市川　大河氏『ごちそうさん』感想追えるだけの呟きまとめ

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　あの作品世界が、僕達が過去に受け止め生きた「事実の戦前・戦中・戦後」と微妙にパラレルな位置にあり、め以子達の存在がその分岐点となって「最終回後のセカイ」を築くのだと信心した時「時代考証の間違い」は、最初からの狙いだったのかもしれないとも受け止められるのだ。

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（承前）これは60年代に広瀬正氏の『エロス』で導入された手法だが、現代では多分ラノベや漫画が乱用してるだろう「この手法」を、骨太な作風で近時代劇でやるのは有効な実験かもしれない。僕が、#ごちそうさん　から着想したこの案は『-JIN-仁』を森下佳子が書いたからでもある。

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今のうちに言っておくけど。明日の　#ごちそうさん　実況、最後まで今までどおりに冷静に筆を進めるだろうけど（伊達にプロじゃないです）多分、文章を打ち込みながらモニターのこちら側では号泣してるんだろうなと予測している(笑)　あの世界観がずっと続いていくと信じればこそ。

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#ごちそうさん　明日の最終回の展開を僕は全く知らないし情報を耳に入れたくもない。しかし「何があってもそばにいるよ　君と待っていたい　昇る朝日を」と歌った主題歌で始まった物語が、悠太郎を置き去りにして終わる道理はないのだという信心がある。森下佳子は遊川和彦ではないのだから。

市川大賀 @ArbUrtla

あぁー。たった今毎日の通院から帰ってきたところで、昼の　#ごちそうさん　待機です。ネタバレリプなしで！　ネタバレリプだけは絶対無しで！　僕を良く知るフォロワーさんの方に一言だけ聞いておこうと思います。「市川大河は号泣しそうな最終回になっていますか？」

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　ネットで本作をして「ぬるい反戦テーマ」という揶揄があったが、そもそも本作のテーマは「人が生きるということと、社会との地続き」であった。め以子は常に視野狭窄であり、そこから「人と食べ物」を通じて視野を広げていった先に、人の自由と笑顔を奪う国家や戦争があったのだ。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　「反戦テーマ」論でもう一つ語るべきであるならば「メタ的ではなく、劇中時代における反戦の力の限界論」も考慮しなければいけない。本作の反戦を「ぬるい」と嘲笑した人は、木下恵介監督が戦時中に国策映画として撮らされた『花咲く港（43年）』を観たことはあるのだろうか？

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　全てが終わるのではなく、ここからようやく始まるのではなく「全ては続いていく」再確認の最終回。しかし「その為の最後の必須条件」悠太郎の帰還を待ち焦がれる最終回。「どんな時でもアイシテイル」僕達は一年前に、#純と愛　で主題歌に裏切られたが、今日の15分は信じよう。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　「どないなお二人なん？」それを描く必須は「物語」にはない。人生は続いていく。物語はそれの一部分を切り取るだけであるのだから「奥！カレーを作れ！」それは確信だが、帰還した悠太郎とめ以子を「光がつつむ」

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　ラスロケまで、寒色の陽光の中。源太とめ以子の最後のシーンで。め以子の「ごちそうさん」が次々に、人と人を続けていく様が描かれる。人は「そうして」繋がっていくしかない。それが「国家社会」なのだ。竹元教授の命令一過始めたカレー炊き出しが「ごちそうさん」の輪を紡いでいく。

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#ごちそうさん　室井のナレーションの下で、繰り返される「ごちそうさん」感謝の言葉。日常の言葉。愛情の言葉。人と人を繋ぐ言葉。その言葉だけを道しるべに、生きる人生があってもいい。そんな人生が変える社会があってもよい。果てしない抵抗と優しさの革命の物語。源太のプロポーズは空を切る。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　源太の役割は道化師だったかバイプレイヤーだったか。それはめ以子の原風景。市川森一氏は「人は一生、自分の原風景を抱いて生きていくんです」と語った。その源太がめ以子に託すこと。それは「人と繋がってでも、生きていかなければいけない先の笑顔を信じる事。何百回裏切られても」

