@oichiro1 そうです。ただ、先ほどリツイートした伊藤剛さんが言及していた「漫画」における図像、というものが、美術史のiconographyと同質なものか判断しかねたのです。
2014-03-24 01:29:03@kmzwhrs そういう意味では使っていませんね、たぶん。いま辞書を引いたら、図像って、そういう限定的な術語なんですね。もっと、「人物像」くらいの一般的な意味もあるのかと思っていました。
2014-03-24 01:37:25@oichiro1 @kmzwhrs 本人です。美術史での文脈や意味があることは知っていましたが、それと同質のものと扱ってよいかどうかはわかりません(判断していません)。この辞書で説明されているほどの意味です。http://t.co/NYGVDy20yb
2014-03-24 03:37:29@GoITO @oichiro1 ご返信いただき恐縮です。漫画研究の状況を理解しておりませんでした。西洋美術史/日本美術史の間でも図像という用語のニュアンスは一致しないこともあるので。レスを頂いてから様々な文献/研究方法があることを知りました。ありがとうございます。
2014-03-24 08:47:50「図像」という言葉の用法についての疑問。このkotobankに掲載された説明を読むと、「図像」というのはもともと仏教用語で、それをイコン(icon, iconography)の訳語に転用したという感じがします。(→ http://t.co/WOqMvqxIWp
2014-03-24 22:17:41→)最初の世界大百科事典の定義だと、図像とは、イメージの上位にあって、形式(どう描くか)ではなく、内容(慣習的な意味)のレベルに着目する用語であるというようなことで、これはパノフスキーのイコノグラフィーの定義を念頭に置いているような感じがします。(→
2014-03-24 22:18:10→)ただ、この世界大百科事典の「図像」の定義は、「何かを意味するイメージ」くらいに拡大された用法という感じではあり、たとえば、「「マンガ」「アニメ」調の図像が表現の様式・形式として広がり」というような用法も、ありうる感じもします。正確には、「…図像の表現が…」でしょうか。(→
2014-03-24 22:18:34→)逆に、西洋美術史の術語としては、「図像」という言葉はどのように使われるのでしょう? 「洗礼者ヨハネの図像」のように、アトリビュートが具体的な人物を表わしているような場合にのみ使われるのでしょうか? まったくイコンの訳語として使われるのでしょうか? @kmzwhrs
2014-03-24 22:20:13原語においても、iconは、もともとの宗教図像学的な意味から、パースのイコンとか、パノフスキーのイコノロジーとか、より広い意味で使用されている気がします。これが、世界大百科事典の「図像」の定義ではないかという感じがします。
2014-03-24 22:25:22「画像」とか「図像」とかいう言葉の使い方に悩むときがあるのですが、「画像」=イメージ、「図像」=イコン、という感じなのかな。
2014-03-24 22:26:02@kasuho RTされてたように「図像」はiconに当てるという慣習もあるんですよね。個人的には「画像」はちょっと電子データみたいな感じがして違和感があるのでpictureは「図像」にしてるんですが
2014-03-24 23:13:14@at_akada そうですね、西洋美術史では図像と言えばiconicなものというニュアンスがあるのが通例な気がします。私は画像は図像を含むより広い何かを指しているイメージなんですよね。
2014-03-24 23:16:12@kasuho わかります。>広い。なのでimageに「画像」あてるのもいいかなと思うんですが(まあimageは「イメージ」にするという手もありますが)
2014-03-24 23:18:47