言説分析とエスノメソドロジー

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livingdebt @livingdebt

「概念」とは何かが正直よくわからなくなってしまったので、それが何を指しているのかを探してみたのですが見つからず、まずは素朴にこの語がどこで、どんな場面で初登場するのか再確認してみよう、というのが個人的な出発点でした。

2014-03-09 04:30:11
livingdebt @livingdebt

著者たちが《「記述」から「概念による記述」へ》という段階的な差を考えている、とか、両者を分離して「概念によらない記述」の可能性も考えているとか、などと主張したいわけではありません。

2014-03-09 04:33:30
livingdebt @livingdebt

むしろ印象的だったのは、社会生活・社会経験にとって「記述」が不可欠であると主張された直後に、特段の説明の必要もないという感じで、それがスムースに「概念による記述」と言い換えられていることでした。

2014-03-09 04:35:50
livingdebt @livingdebt

恐らく冗語表現というわけではないでしょう。「概念すなわち記述」というわけではないので。ただ、ご指摘の通り「概念によらない記述」が存在しえないくらいに両者が密接に結びついていることを前提にした上で…

2014-03-09 04:39:42
livingdebt @livingdebt

…それでもなお両者がそれこそ概念上区別できるとき、「概念を分析・検討すること」と「記述を分析・検討すること」との関係はどのようなものなのか、ちょっと考えてみたくて、深夜にちょっとした読み直し作業に入ってしまったのでした。

2014-03-09 04:41:57
livingdebt @livingdebt

本書の本論部分は、「人種による記述」や「永井の記述」のように明記されている場合も、それ以外の明記されていない場合も、作業目標は「概念による・概念を用いた記述」の文脈なり帰趨なりを明らかにすることに置かれていると思うのですが、自分が同じような再記述の書き手になった場合…

2014-03-09 04:48:19
livingdebt @livingdebt

…この辺の機微をどんな風に書いていけば良いのか、極論すれば、どうせ不可分の「(概念による)記述」の分析だとすれば、はじめから「記述を分析します」という書き方でも読者に通ずるのか(通じなさそうですね)、その辺を探ろうとしていたのですが、眠気もあって、ちょっと消化不良ですね。

2014-03-09 04:51:20
縮限 @contractio

@livingdebt ・研究対象は河 ・河=河床+水の流れ ですね。 水の流れを「夾雑物」扱いにすると研究対象が無くなります。

2014-03-09 05:49:21
縮限 @contractio

@livingdebt 「概念の論理文法を分析・検討すること」と「記述を分析・検討すること」は、単に分析的に区別できるというだけにとどまらず、実際に、単独の概念(あるいは概念連関)を取り上げて分析する研究というものがたくさんありますね。

2014-03-09 05:53:09
livingdebt @livingdebt

@contractio すみません。またご丁寧にありがとうございます。「論理文法」という語に対して私が持っている語感に勝手に引きずられたかもしれません。別に「比較的安定した・導管めいたものの方こそを積極的に同定しよう」という話ではないわけですね。

2014-03-09 05:53:16
livingdebt @livingdebt

@contractio こんな早朝にお手数をおかけして申し訳ありません。のみ込みが悪くて恐縮ですが、《単独の概念(あるいは概念連関)を取り上げて分析する研究》の方が、(「記述」ではなく)「概念の論理文法を分析・検討すること」に対応する、という理解でよろしいのでしょうか。

2014-03-09 05:56:58
縮限 @contractio

@livingdebt 実践学の研究ターゲットは実践ですw 「実践は概念の論理文法を用いて組み立てられているので、論理文法分析は実践の分析の手引きとなる」、ですね。

2014-03-09 05:57:30
縮限 @contractio

@livingdebt 「世の中にはそういう研究もあるけど、〈実践-の-論理〉の研究というのはそういうものではない」です。

2014-03-09 05:58:44
縮限 @contractio

@livingdebt 「記述」と「概念」の間には、「理解可能性」があるのです。そのつもりで、ワードマップ冒頭の「地図」を見てみてください。

2014-03-09 06:00:36
livingdebt @livingdebt

@contractio ああ、「記述の分析」ではあまりに茫漠としすぎる。それでは「単独の概念を取り上げて分析する研究」なども入ってしまう、と。

2014-03-09 06:01:10
livingdebt @livingdebt

@contractio なるほど、ご丁寧にありがとうございます。「理解可能性」、ありましたね。「目に入っていても読んでいない」ということになります。「概念を介した実践/概念を介した分析」などと要ったときに、想定していたことも、その辺りに関係してくるかもしれません。

2014-03-09 06:03:10
livingdebt @livingdebt

@contractio 私自身が「概念分析」なり「エスノメソドロジー」なりを名乗るかどうかは別にして、難しいのは、たとえば「理解可能性」なるものを、マニフェストとしてではなく、分析の地の文でどう叙述していくかというところなのかもしれません。もう少し考えてみます。

2014-03-09 06:05:29
livingdebt @livingdebt

@contractio 遅い時間(ないしは早い時間)にご対応いただき、誠にありがとうございました。

2014-03-09 06:06:19
縮限 @contractio

@livingdebt ・「記述可能」というのは「分節化可能・理解可能」だということ。 ・「理解可能」だというのは「概念の論理文法に従っている」ということ。

2014-03-09 06:06:33
livingdebt @livingdebt

@contractio 私の理解は粗すぎる。もういちど地図を読み直してみます。

2014-03-09 06:07:31
縮限 @contractio

@livingdebt 「理解可能性」とか「方法」といった言葉は、 〈この研究は「T:成員は何をどのように分節化しているか」を研究してるんだよ〉 というのを言うための言葉なので、分析によってTが十全に示されていれば、まったく使わずに論文を書くことが出来るはずです。

2014-03-09 06:10:10
livingdebt @livingdebt

@contractio 「はず」なのですけれど、もっぱら力量不足で…(苦笑)。

2014-03-09 06:11:53
livingdebt @livingdebt

@contractio で、もっぱら「ほら、いま私は、成員による分節化に即して研究しているんだよ」と言い募るばかりの体たらくに。

2014-03-09 06:13:13
縮限 @contractio

@livingdebt 〈記述-分節化-概念連関〉の結びつきさえ(どこかで)読者に提示できているのであれば、「記述の分析」でも「概念の分析」でも、どっちを使ってもよいとおもいます(「おなじことだ」という意味で)。

2014-03-09 06:14:41
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