産業競争力会議「新たな労働時間制度の創設」をめぐって

2014年4月22日の「第4回 経済財政諮問会議・産業競争力合同会議」から5月下旬までの動きを収録。 5月下旬以降の動きは下記のまとめに続きます。 ■(続)産業競争力会議「新たな労働時間制度の創設」をめぐって - http://togetter.com/li/672480 続きを読む
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今野晴貴 @konno_haruki

今日のニュース深読みでも、まさにそういう「現実の法律の効果」に対する前提知識が共有されていないので、話が進めにくかった。本当は、「政策」を議論するなら、土台の部分。その点でいうと、厚労省の労働関連部署の人たちは認識が正確であることが多い。経産省と議論が食い違う要因の一つだろう

2014-05-17 10:57:10
今野晴貴 @konno_haruki

だんだん整理できて来た。こう説明すればよかったのだ。①目標管理設定をするとして、どうなるか。例えば、営業で月に二件契約が取れれば妥当な労働内容だとしよう。しかし、残業規制がなければ、「わが社では3件とるのが当たり前」などと目標がどんどん上がってしまうことを止められない。

2014-05-17 11:31:46
今野晴貴 @konno_haruki

こうした現象は、そもそも目標の設定や、成果の評価が、「個別企業ごと」に行われるからである。いわば、成果給は「わが社ルール」にならざるを得ず、その場合どんな「無茶ブリ」がくるかわからないのである。

2014-05-17 11:33:51
今野晴貴 @konno_haruki

②一方で、欧州では企業ごとのルールではなく、企業横断的にルールが設定される。この例では、「月に二件取れればだいたいOK」というように決められているわけだ。この方式なら非正規でも2件取れれば差別できないとなるし、どの企業でも同じように評価されるなら、ブラックからの転職もしやすくなる

2014-05-17 11:35:33
今野晴貴 @konno_haruki

だから、八代氏や産業競争力会議も主張するように、欧州型の「職務給」ならば、成果で公平に評価されやすくなるし、労働市場もより公平になる。③ところが、日本には「社内ルール」しかない。だから、成果は企業ごとの「無茶ブリ」で決定される。残業規制を緩和しても、この事情は何ら変わらない

2014-05-17 11:37:21
今野晴貴 @konno_haruki

もう一度説明し直したい。とりあえず、23日にラジオ文化放送で解説予定なので、そこではもっとうまく解説できるだろう。

2014-05-17 11:38:22

濱口桂一郎(5/17)

本田由紀 @hahaguma

Aタイプ(労働時間上限要件型)に労働時間の上限がない件について http://t.co/ajGv1XNrEY

2014-05-17 15:47:52
上西充子 @mu0283

Aタイプ(労働時間上限要件型)に労働時間の上限がない件について http://t.co/t4oGPDmBpM 「いうまでもなく労働基準監督官は法律違反しか摘発できないので・・長時間労働それ自体を禁止して摘発可能なものにしなきゃ。そうでなければそれはただのリップサービス。」

2014-05-17 15:55:37

週刊東洋経済(5/19発売号)

風間直樹 @naokikazama

今日発売の週刊東洋経済の第1特集で「雇用がゆがむ」と題し、安倍政権の雇用政策の全貌に迫りました。疾走感溢れる全20頁。雇用労働担当10年超、その集大成のつもりでまとめ上げました。サブタイトルは「官製ベア、残業代ゼロ、解雇解禁の点と線」!http://t.co/9Fv2T4g6Qx

2014-05-19 08:06:01
風間直樹 @naokikazama

東洋経済「雇用がゆがむ」特集、「点と線」に迫ったメインストーリー400行超のうち、すでに表に出ている話は冒頭27行のみ。残るすべては本来政権にとり表ざたになってはならない「不都合な真実」です。知りうる限りを活字化しました。今回の問題のわかりにくさを読み解く一助となれば幸いです!

2014-05-19 08:21:14
風間直樹 @naokikazama

今週は中吊り広告が無いようなので、新聞広告を。これまで全く報じられなかった経済産業省のスマートワーク構想なるものを「補助線」として引けば、雇用がゆがむと題した、現下の議論の分かりにくさがすっきり解消するのでは、と期待します。 http://t.co/VqV0H5D1R6

2014-05-19 08:48:00
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風間直樹 @naokikazama

「雇用がゆがむ」特集のメインストーリー全7000字を一挙公開しました!乞拡散!「ヒラ社員も残業代ゼロ」構想の全内幕 官製ベア・残業代ゼロ・解雇解禁の「点と線」 | 週刊東洋経済 - 東洋経済オンライン toyokeizai.net/articles/-/383… @Toyokeizaiさんから

2014-05-26 09:09:24
つしまようへい @yohei_tsushima

本日発売の『週刊東洋経済』http://t.co/wQaBI5PAL6 産業競争力会議の「長谷川ペーパー」Aタイプの原型として、経産省はヒラ社員まで残業代ゼロにする「スマートワーク」なるものを画策していたとスクープ。

2014-05-19 12:44:34
つしまようへい @yohei_tsushima

この「スマートワーク」、本人の同意と労使同意があれば、新入社員出も対象になって、残業代がまったく出なくなるという。 何ということを考えているのだろう。

2014-05-19 12:48:00
つしまようへい @yohei_tsushima

労働者の健康と安全に関することは労使合意によってゆるめてはいけない。例えば、建設現場で労使合意があれば、ヘルメットや安全帯をしなくてもいいという話にはならないのと同じ。

2014-05-19 12:59:53

濱口桂一郎(5/19)

本田由紀 @hahaguma

http://t.co/kNebtFpa9b「労働時間規制を緩和したり撤廃したりすると仕事と育児が両立できてワークライフバランス万歳、というのは、わたくしが何回も口を酸っぱくして言い続けてきたように、まったくウソであり、インチキな議論なのです。」

2014-05-19 12:36:09

太田聡一(5/19)

上西充子 @mu0283

太田聡一「新しい労働時間制度のリスク」(『週刊東洋経済』2014.5.24):「報酬と労働時間のリンクを切り離すならば、各企業がどのように適性な業務量を労働者に割り振るか、そしてそれを制度的にどのように担保できるかという論点を無視できないだろう」

2014-05-20 10:29:56
上西充子 @mu0283

「最近の実証研究もそうした懸念が杞憂ではないことを示唆している。山本勲教授(慶応義塾大学)と黒田祥子教授(早稲田大学)の共同論文によると、裁量労働制などにより労働時間規制の適用除外者となることで、当人の労働時間は平均的に数%ほど長くなる傾向があった」

2014-05-20 10:31:25

朝日新聞 5/22:長谷川氏インタビュー

澤路 毅彦 @sawaji1965

今日の朝刊から。長谷川氏のインタビューも掲載されています。「残業代ゼロ」月末へ攻防 働き方効率的に/長時間労働懸念 - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/esg8

2014-05-22 08:21:03
澤路 毅彦 @sawaji1965

続き)「新しい労働時間制度」の同意問題。不本意な同意について、長谷川氏「そうならないよう守るのが労組の役割のはず。労働基準監督署もしっかり見ないといけない」。うーん。

2014-05-22 08:27:34
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