2014年度センター地理解説速報
- chiri_tan_
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第二問
問1
さぁ第二問よ。問1は世界の農業地域が成立した背景を問う問題ね。アの「カリブ海の島嶼部でサトウキビの栽培」が始まったのは、B「奴隷貿易による労働力の導入」によるわ。いわゆるプランテーションね。
2014-01-18 22:35:39第二問問1。イの「南米パンパで牛の牧畜が盛んになった」のは、A「生産物の保存技術や輸送手段の発達」によるわね。特に冷凍技術の発達により、生肉を大消費地のヨーロッパなど遠隔地まで輸送できるようになったことが大きいわ。
2014-01-18 22:37:03残るウに対応するのはC。ウ「ナイル川流域で綿花の生産地域が拡大した」のは、C「農業用水を確保する施設の開発」によるの。つまるところ、灌漑(かんがい)ね。
2014-01-18 22:37:55問2
第二問問2は、国別のコメの生産量と輸出量を考える問題よ。まずは輸出割合が格段に高い①に注目。これは世界最大のコメ輸出国タイね。次に人口の多い中国とインドが、コメの生産量が多く輸出量はそれほどでもない③と④のどちらか。よって残る②がアメリカよ。
2014-01-18 22:43:54第二問問2。アメリカはコメの生産量はそれほど多くないけれど、国内で消費しない結果ほぼすべてを輸出できるため、輸出の割合はかなり高くなっていることに注目ね。人口が多く消費量の多い中国インドとは対照的よ。
2014-01-18 22:44:43問3
第二問問3。鉱産物の産出国を選ぶ問題ね。まず図カキクのうち、ブラジルにグラフがあるのがカしかないわね。この時点でカは、ブラジルが世界有数の生産量を誇る、鉄鉱石に決まりよ。残るキとクだけど、キは南アフリカにグラフがあるわ。これからキが金鉱であるとわかるわね。残るクは銀鉱よ。
2014-01-18 22:46:26問4
第二問問4。韓国とフィリピンの産業構造の時代変化を考える問題ね。まず2010年の韓国の輸出品に着目。機械類や船舶といった工業製品が多いわね。これからシが自動車になることがわかるわ。
2014-01-18 22:48:53第二問問4。次に1980年のフィリピン。ほとんどの品目が、加工されていない「原料」であることに気づいたかしら?このことから、スは木材よ。残るサは衣類。発展途上のフィリピンは現在でも衣類を輸出する一方、先進国の韓国は今はほとんど衣類を輸出していないことにも注意ね。
2014-01-18 22:50:00問5
第二問問5。近年の産業立地に関する問題よ。適当でないものは③。「オーストラリアでは……原子力産業が立地し、発電用に……」ここが間違い。オーストラリアでは原子力発電は一切行われていないわ。
2014-01-19 00:50:56問6
第二問問6。株式市場の規模(取引額)と推移を示すグラフから、その背景にある事象を考える問題ね。適当でないのは③。「2001年にイギリスがEUの通貨ユーロを導入」が間違いね。イギリスは今もユーロを導入せず、独自通貨を使用しているわ。
2014-01-18 22:56:25第二問問6。また「(通貨導入を契機に)証券取引額が増加した」というのもいまいち。同時期にニューヨークや東京もロンドンと同じような増加傾向を示しているわ。これは2000年代初頭のアジア危機から回復しつつある過程と見るのが妥当じゃないかしら。
2014-01-18 22:57:38第三問
問1
第三問問1。都市人口率と大都市の数から、対応する地域を選ぶ問題ね。まず人口500万人以上の都市数が非常に多い③がアジア。①②は都市人口率の高さからヨーロッパもしくはオセアニア。よって残る④がアフリカね。なお、総人口を考えると、大都市の数がより多い①がヨーロッパ、②がオセアニアね。
2014-01-18 22:59:34問2
第三問問2。歴史的経緯に着目するのが一番ね。アは「産業の空洞化」「ドッグランズの再開発」というところから一番最近なのはまず確定。残り2つだけど、まず「職住近接」の「田園都市構想」が提唱され実行されたわ。これが1900年頃。
2014-01-18 23:50:50第三問問2。その後、WW2を経て、都市の復興も兼ねて田園都市構想を継承した新たな計画が策定されたわ。これが「大ロンドン計画」。よって年代順に並べると、田園都市構想→大ロンドン計画→→ドッグランズ再開発となるわ。
2014-01-18 23:52:06@chiri_tan_ 市街地生活環境悪化→職住近接を計画(田園都市構想)→大ロンドン計画で職住近接を実践→逆に郊外に人、職場が集まりすぎて都心部の産業空洞化→再開発(ドックランズ)
2014-01-18 23:52:28