公認心理師国家資格についての喧々囂々ーその2
けっきょく昔と全く同じ話になっている。しかし社会情勢は昔とはまったく違って、昔は心理の資格を求めているのは心理のほうだけだったが、今回は心理の外側に心理の資格をどうしても作りたいという意思がある。
2014-04-27 09:10:02資格にも「自分たちのコミュニティのメンバーシップを決める資格」と「外側が統制のために作ったものを被せられる資格」とがあって、国家資格というのは得てして後者の性質なのではないか。運転免許とか。
2014-04-27 09:28:51というか「現にやってる人の一部を排除する」目的を含まずに制定される資格なんてないよね。運転免許が出来る前は誰でも好きなやり方で運転してたわけだから。問題は排除されるのは誰か。
2014-04-27 09:34:12そもそも国家資格の必要性に関しては、すでにこれだけの玉石混淆の心理系資格があることだけを見ても、社会のニーズがあることは明らかと言えるでしょう。心理の資格は求められているのです。そして玉石混淆であるということは、国家資格化を急ぐ必要があるということを示唆します。
2014-04-27 15:55:12医師だって、脳腫瘍の手術と大腸ファイバーと統合失調症の治療が出来るようになってから、医師免許をもらうわけではありません。高い専門性の保証は国家資格ではない部分で行われています。心理学の専門性の範囲も、医学と少なくとも同程度には広いので、資格の位置づけも似てきますね。
2014-04-27 15:56:07今の政治的議論は、できるだけ早く、国民を質の極めて悪い心理サービスから保護することが目的です。質の高いサービスを求めて、待っていられる状況ではありません。というか、もう充分以上に待たされてきたと思っています。
2014-04-27 15:56:24残念ながら、自分の見聞きする範囲では、この質の悪いサービスからの速やかな保護、という点について、国家資格化以外の具体的な策が提起されたことはありません。これがもし可能なら、国家資格化自体は、あらためてゆっくり議論してもよいと思います。
2014-04-27 15:57:13