神道学博士のツイートまとめ

Nakamichi51@神道学者(@genshin01)のツイートまとめ。ちょっと琴線に触れる部分もあるので、個人的備忘録として。
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Naka51@神道学者 @genshin01

史料に基づいていなかったり、考えていないテキトーな人の主張を聞いていると、昭和20年の敗戦を境にコロッと主張を変えた人と同じ匂いがする時があります。(←参酌すべき様々な事情はあるにせよ)例えば「天壌無窮(てんじょうむきゅう)」「国体」「天皇」といった言葉をテキトーに並べる。【続】

2014-01-11 12:14:29
Naka51@神道学者 @genshin01

『醒睡笑(せいすいしょう)』という笑い話を集めた本があるのですが、その著者が安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)上人。お名前は存じていたものの、新京極通の誓願寺の住職だったとは。京都はそこかしこに行きたい所がありすぎる。あれ?和泉式部が菩薩になったという能が「誓願寺」だったような…

2013-10-10 23:42:23
Naka51@神道学者 @genshin01

@piyokokun 私の交流の範囲内ですが、カトリックでそうした方は珍しいように思います。なので不覚にも驚いてしまった次第です。(ひょっとしたら私が地獄耳だったのかもしれません)一方、キリスト教っぽい新宗教には本当に酷い言葉をかけられたことがあります。それは「悪魔」(*_*)

2013-10-12 02:07:09
Naka51@神道学者 @genshin01

靖国神社の「靖国」という名前は明治天皇が命名されたもの。「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。もうすぐ秋季例大祭。改めてその意味をかみしめたいと思います。

2013-10-12 01:06:49
Naka51@神道学者 @genshin01

昔、いわゆる左翼系の研究会に呼ばれて、研究発表をしたことがあります。事前にレジュメを出していたので、当然、批判的なコメントが噴出。この反応は予想していたので、机に『神社関係法令史料』等を出して「では史料を見てみましょう」と読み合わせをしたことがあります。

2013-10-12 01:13:38
Naka51@神道学者 @genshin01

(そんなことを言っても、ダメなものはダメかな…)と内心思っていたのですが、これに関しては私の見立てが甘かった。この研究会がきっかけで、今に続く交流が生まれました。この経験もあり、私はいわゆる「国家神道」を語りたがる人に神社関係史料を読んでほしいと思います。

2013-10-12 01:18:22
Naka51@神道学者 @genshin01

前のツイートで挙げた研究会の話。私がレジュメに「神宮」と打っていたら「あのね(笑)あなた神宮って…どこの神宮かわからないでしょ?伊勢なの?鹿島なの?」とコメントを下さった方が。そこで「神宮」の意味を説明したことがあります。良い気分ではありませんが、疑問が解消されたのはよいこと。

2013-10-12 01:40:36
Naka51@神道学者 @genshin01

キリスト教の方と近代神道の話をして、高確率で問題になるのが靖国神社。その中で「そう考えるのか」と思ったのが「一宗教法人」が「国家」を絡めた活動をするのは変!という主張。昔「法学関係者ならまだしも、制度や法律が変わったから、信念・信仰・祭祀を変えても当然ということなんですか?」と

2013-10-12 13:23:18
Naka51@神道学者 @genshin01

私が期待したのは「靖国神社をめぐる状況を理解した上で、キリスト教の歴史から考えると、こう考えたほうがいいんじゃないですか?」というやり取りだったんですが、最終的に「歴史的経緯はともかく、今の法律や制度がこうなんだから駄目」という結論になってしまいました。

2013-10-12 13:31:56
Naka51@神道学者 @genshin01

だからキリスト教の方とお話をする時は、靖国神社の歴史、そしてどんな祭祀が行われてきたか?ということをお話しさせて頂きます。例え分かって頂けないとしても、そこは説明していくべきだと思います。

2013-10-12 13:44:32
Naka51@神道学者 @genshin01

【続】ごちゃませにして、単純化しすぎていないか?ということ。明らかな乱暴狼藉事案、それまでの経緯を勘案すると単純に正否を判じることができない事案、等々色々ありますよ。色々な人の話を聞いていて、「あ…ひょっとして…」と思うのは、江戸時代の神仏状況をパラダイスとして考えてる?【続2】

2013-10-15 00:32:49
Naka51@神道学者 @genshin01

仏法を信じながら神道を尊ぶ。この姿勢は知っておいてよいかと思います。『日本書紀』に「天皇、仏法を信けたまひ神道を尊びたまふ」(天皇信仏法尊神道)という箇所があります。(※ここでいう天皇とは用明天皇のことです。ちなみに聖徳太子のお父様)

