【フィギュアスケート】GOEってどうやって決めてるの?昔は大逆転不可能だった、他
- gekijounouTa
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前のまとめですが、読まなくても話は分かると思います
旧採点法でのお話
えーと、あのまとめを見て 「PCSが順位で決まっているんだな」という極論に走る人がいるので補足。 浅田選手はあれだけ早い滑走順でも4位のPCSを獲得。これものすごいことなんですよ。 「早い滑走順では満点に近い点は出しにくい」だけで、 素晴らしい演技にはちゃんと高得点が出ます。
2014-02-23 23:46:28PCS→演技構成点
そして 「順位でPCSが決まってる」論の人、さらに広げて 「だったら下位からの大逆転がなくてつまらん」と言ってますね。 ……もしかして、新採点システムは大逆転がない!つまらない!と言いたいんでしょうか。 そんな方に、ひとつ面白い話を。
2014-02-23 23:51:19SP→ショートプログラム
「6.0採点時代、SPで4位以下になった選手は、その時点で自力優勝がなくなる」 ……あまり知られていないことでしょうか? このことに関連する、ネット上で有名な言葉があります。 それが「やけくそカルメン」。
2014-02-23 23:55:21FS→フリースケーティング
@Gekijounouta ソルトレークシティ五輪、 SPで転倒してしまい、4位になったプルシェンコ選手。 ここで順位点は2。ヤグディンが1位で0.5。 プルシェンコがFSで1位でも、順位点は計3。ヤグディンが2位なら2.5。 自力優勝の消滅の瞬間でした。
2014-02-26 16:47:54今はジャッジの得点でそのまま順位を決めますが、当時は順位点という物に変換し、SPとFSの合計の少なさで順位を決めていました。
SP 1位(0.5) 2位(1.0) 3位(1.5) 4位(2.0)
FS 1位(1.0) 2位(2.0) 3位(3.0) 4位(4.0)
詳しくは下の方にある『順位点の廃止』にて。
@Gekijounouta 今だったら、超高難度の構成を完璧にこなし、超超高得点を取れば、プルシェンコがフリー1位、ヤグディンがフリー2位でも万に一つ逆転が可能だったかもしれません。 でも、この時代は、それではその万に一つも望めなくなるのです。 ヤグディンは2位でいいのです。
2014-02-26 16:51:10今だったら、超高難度の構成を完璧にこなせば、TESの積み上げなどで万に一つ逆転が可能だったかもしれません。 でも、6.0時代は、こうなると万に一つもなくなるのです。
2014-02-24 00:02:32だから、同五輪で女子優勝したサラ・ヒューズが奇跡扱いされたのです。 周囲の注目がクワンとスルツカヤに集中していて、彼女の実力が軽んじられていただけが理由ではなかったのです。
2014-02-24 00:05:41ヒューズはSP終了時点で4位。 クワンが1位、スルツカヤ2位、コーエン3位、でした。 ヒューズが優勝するには、フリーで 1位ヒューズ、2位クワン以外、3位以下にクワン になるという非常に考えにくい展開でなければならなかったのです。
2014-02-24 00:07:42この時の詳しい経緯はこちらで
【順位点の廃止】
http://bit.ly/1epbaSH
システム上絶対に逆転できないことがあった旧採点から、 システム上はどんな下位からでも逆転可能になった現採点。 好き嫌いもあるでしょうが、私は現採点には改善されてきた点がこんなふうに存在していることを知っています。 そして、16位⇒6位は十分大逆転です。 こんなこと普通はないですよ
2014-02-24 00:10:47「3ルッツ+3トウループ」は凄い大技、ってお話
「浅田選手はジャンプ技術の進化のため3Aに挑み続けた」 「ヨナ選手は簡単なことばかりやって技術の進化を止めた」 よく聞かれる話です。本当でしょうか。
2014-02-24 00:26:43A→アクセル
Lz→ルッツ
T→トゥループ
ヨナ選手の最大の得点源である 「3Lz+3T」はジュニアでもできる、ともよく言われています。 まず、ジュニアでもできる、とシニアには簡単、は違うことを忘れないでください。 シニアでどれほどの人が3Lz+3T以上を飛んでいるか確認してみましょう。
2014-02-24 00:31:00