【シューニャリアーナ哲学基礎】外世論概要
- L_O_Nihilum
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意味を訳しますと… えっとその前に。「本質」「実存」は、存在が「存在する」ための二つの「存在の仕方」の事です
2014-02-01 21:35:05<キャラクター>は《実在》しない《本質》存在である だが、《実存を要請》された存在である
2014-02-01 21:26:08「本質」とは、その物事の性格や性質、特徴等の内容の事です 例えば 「ピカチュウは電気タイプである」とか 「悉若無は哲学科の学生のペンネームである」とか 本質はみんな「~である」と表現できます だから物事の「である」性を「本質」と言います
2014-02-01 21:36:31一方「実存」とは、それがたんにあるということを言っています 「そこにリンゴがある」とか「カイジには矜持がある」とか 「~がある」で表現できるので物事の「がある」性の事です
2014-02-01 21:37:42「である」性と 「がある」性で 物や出来事などの「事物」は「存在」しています (本当に眼前にある、とか実際に存在する、とか言う場合はこれらと別に「実在」という言葉を使います)
2014-02-01 21:38:34んで。キャラクターというもの、物語の中に登場する誰かというのは、「実在」はしません。それどころか「物語」もふくめてすべて実際にある、ものではないです。
2014-02-01 21:39:36「ノンフィクション」というのもあります 「随筆」ってのもあるでしょう でも、その文章が「言ってる事」が「(たまたま)現実と同じ内容」なだけで そこにある物語自体は「実際」とは100%一緒になることは絶対できません
2014-02-01 21:40:32物語の中身ってのはどこまでいっても「本物」にはならない。 物語が「テクスト」だから、と言ってもいいかもしれません。どこまでいっても「表現」でしかない。「表現」どまりだ。イメージどまり。 当然その伝え方も伝わり方も人や状況によってそれぞれ。
2014-02-01 21:45:06こういうテクスト上で「のみ」描かれるお話の事を「虚構」と言います。 つまりDBとかワンピとか、デスノとか東方とかボカロとか おおかたアニメやゲーム、漫画に出てくる話ってそう言われる物です 「ファンタジー」とか言ったりしますね
2014-02-01 21:46:24「虚構」の人物には「設定」があります しかし現実に「実在」しません そして、「実在」しなくて、しかも「イメージどまり」だから、他の人がイメージを変えて扱ったりアレンジしたりできます
2014-02-01 21:47:13それはつまり「がある」性がないってことです キャラは「実存」がない。実存がないけれど、設定=本質だけある。 キャラクターとは「本質だけの存在」だと言えます(ひいてはテクスト上の出来事、言ってる事なんて大体みんな本質存在て言えちゃうかも。特定の説得力を現実に及ぼした場合を除いて)。
2014-02-01 21:48:30設定さえ変えてしまえばどんなに「同じに見える」キャラクターも、いくらでも好き勝手出来る。だから、同人誌とかファンイラストといったものが出来て、これによって日本の二次創作とか同人市場とか言われるモノは盛り上がってるわけですね
2014-02-01 21:50:56んでね。ココにかこつける一部の人が言うんです。 「キャラクターなんて虚構なんだから、リアルっぽく思わせればいくらでも客をだますことができる存在にすぎない。キャラクターなんてからっぽだ」的なことを。 「キャラクターは生きていない」「キャラ=死」とかいういい方もパターンでしてきます。
2014-02-01 21:52:20でもそれは、読んでる当人にとっても、ひいてはその物語にとってもおかしいんじゃね?って言うのがここでの僕の論点です。
2014-02-01 21:52:46もしそうだったら、その話のなかでキャラクターは自分の話を展開できない。てか、行動を一切出来ない。彼ら「がいる」、という事自体も「設定」に回収されはする。けど、読み手はそれを超えて、まず設定「以前に」その世界にキャラがいる、ってことを前提にしてるから、その話が読める。違います?
2014-02-01 21:53:57「ドラゴンボールの世界」、には悟空が「実在」しなければ、「かめはめ波」も打つことはできないし、打ってフリーザを倒すこともできない。 こっちの世界には勿論いません。実在もしません。が、その世界の中には、実在、するし、そこで起きたことも「事実」じゃなきゃいけない。
2014-02-01 21:55:18@dawn_rainbow 批評用語で出てくるものです。「ゴースト」とかいうのも同種です。キャラ=死であるから、じゃあ「キャラが生きてる」とはどういう事?という時に、そのキャラがよりクラウド的な場に広まっている(≒流通してる)事に基礎づける、って発想。
2014-02-01 21:57:37@dawn_rainbow でもこれって物語の世界に即した「キャラ」の生を描くものだったり、キャラクターの生き様とか、ひいてはその話そのものの魅力とかへ考えを持ち込むことが出来ないモノでしょ。せいぜい物語=虚構ってコトにかこつけて、キャラを消費物に抑え込んじゃうでしょ。
2014-02-01 21:58:44@dawn_rainbow キャラ=虚構=死ってしとけば、その死を愛してんのが消費者みたいなことが言えちゃう。でもそういう話以前のところで、話を読むわけでしょw。
2014-02-01 22:00:12@dawn_rainbow それこそ「キャラ愛」で言われてる部分はその「ゴースト」なんて部分には回収出来っこないわけだから。データや設定という「記述」を愛してるわけじゃないでしょ(勿論それ「も」愛せるけど)。
2014-02-01 22:01:52元ネタ:
そうじゃないとその話が読めない筈です。その世界には悟空は「いる(悟空がある)」、という事です。それが前提でドラゴンボールを読むわけです。
2014-02-01 21:56:39