2013-10-14 23:39:16
Naka51@神道学者 @genshin01

【続2】ということ。各神社の事情を知っている人間からすると、ザックリ考えすぎじゃないかな?と思ってしまう。江戸と明治の比較をすることはおかしくないと思いますが、江戸までの経緯を踏まえないと、変な考察になってしまうのではないでしょうか。要するに簡単な問題ではありません。

2013-10-15 00:38:02
Naka51@神道学者 @genshin01

神道関連の和歌が多く所載されており、現代人でも読める(※古典の知識がなくてもOK)うえに内容が良いものとしては、田中常憲『大日本明倫歌詳釈』(全3巻 昭和14~15)がおすすめ。あまり知られていない本ですが図書館や古書店で出会えたら、ぜひ一読をおすすめします。

2013-10-17 00:50:55
Naka51@神道学者 @genshin01

先週だったか、学生が「神道で神さまの御霊(みたま)をわけるってどういうことですか?」という質問がありました。よくロウソクの火で喩えるのですが「ほかの喩えはありませんか?」ということだったので「うん。ツイッターのリツイートみたいなものです」と答えておきました。

2013-10-15 22:54:24
Naka51@神道学者 @genshin01

【続】特に批判する人が、「自分流の神道」を叫ぶ人を通してでしか「神道」を認識していないケースは悲惨。そういえばこの認識は、神道や日本史を専攻しない研究者が陥るケースでもあります。研究者に対しては「史料読んで下さいね」でいいのですけどね。

2013-10-16 12:54:17
Naka51@神道学者 @genshin01

喩えが不適当かもしれませんが、神道思想を古典だけで理解するのは、ピザを生地・チーズ・トッピングを別々に食べて「ピザだ!」と言っているような感じがします。それは間違いではないかもしれませんが、やはりそれらを組み合わせて食べた方が美味しい(=よくわかる)のではないかと思います。【続】

2013-10-17 01:17:12
Naka51@神道学者 @genshin01

【続】神道思想を味わうには、「古典(思想文献)」だけでなく「祭祀」「歌」なども一緒に味わったほうが面白いし、よくわかると思います。

2013-10-17 01:18:33
Naka51@神道学者 @genshin01

村岡先生の論文は有名ですね。しかし篤胤への「影響」はともかく、習合と言い切ってしまうのは些か疑問が残ります。@kandemo @stayfoolish_me

2013-10-17 10:31:29
Naka51@神道学者 @genshin01

@kanjinsha27 特に他宗教(学問)の方との対話の際、ご指摘の内容を実感することが多いです。相手方の姿勢や感性をいかに早く理解し、そこから生じる誤解を解いていくか?問題解決には史料は勿論、史料を読む方をも読み解く能力が必要ということかと思います。(無理な方は無理ですが…)

2013-10-17 13:47:28
Naka51@神道学者 @genshin01

当時の書誌事情・時代状況・人間関係等、色々考えられます。どこまで篤胤の著書・関係研究を読み解いておられるのか分かりませんので、既に世に出されている様々な篤胤研究を参照頂いたうえでご判断頂ければと思います。@kandemo

2013-10-17 14:35:20
Naka51@神道学者 @genshin01

地元の古書店で「先生、小松茂美(1925~2010)さんの本が入ったよ」と声をかけられたので早速購入。小松先生は広島鉄道局の後、広島陸運局に勤務。そこから研究の道に入られた方です。写本筆跡の科学的分析の道を切り開いかれた先生で「古筆学」を唱えられました。

2013-10-26 02:09:00
Naka51@神道学者 @genshin01

近代神道の話で浄土真宗の話をしましたが、例えば法制上「神道非宗教」の流れをリードした立役者って誰だと思います?それは浄土真宗の島地黙雷(しまじもくらい)というお坊様。これは近代の常識として知っておいて良いと思います。その意味で浄土真宗にカスタマイズされた側面があるわけです。

2013-10-17 18:18:03
Naka51@神道学者 @genshin01

【続】ただ、時々わからない言葉が出てくると思います。その時は『神道事典』『神道大辞典』などで調べながら読み進めると納得しながら学びを進めることができます。

2013-10-19 12:09:02
Naka51@神道学者 @genshin01

神道祭祀の話をした後、受講者から「神道祭祀を学ぶには何から読み始めればよいでしょうか?」という質問を頂くことがあります。その方の進捗状況にもよるのですが、『日本神道論』(学生社 平成2)は分かりやすいと思います。何が良いかというと「対談形式」のところなんです。【続】

2013-10-19 12:04:33
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