2014年3月9日開催 農学会シンポジウム「放射性物質の除染・汚染水漏洩の現状を問う!」まとめ

2014年3月9日に東大弥生講堂で開催された、農学会シンポジウム「放射性物質の除染・汚染水漏洩の現状を問う!」のまとめです。 詳細:http://www.nougaku.jp/sympo.html プログラム: 耕地等の除染の現状と課題 溝口 勝 続きを読む
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KNB @kw36_wav

#0309農学会 森林総研・高橋氏「森林除染の懸念である除去物の発生、20m四方の除染を行うだけでも1トンの除去物が発生する。」

2014-03-09 14:44:59
KNB @kw36_wav

#0309農学会 森林総研・高橋氏「森林除染そのものも、国直轄除染では比較的進んでいるが、自治体実施の部分ではあまり進んでいない」

2014-03-09 14:45:34
KNB @kw36_wav

#0309農学会 森林総研・高橋氏「森林除染での落葉除去のデメリットとして、表土の流亡による再拡散のリスクが有る。」

2014-03-09 14:46:55
KNB @kw36_wav

#0309農学会 森林総研・高橋氏「まとめると、早期の森林除染は落葉除去などの効果が大きかったが、遅くなると土壌への移行が出てくるので効果が小さくなってくる上に、表土の流亡のリスクも懸念として出てくる」

2014-03-09 14:47:33
KNB @kw36_wav

#0309農学会 森林総研・高橋氏「林内でのポイントとして、林内の空間線量が比較的高いことから被ばく線量の管理、きのこ類への注意、また里山的な文化圏としての観点や、再拡散の防止策を考える必要もある」

2014-03-09 14:49:59
KNB @kw36_wav

#0309農学会 森林総研・高橋氏「チェルノブイリのように、森林については少なくとも長期のモニタリングが必要になることは容易に考えられる」

2014-03-09 14:51:01
KNB @kw36_wav

#0309農学会 続いては、水産総合研究センターの森田氏から「汚染水漏洩の現状と水産物の安全性」です。

2014-03-09 15:09:13
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「今回の事故で環境中に放出された放射性セシウム。昔から大気圏核実験によるものが非常に大量にあり、合計94万8千ペタベクレル。今回の事故はセシウム137で17ペタベクレル。重量だとセシウム137が約5キロ、134が350グラムとなる。」

2014-03-09 15:13:00
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「海への直接放出が4ペタベクレル、大気プルームが13ペタベクレルで、最終的に海には11ペタベクレルとなっている。しかし面積比的に陸域への6ペタベクレルというのは大きい。海洋分の大部分は海水に溶けており、沿岸の海底に0.19ペタベクレル程度」

2014-03-09 15:14:43
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「セシウム137と134が出ていますが、134はキセノン133から生成されたもの。ビキニとは異なり、マンガン54や亜鉛65などの重金属系の放射性元素は非常に微量しか出ていない」

2014-03-09 15:16:48
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「セシウムの特徴は水溶性であることと、粘土鉱物に強く結合されること。魚の場合、浸透圧調節の関係で取り込んだセシウムは排出されるので、水曜したものは必ず放出される。一方で粘土、海底土に付着したものは、あまり生物にも移行しない」

2014-03-09 15:18:20
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「現在の海水の放射性物質濃度。事故直後は近隣にリッター1万ベクレルという測定結果もあったが、(福島第一原発の)港湾外ではすでに事故前の水準に戻っている」

2014-03-09 15:20:41
ドラえもん @jaikoman

農学会シンポジウム「放射性物質の除染・汚染水漏洩の現状を問 http://t.co/RqZgszJKtC http://t.co/F0Ren1iavm http://t.co/xsGG7aU8EY

2014-03-09 15:21:40
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「海産魚の場合は抜けていく構造があるので、海水の濃度が減少している状況では、水中で浮いている魚の放射性セシウムの汚染濃度は事故直後と比べて大きく下がり、ほぼ検出限界以下となっている」

2014-03-09 15:22:08
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「またシロザケなどのような遠洋の魚類は事故直後でも全く問題ないレベルであった。非常に広範囲に泳いでいるのでマグロも同様にほぼ不検出が続いている」

2014-03-09 15:23:26
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「沿岸に汚染水が滞留したことがあったため、福島沖のアワビについては500Bq/kg-wet程度になるなど一時期高くなっていたが、現在では低減している。またわかめ類も同様に海水が綺麗になれば濃度が下がっている」

2014-03-09 15:26:47
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「ただし淡水魚については異なり、体内の放射性セシウムは中々出て行かないと知られており、生息環境が汚染されていると高い濃度が測定される。しかし養殖物については餌の管理が行なわれているので、最大でも40Bq/kg-wetが検出されたのみ」

2014-03-09 15:29:26
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「海底土の汚染調査については毎回サンプリングを実施している。平成24年7月の調査で最高1200Bq/kg-dry程度だが、海流の影響もあり、全てが低減というよりは上昇する場所も見られる」

2014-03-09 15:32:51
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「海底や岩礁の魚類を見ると、福島近海とそれ以外では、同じ魚類でも汚染度が大きく異なっている。また水深が深いところにいると汚染が低くなる傾向も見られるので、原発からの距離に応じて汚染度が変わっている」

2014-03-09 15:35:07
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「ただ低魚類の汚染原因について考えると、海底土中の放射性セシウムで有機物に付着しているのは2割程度だが、有機物自体の割合は非常に少ない。」

2014-03-09 15:37:43
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「海水中に溶存帯のセシウムはほとんどないが、有機物に付着しているものがまだ存在していると思われるが、底魚類の餌となる生物の放射性セシウム濃度は低くなっている」

2014-03-09 15:40:03
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「底魚類の汚染自体は減少傾向にはあるが、理論的な減少よりも若干遅目になっている」

2014-03-09 15:40:59
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「水産物の検査体制についての疑問が多く寄せられている。データの出し方の問題もあるが、現在では流通品のうち基準を超過したものを調査している。」

2014-03-09 15:44:36
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「農産物と異なり、震災直後には津波被害により原発事故直後の危険な時期には一時的に水産物の出荷がほぼストップしていた。その後、放射能汚染の危険性が認知されてからの操業再開の判断となったので、流通品の基準値を超えるものは非常に少なくなっている」

2014-03-09 15:46:26
KNB @kw36_wav

#0309農学会 水産総研森田氏「汚染水の漏洩についてはマスコミの過剰報道も言われているが、昨年春から夏にかけて多くの事実が判明した。」

2014-03-09 15:47:23