ボストン在住のYさんによる論文不正関係ツイートまとめ

「理研CDBを守れ」というブログを書かれた方で、米国東海岸事情も含むツイート(4/1-4/6)です。 http://masahitoyamagata.blog.jp/archives/1967743.html
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山形方人(nihonGO) @yamagatm3

理想的には、分野の同じ研究者だけでなく、研究が競合したり共同になったりしないようなメンター制度を、若手PIには付けるべき。

2014-04-03 10:29:33
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

これは、大学院のThesis委員会のあり方というのとも共通している。つまり、常に、研究とは離れた立場で相談にのれるメンターを若手PIにつけるということ。

2014-04-03 10:31:25
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

そういう中で、例えば共同研究者としてのメンターとの人間関係(例、パワハラ)、協力体制などの問題も、別のメンターに相談できる。

2014-04-03 10:34:57
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

こういう第三者的なメンタリングシステムの確立が、大学院ならびに若手PIには望まれる。講座制があったころには、若手PIのメンタリングはある程度、講座の中でやっていたが、それがないのに、別の制度を設けなかったのは、文科省や研究所の制度設計の手落ち。

2014-04-03 10:37:11
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

@tsuyomiyakawa 最近は、Predatory publisherとか、Predatory journalというのが問題になっているので、オープンアクセス誌がこういうのにならない努力というのは大切だと思います。 http://t.co/bKuSHYVPnr

2014-04-03 10:59:00
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ちなみに、竹市CDBセンター長の先生は、岡田節人さん(岡崎の元機構長、生命誌研究館長など)と江口吾朗さん(熊本大学元学長)。現在でも残っているCDBの偉い人の中では、林茂生さんが、岡田節人さんを先生としています。

2014-04-03 22:08:00
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

笹井芳樹副センター長の先生は、中西重忠さん(京大教授から大阪バイオ所長)。中西重忠さんの先生は、京大医化学教授だった沼正作教授。この系列は、京大医化学、早石修さんからつながっている。

2014-04-03 22:12:50
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

CDBも設立当初は、阿形さんとか、高橋淑子さんとか、岡田節人さんの直接のお弟子さんがおられて、人事について多少の議論があったのは事実。

2014-04-03 22:15:59
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

でも、阿形清和さん(現、京大教授)も、高橋淑子さん(奈良先端から京大教授)も、そういう経緯もあって、優先的に外に出したという見方はできるのではないか、と思います。

2014-04-03 22:17:41
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

以前も指摘しましたが、ユニットリーダーというのは、本来、財源がチームリーダーとは違っていたのです。だから、人材のリクルートにあたっても、その影響がでていたのは事実だと思います。

2014-04-03 22:19:29
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

つまり、CDBの上層部の人事というのは、基本的には岡田節人さんの系列、倉谷さんのような京大動物学の系列、笹井さんのような京大医化学の系列の存在は、アプリオリに存在していたし、現在でも、それは続いているわけです。

2014-04-03 22:22:27
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

CDBの人事や運営を見るときには、こういう過去の事情、特に20-30年前の京大の状況から考えると理解しやすいです。現在、50才から60才くらいの年代の研究者だと、こういうのはすぐピンとくるはずです。

2014-04-03 22:26:42
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ただ、こういう運営や人事が、今回の問題にどのように関係しているか、というのは、あまり関係ないようには思います。

2014-04-03 22:27:45
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

今回の報道をみていて感じるのは、浅島誠さんなど、発言を聞いてみたいと思う一部の研究者のコメントがあまりでてきていない。こういうのは、ES細胞、iPS細胞、など、国内の発生生物関係の研究者の間にある、様々な過去における人間関係が影響しているのかもしれません。

2014-04-03 22:37:04
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ただ、センター内にも、こういう主流派というのがあって、その間にも様々な関係がある。そして全くの外部者というのもいる。こういう中で、研究費、施設、運営、人事などが、行われてきているというのは、容易に想像できます。こういう人間関係のしがらみの存在は日本の組織の常でしょう。

2014-04-03 22:46:16
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ある意味では、センター内部に、非常に日本的な人間関係も存在していて、例えば、センター内に「スパイ」みたいな研究者もいて、どんな研究が行われているかを、国内等の外部の研究者に漏らすという研究者もいるというのはあるわけです。

2014-04-03 22:49:18
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

こういう状況では、ミーティングなどはクローズドにならざるをえないし、何をやっているかわからないようにするという様々な工夫も必要になるというのは、理解できます。

2014-04-03 22:50:55
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

最先端の科学研究、特に応用や特許などが近い分野では、こういうスパイ対策というのは常でしょう。そういう中で、様々な猜疑心、警戒心などが、生まれていくわけです。

2014-04-03 22:52:27
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

科学研究、特に応用とか特許とかに近い研究になってくると、秘密というのはあるでしょう。気になった記事。 STAP論文:極秘研究…捏造生んだ密室 助言役機能せず http://t.co/s3uPRmFvab

2014-04-04 01:11:07
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

「極秘にするのが笹井先生のやり方。共同研究者にすら自分のデータを渡さない。その悪い面が出てしまった」。これで思い出したのが、京都大学医学部医化学の沼正作先生のラボや沼教授の行動の逸話。沼先生は、中西重忠先生の先生であり、中西さんは笹井さんの先生であるわけです。

2014-04-04 01:12:10
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

沼研究室の秘密主義。例えば、学会で発表するのは、ネイチャーに既に発表したデータだけで、新しいデータは全く出さない。学会のポスターでは、ポスターが貼ってあっても、発表したデータしかでてないので、誰も聞きに行かず、閑古鳥が鳴いていた。

2014-04-04 01:12:32
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

海外の学会に参加して、論文のドラフトを持っていく時、盗まれるかもしれないと怖れて、常に論文のドラフトをかばんに入れて持ち歩いていた。とか。 極度の猜疑心、警戒心。こういう話を聞かされていたら、弟子もそういうものか、と思い、そういう行動を取るでしょう。

2014-04-04 01:12:55
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

米国では、例えば、ノートをその辺に置いておくと、盗まれたりするので、鍵をかけて保存する。ラボ周辺には、他所のラボから来たスパイみたいな人がいて、逐一、誰かにその情報を漏らしている。最近は、電子メールが発達して、より簡単にそういうスパイ的な行為は可能になっているでしょうね。

2014-04-04 01:13:57
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

猜疑心、警戒心、秘密主義。こういうことをやっていると、いろいろその弊害も起こります。でも、やるなと言っても、スパイがいたり、非倫理的行為をやる同僚や隣のラボの人がいたりするわけです。隠したり、工作したりする必要性もあるのでしょう。

2014-04-04 01:14:56
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

沼研究室の場合は、そういう秘密主義でも、データの管理はしっかりしていて、おかしなことにはならなかった。もちろん、白黒が明確なDNA配列と、細胞のような曖昧な実体とは、情報の質が違うということはあるかもしれません。

2014-04-04 01:15:39
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