推理小説とアカデミズム
さっきも言ったけど「長く」「広く」読まれているのが重要だと思っているから、作品にもよるだろうがラノベと国内ミステリは案外どっこいどっこいなのではないかと思っている。
2014-01-30 21:21:49そう、これなんですよ! >RT こうやって作品の知名度が上がったり読者が増えたりすることあるよね、って切り口の研究があってもいいじゃない、と思って。でもここまでくると文学研究から離れていくのかなー
2014-01-30 21:24:49アリプロのことは書こうと思ったけど間に合わなくて削ったんだったかな……文学以外へ/からの影響を考えるといっしょくたにできない気がしてしまって。
2014-01-30 21:28:05友人と「けいおん!以来ギターを背負っている女の子が増えた気がする」という話をしていたところから着想を得て、「ミステリ」そのものでなく「ミステリを読むあなた」が魅力的であるとアニメなど影響力のあるメディアを通して思わせればおそらくかなり高い蓋然性で流行るのではないかと考えたり
2014-01-30 21:30:46生きた人間(作家」本人の魅力がどうとかじゃなくて、作家が「自分の影響を受けた本はこれです」とエッセイやあとがきなんかで先行作品に言及したり、作中に作品自体を登場させたり、作中人物の愛読書として設定したりすることの読者への影響というのかな。
2014-01-30 21:32:37論点ずれまくったな。叙述トリックについて分析されてきた批評の蓄積はテキスト論の観点に応用できそうだし、「大量死理論」は戦後探偵小説のみならず戦後文学全般を読むのに使えないか、とか。
2014-01-30 21:46:49笠井さんは探偵小説のみを取り上げて「大量死理論」と唱えているわけではないので、大量死理論で戦後文学を読む、というのは出発点に戻るようなもんですが
2014-01-30 21:47:17ふと気になったのだが、まさか「アカデミズムってそんな立派なものじゃない」とか「アカデミズムに幻想をもてて幸せですね」なんて反応する人はいないでしょうね。それはやめてほしい。だって、私の書いたことを、そんな意味にしか理解できない人が「アカデミズム」内部にいたら悲しいから。
2014-01-31 01:10:13推理小説批評とアカデミズムの話。現役の作家や評論家が文学を教えているワセダって、批評とアカデミズムの交流という観点では非常に恵まれた環境なのだと思った。純文学中心というわけでもないし。だがそれでも、推理小説を真正面から扱うところまでは手が回らないんだよね。
2014-01-31 10:52:49谷口基先生の授業はあるけれど、別に推理小説の話をするわけではなかったので。橘外男の名前が出てきたりして嬉しかったですけどね。
2014-01-31 10:54:29図書館には探小研や限界研の論文集や笠井さんや小森さんの本もごろごろしているし、材料は簡単に揃うんですよ。ただ、アカデミズムから少し離れた所にそういう論壇があるとどこかで知ることがなければ、そういう本を使って研究することにはなかなか繋がらない。
2014-01-31 10:59:46そうしたらやっぱり、いくら図書館に本があっても、自力でそういう推理小説批評界隈の議論にたどり着けるようなマニアが、一人でマニアックな話してるだけで終わるよね。
2014-01-31 11:03:09推理小説を研究している先生が大学にいれば解決、というような単純な話ではないのだけど、現状全然いないのだから、大学という場で推理小説を研究し続けること自体が難しいというか
2014-01-31 11:07:48江戸川乱歩邸が立教大学の所有になった時、立教の先生方が喜んだのは乱歩の古典文学関係の蔵書で、推理小説の蔵書ではなかったとか
2014-01-31 11:12:47.@kumonoaruji 例えば、『現代本格ミステリの研究』は大変重要な業績であると私も思うのですが、アカデミズム内部でそれを判断できる人がいないのに博論として通っているのはどういうことなのだろうと。
2014-01-31 13:18:40.@kumonoaruji 東大駒場という環境にいる自分ではなかなか想像できないのですが、北大にはそういう環境があるのだとも想像できますし、そこの経緯を諸岡さんがアナウンスすれば、アカデミズムと推理小説論の接続に貢献できるのではと思いますね。
2014-01-31 13:20:19