雁屋哲 美味しんぼ 第604話についての小考察2
マンガの早バレは目に入る寸前に脊髄レベルで遮断する修練は、ふだんアイアムアヒーロー検索ウォッチしてるせいで充分身についてるつもりだけど、美味しんぼの早バレは避けきれずにいくつも踏んでしまってすでにおおまかなストーリー把握してしまった(´Д` )
2014-05-11 10:05:01おおむね、この予想通り(ストーリーも外部の反応も)の展開になるようだ RT @FoD5: もし次号で、(想定されるような)美味しんぼの次話をそのまま掲載したら、たぶん本当に詰んじゃうよん。 @spiritsofficial http://t.co/VPPH0WDqLH …
2014-05-11 10:14:26スピリッツ編集部も、自ら望んで、ピンを抜いた手榴弾をかかえたまま走り続けるほど馬鹿ではないだろうから、やっぱりずっと上の、雁屋氏とズブズブの関係の小学館のクラウドの中の人の強い圧力を受けてるんだろう。
2014-05-11 10:18:56だって例の画像釈明文やっぱり変だもの。あの回を載せるにあたって、載せるだけの信念なり確信があって載せた人が(その信念なり確信を隠しつつ)書いた釈明文とはどう読んでも受け取れない。 http://t.co/vATbaticM3
2014-05-11 14:28:13あれは立場上釈明しなければならない人が、該当回を読んで無理やり擁護材料を抜き出して並べた文章。しかも部分的に抜き出しただけでは、明らかに雁屋氏の主張とは別の意味、雁屋氏の意図とは正反対になるような抜き出し方。
2014-05-11 10:26:12書いた人が美味しんぼの担当なのかどうなのかは知らないけど、ちゃんとあの回の意図を読み取ってれば、あんな抜き出し方はしない。
2014-05-11 10:27:06もっともスピリッツの編集者が、自分の担当作品をろくに読んでいないことがあるのはわりと有名な話だろう。もしかしたら一般には有名な話ではないかもしれないけど、少なくとも私の中では有名な話だ。
2014-05-11 10:29:09私が熱心に読んでる作品に関しては、あぁこの担当、ろくに自分の担当作品読んでないな、という思いを何度もした。
2014-05-11 10:30:37ちゃんと読んでれば見逃さないだろうという大ポカを見逃したり、どう見ても作者の意図に沿ってないだろうという煽りを付けたり、話がわかっていればしないだろうという誤植をしたりするのを何度も見ている。
2014-05-11 10:31:46もちろんスピリッツのすべての編集がそうだとは言わない。あるいはその編集がすべての担当作品についてそうだとも言わない。相手が新人で、ネームの段階から作品に深く関わっている場合はそんなミスはしないだろう。
2014-05-11 10:33:58しかし相手が人気作家で力関係が逆転すると、もうそこらの読者と同じ程度の読み方しかしなくなる。作家がちょっと凝った構成をし、その意図を台詞の裏や背景や表情に織り込ませ始めると、とたんに普通の読者がするのと同じような見落としをするをするようになる。
2014-05-11 10:42:44あの画像釈明文を書いた編集が、美味しんぼの一部を、わざと作者の意図に反し、曲解する形で抜き出したわけではないだろう。たぶん、単純に意図を読み損なっている。
2014-05-11 10:45:09なんでか今回の問題で、表現の自由を守るためとか言ってスピリッツ編集部を擁護している人がいるけど、それは全然違うだろ。
2014-05-11 10:48:55地球空洞説だろうが進化論否定説だろうが、あるいはナチス肯定論だろうが、唱えるのは自由だ。それをフィクションの形で表現するのも表現の自由だろうし、あるいは雑誌に掲載するのも表現の自由の一部かもしれない。
2014-05-11 10:52:52ただその説の前提となる科学的知識(科学的でなくてもいいけど)が事実と大きく異なる場合、そしてそれが読者に深刻な誤解を招くような場合、作品をそのまま載せるのは編集責任の放棄だと思う。
2014-05-11 11:22:04ノンフィクションやプロパガンダ的な文章に関しては、編集段階でその事実関係の確認をするのは確実に編集責任の範囲だし(雑誌自体がプロパガンダを目的としてるんなら表紙にそう謳うべき)、フィクションに関しても、ある程度以上は編集責任の範疇だと思う。
2014-05-11 11:23:57フィクションに関して言えば、フィクションをフィクションとして受け止める技量は、本来は読者の責任範疇だとは思う。
2014-05-11 11:26:01私が中学の頃、「日本沈没」や「ノストラダムスの大予言」が大ベストセラーになった。SFファンならずとも、大方の人はいずれもフィクションとして楽しんだ。
2014-05-11 11:27:41しかし中には真面目な人がいて、本当に日本列島が沈没するのではないかとか、1999年に人類は滅亡するのではないかと本気で気に病む人もいた。実際私の身の回りにもいた。
2014-05-11 11:28:47テレビドラマや漫画に「このドラマはフィクションであり、実在の…」うんぬんのテロップや注意書きが流れるようになったのもこの前後からだったと思う。
2014-05-11 11:30:04まぁわかっている人には鬱陶しい注意書きだし、この辺は編集責任なのか責任逃れのためなのか、編集責任だとして本当にそういう責任が存在するのか、親切さとしてやってるだけなのか、よくわからない。
2014-05-11 11:33:54三年程前まで、スピリッツに「ホムンクルス」という作品が連載されていた。人の心の闇に斬りこむ山本英夫氏の作品で、私はわりと好きだった。ホムンクルスの重要な道具立てとしてトレパネーションという手術が登場した。
2014-05-11 11:47:32トレパネーションとは頭蓋骨にドリルを使って穴をあける手術で、これにより脳のある種の能力が活性化すると(一部で信じられている)民間療法だ。もちろん真に受けて素人が実際にやったら大変なことになる。
2014-05-11 11:49:29