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冬の始まり…と通勤中空を見上げると思う。朝や天気の思わしくない夕方は特にどんよりした空が心を重くさせる。そんな俺を気にして恋人は毎日車で遠回りなのに帰りは送ってくれる。気を使い断れば「なら、お姫様抱っこして車に乗せられるのとどちらがいいか検討してみて」 #twnovel #BL
2014-01-11 23:59:35![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
お互いの気持ちが通じ合って時間が随分と経過した気がする。いつの間にか彼は、昔から見せていたおどおどした顔をしなくなっていたし、ぐずぐず物を言う癖もなくなっていた。惚れ直したと言うのはこういう事か?「ねぇ、今度は俺のお姫様になってくれる?」こう言われて赤面 #twnovel #BL
2014-01-11 23:59:55![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnovel 人生を思い描くとき、コンピュータRPGの建物のMAPを想像して欲しい。あなたがいる階層には様々な部屋があり、ある部屋には隠し階段がある。階段を登った上は天国。階段を降りた下は地獄だ。登ったり降りたりしたとき画面がブラックアウトしたままフリーズしたら、それは死だ。
2014-01-12 00:01:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
http://t.co/W4qDFPsBU2 「聖女1」更新しました! #narou #narouN8151BW #twnovel #bunfree #ファンタジー
2014-01-12 00:05:23![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@aliceizer http://t.co/VoKmiiyjXI 「聖女1」更新しました! #narou #narouN8151BW #twnovel #bunfree #ファンタジー @yamasan007
2014-01-12 00:05:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ふわりとしたカラメルブラウンの髪を揺らして隣を歩く少女は、きっと今日もあの子猫しか信じていないのだろう。何も信じられない彼女が、後生大事そうに抱えた小さな黒猫。「トウコ」「ん」「好きだよ」「私もよ」だから僕等は今日も嘘に興じる。結局どちらも、不信症なのだから。 #twnovel
2014-01-12 00:05:55![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnovel ドロン・ドロンは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のレビュアーを除かなければならぬと決意した。ドロンには映画の良さが分からぬ。ドロンは、稀代の死体役である。酒を飲み、本物以上に本物の死体を演じてきた。けれども、自身の死に様に関する酷評に対しては、人一倍に敏感であった。
2014-01-12 00:12:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その幼児はリスクを負っていた。青い石。その石が無ければ幼児は生きられない。だが、その一方でその石を持っていればあらゆる事態から身を守ることが出来た。幼児は子供ながらに考え、答えを出す。海に投げ込まれた青い石――幸運の塊は一瞬で溶け広がった #twnovel これが、海が青い理由だ
2014-01-12 00:56:32![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
神は人間と契約を交わした証として虹を見せたという。では、この黒い虹は何を意味しているのか? 鮮やかな七色の代わりにグラデーションのかかった黒がアーチを描いている。大災害の前兆なのか。 「固定概念にとらわれるな」と傍らの老人が言う。「黒が禍々しいとは限らない」#twnovel
2014-01-12 01:02:31![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
絡めても許してもらえる指先にも、寄せても許してもらえる唇にも、捕らえられて意識の輪郭は崩れて滲んでいくばかりだから、ただとろけるだけの私は粒子に還って夜に溶ける。ひとりでも眠れることの不思議さに気がつくことさえない彼を包みこんで眠りへと溺れるために。 #twnovel
2014-01-12 01:16:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
優しさを言い訳に生きてきた。午前三時、珈琲の黒に沈む君は泣いていた。お前さえいなければ。そう自分を呪うことでしか、存在が証明できない。完璧な自分しか許せない、理想と現実の乖離に明日を拒絶する。そして夜明けが来る度、また僕は作り物の優しさを引っ張り出して盾にする。 #twnovel
2014-01-12 01:31:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「あのね」「ん?なぁに」「…。んー。やっぱり、何でもない」「そう」「うん。あー、うー。あのね」「んー?どうした?キスしようか?それともセックスがいい?」「任せる」「そう」#twnovel 「あのね、あの、ねっ。愛してる」「うん、俺も」
2014-01-12 01:52:00![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