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#ごちそうさん　スローモーション。生きる中で「時間が止まる瞬間」悠太郎。帰ってきた悠太郎。戻ってこない人もいる。社会も戦争も関係ない社会でも、もう戻れない人もいる。しかし人は「活かされて」いれば、いつか会える日「も」舞い降りてくる。この物語はその一例を指して幕を閉じる。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　「腹いっぱい食べましょね」それは、戦中を生きた人たちの「たった一つの願い」であった。その願いがかなえられた時、人は孤独を感じる。「抱きしめられたい」と欲する。その願いがかなえられた時、人は「一生愛されたい」と願う。それは贅沢ではない。生きていてよかったと思う事。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　「人生を前にしてただ狼狽するだけの無能な、そして哀れな青春。だが今、最初の皺が額に寄る頃になって得られるのが、人生に対するこの信頼であり、この同意である「相棒、お前のことならわかっているよ」と言う意味の微笑みだ」

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　「今にして人は知るのだ、人生は人を欺かないと、人生は一度も人を欺かなかったと」アンリ・ド・モンテルラン

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　について今後、まとまった文章を書くかもしれないしそのままにするかもしれない（『あまちゃん』論は「書かない方が粋」という結論で書かない事にした）。ここで細々と、思いだしたことを呟くかもしれない。だけど僕は本気で願っていたのだ、あの夫婦の幸せを。抱きしめあえる今日を。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　最終回のラストシーンへの「ダサい無粋な解釈」を差し挟むなら、あそこで愛し合う二人が口にした「チョコレート」は、戦後70年経って今もなお日本を隷属させる「米国」の象徴。それをまるごと「ごちそうさん」と食べて愛しあい笑い合う。これが森下佳子が最後に込めたメッセージ。

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　やめろ！豚の失踪を無駄に事件化して証拠を検証して、深刻な問題にするのをただちに中止せよ！そんなことをして「知能は大人。体は子ども。名探偵！」がめ以子たちのもとにやってきたらどうするんだ！あんな人数、一週間で全員殺人の被害者になって全滅するぞ！

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　「満州（中国）から帰ってきた悠太郎が『豚の丸焼き（アジア系料理）』に逃げられ、最後め以子と悠太郎がチョコ（アメリカ）を食べてにっこり」というオチは『ルパン三世（71年）』最終回ラストの「馬鹿め！そっちはアメリカだぞ！」「ほんじゃ中国へでも行きますかね！」を思い出す

市川大賀 @ArbUrtla

最終回が始まって一時間、ようやくクールダウン。僕の中で、#ごちそうさん　がようやく終わった。多分、業務や仕事であれば本作について2万文字くらいは軽く書けると思う(笑)　だが今は少し余韻に浸ろうではないか。め以子達が歩んだだろう「今の僕達とは違う『戦後日本』」に思いを馳せて。

市川大賀 @ArbUrtla

.@show1900 #ごちそうさん　毎日の実況感想は、トゥゲッターやNAVERまとめでまとめてくださってる人はいるみたいですが。全話分まとめてくれる勇者はいらっしゃらないようで(笑)　自分でやるのはまっぴらごめんですが(笑)

市川大賀 @ArbUrtla

#ごちそうさん　に関しては毎回15分の間に140文字ギリギリを5ツイートくらい投下していた。一回700文字として全150回前後だから、概算で僕は『ごちそうさん』だけで10万文字アウトプットしたことになる。#あまちゃん　でも　#純と愛　でも同じ。30万文字朝ドラに費やした馬鹿(笑)

市川大賀 @ArbUrtla

巷では、仮面ライダー総選挙大戦(笑)みたいな話題も（マイノリティの中では）出ているみたいだが、どうだろうこの際『スーパー朝ドラヒロイン大戦』というのは。『マー姉ちゃん（79年）』の熊谷真実さんから、#ごちそうさん　の杏さんまで！「平成生まれなど、朝ドラヒロインとは認めん！」