまうもの」っていう弱い人間像を前提として構築される必要があると思うんだ。「人間は支配を逃れて徹底的に独立を貫こうとするもの」っていう強い人間像ではなく、ね。
2014-01-12 23:56:29将来的には世の中に「支配を逃れて徹底的に独立を貫こうとする」強い人間を増やしたいって思っても、現状では「支配された方が楽って考えてしまう」弱い人間が多いって前提で制度を構築する必要がある。現実にそぐわない前提を置く制度なんて当初から無用の長物、役に立たないどころか有害だからね。
2014-01-12 23:57:59高い理想を掲げていても、出発点は実情に根差した現実的なものである必要があるんだよ。これは行政法などの法令を立案、制定するときにも言えることだろうし、法令の前提として構築される制度や政策を立案、策定するときにも言えることだと思うんだ。
2014-01-13 00:00:09反応など
まとめを更新しました(反応などを追加しました。リバタリアニズムの点からの反応が主でしたが、それに限った話ではありません。)。「制度を作るときには…」 http://t.co/IrjluZ1p9z
2014-01-13 18:03:57その1
その前に、ある分野においで政府にその「弱い人間」を導く能力が欠けているなら、社会を構成する他の主体に任せて手を引いた方がいいんじゃね
2014-01-13 00:22:55人間の「誰かに導いてほしい!」って欲求は否定しないけど、人間が人間を導けるだけの知性と仕組みを手に入れるのは遥か将来の話で、現状では上意下達式の政策こそより現実的じゃない。
2014-01-13 00:27:09@Cha_Chaac 政府以外の主体の方が弱い人間を導くのにより適しているのなら、政府以外の主体に任せる方がいいと思います。 ただ、どちらが導くのが適切か不明、またはどちらでも変わらないようなら現状維持がいいとも思います。あえてコストをかけるほどの意義はないので。
2014-01-13 00:45:41@Cha_Chaac 政策すべてが上意下達で立案、実行されるってわけではないですし、上意下達方式で意思決定する場合でも上位の者が持つ権限を下位の者が行使する「専決」という方法で迅速化、省力化を図ったりして、現実に対応していってます。
2014-01-13 00:48:26@admi_tan 導いてもらう主体の変更はたしかにコストがかかりますが、権力を背景に積極財政やパターナリズムを実行しがちな政府は失敗のリスクが大きく、そのリスクより他の主体のリスクや先述のコストが下回るなら、なにも政府にばかり頼ることもないと思います。
2014-01-13 00:58:26@admi_tan 「上意下達」を間違って使っていました。許認可等の氾濫する規制や、最低限を超える社会保障や積極優遇政策等のパターナリズムを指しているつもりでした。
2014-01-13 01:05:15@Cha_Chaac 政府の失敗のリスクが大きいかはともかく、そういうリスクがあるのは確かですね。問題の核心は、そういったリスクやコストの分量をどうやって計って比較するかにあるのかもしれません。
2014-01-13 01:08:00@admi_tan そうですね。それについての客観的な比較がなかなか出せないのは私の浅学によるところです。 過去の「政府の失敗」をあげつらったところで学問の世界で相手にされるとも思えませんし。
2014-01-13 01:16:03@Cha_Chaac わたしも一通り勉強した学問は法学くらいで、政策にかかるリスクやコストをどう計るかの勉強はまだまだ不足しています。 過去の「政府の失敗」について取り上げることは、現行制度のまま置いておくと将来似た類型の失敗をするおそれがある…って論証できればアリだと思います。
2014-01-13 01:24:28その2
その前に、ある分野においで政府にその「弱い人間」を導く能力が欠けているなら、社会を構成する他の主体に任せて手を引いた方がいいんじゃね
2014-01-13 00:22:55俺もそう思うな。 そもそも、リバタリアニズムって「超人」をイメージした法制度を考えてないし(アナキャピでさえもそう)。 言うなれば、現実の法令や制度が役立ってない上に、現実を無視したような立法者意思に従った法制度が成立してるから問題視されてると思うよ。
2014-01-13 00:27:23アナキャピは分からんけど、クラリーもミナーキーも現実に即した議論をしてると思う。 クラリーは理想よりも、寧ろ人間の不合理性から議論してるし、ミナーキーは現実的な財政均衡の重要性や、行政の立憲的統制を説明してるやん。 それでも現実的じゃないと言えるなら、現実はこの世に存在しないよ。
2014-01-13 00:33:39行政法たんの言いたい事は分かるんだが、でもそれって本当に現実に合ってるのか甚だしく疑問じゃないかな? それと、傾向と法則は別だからね。何か、それを混同してると思う。
2014-01-13 00:49:11@Knowledge1945 大臣がするまでもない意思決定を、大臣の委任を受けた局長が行う、っていうのは現実に対応していることになるんじゃないですか? あと、傾向と法則というのは何についての傾向、法則でしょう?
2014-01-13 00:52:41