愛してると言うだけで、何故こんなにも、泣きたくなるんだろう。愛してるが言えないだけで、何故こんなにも、苦しくなるんだろう。愛してるは言えなくて、何故代わりに、好きと言ってしまうんだろう。#twnovel 好き。大好き。違う、愛してる。けど、私の幼い恋心には、愛してるは似合わない。
2014-01-12 01:54:37![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
この感情が愛だと言うなら、それを証明してみせて。だって、誰かが言っていたの。愛は、見返りを求めないものだって。けれど、私は求めてしまう。貴方から、愛されたいと願ってしまう。だったら、好きでは言い表せないこの感情は、いったい何だと言うの。愛じゃないなら何だと言うの?#twnovel
2014-01-12 02:00:15![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「要らないなら頂戴よ」「嫌だ」「だってどうせ捨てるんでしょ?だったら、捨てるんじゃなくて、私に頂戴よ」「だめ。他の誰かならいいけど、君にはあげない」「なんで、そんな意地悪するの?」「なんで?面白い事言うね。そんなの、決まってるじゃないか。君の事が嫌いだからだよ」 #twnovel
2014-01-12 02:02:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
好きも嫌いも重たくて、時々、捨てたくなる。そんな感情なかったら、どんなに、楽だったか。逢えなくて悲しむこともないし、話しをすることが苦痛にもならないんだ。好きも嫌いもなければ。#twnovel 好きとか嫌いとか、そんなの、捨てられたら、良かったのに。
2014-01-12 02:04:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ねぇ、電話してもいい? 声を、聞きたい気分なの 君に、聞いて欲しい事が 沢山、沢山あるんだよ。 #twnovel そう思いながら、電話を握り締める。電話嫌いの君を想う。そして願う。かかってくれば、どんなに、幸せかな、って。あり得ない、ってわかってても。だから願う。星に願う。
2014-01-12 02:10:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ああ、もう一週間、声を聞いていないんだ。 そう、もう一週間、顔を見ていないんだね。 うん、もう一週間、君に触れていないんだ。 ああ、もう一週間、って思ってるのは私だけなんだろうね。 ねぇ、まだ一週間。たったのそれだけなんだ。 #twnovel だけど、私は、君が、恋しい。
2014-01-12 02:12:32![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
甘い甘いアイスクリームを食べる。 寒い寒いこの季節に、 暖かい暖かい部屋で食べる。 好きで好きな人と並んで、 美味しい?美味しい、って食べる。 少しずつ少しずつスプーンで掬う。 甘い甘い時間が とてもとても幸せ。 #twnovel 関節キスだね、って。イチゴみたいな君が笑う。
2014-01-12 02:17:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
外は雪がちらついている。寒いんだろう。この部屋は空調が効いている。だから、とても暖かくて、外の寒さはわからない。幸せだなあと思う。隣には愛しい人がいて、贅沢にも、裸で抱き合っているのだから。寒い季節の、最高の贅沢。#twnovel そして、アイスクリームが、とても、甘い。
2014-01-12 02:21:22![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twnovel 何の前触れも無くソレは降ってくる。誰から学んだ訳でも無いが幸か不幸かソレの受け止め方は知っていたし飼育方法もなんとなくわかった。選り好みの激しいソレはこちら側の都合などまるでお構いなしだ。
2014-01-12 02:27:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
【お日様のあやかし 1】 『ねえ、お日様が何故昇るのか知ってる?』 『皆が隠し事するからよ』 彼女が言った。 「君は光の妖精?」 彼女が包まれている躰の光を見て…思わず、僕は問うた。 『私は、お日様が溢した日の塊。あるいは誰かに届けたかった暖かな日の塊』 #twnovel
2014-01-12 02:49:07![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
【お日様のあやかし 2】 『あやかしよ』 「あやかし?」 『そう、あやかし。私は主にお日様と人の想いから出来ている』 『あなた方のもっとも近くに居るあやかし』 僕は、驚きながらも目を細め、彼女を懐かしく見る。 『ねえ、私。その顔、好きよ。その人の顔好きよ』 #twnovel
2014-01-12 02:50:00![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
【お日様のあやかし 3】 僕は、その…。 彼女の言葉に、僕の心は溶けそうになる。 彼女の日に、僕の体は蕩けそうになる。 「あ、あの…」 「もっと、話し聞かせてよ」 『ええ』 『沢山、話しをしましょうか』 「ありがとう」 僕の思わず口にした言葉。 『まずは…』 #twnovel
2014-01-12 02:51:09![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「会社辞めたい」と呟いた。「大丈夫」と返してくる男がいた。プロフィールには55歳。「会社辞めたい」毎日呟いた。「大丈夫」毎日返してきた。ある日呟いた「死にたいです」。次の日、何の前ぶれもなしに父が上京してきた。20年ぶりに私を抱きしめて言った。「大丈夫」 #twnovel
2014-01-12 03:12:33