サンデーの部数減少の理由についての一考察
某所の記事で、サンデーがついに65万部をきったという事を知る。確か自分が世話になっていたころは100万部いってた筈なんだけど…。それより元担当が編集長になってた事に驚きましたよ(^^;
2010-11-09 06:24:19サンデー凋落の原因は新人育成のサイクルを自分で断ち切ったことだと思う。丁度自分が増刊での連載を獲得した前後から、増刊連載作品の単行本化をしない方針に変わった。
2010-11-09 06:29:03これは新人の作家にとってとてつもないダメージであると同時に、これから漫画家を目指そうと言う志望者に対しての最悪のメッセージだったと思う。月刊誌の増刊で連載→単行本の発行で週刊への準備金→増刊で実績を上げて週刊連載へというサイクルがそこから見事に崩れていく。
2010-11-09 06:30:49そうなれば新人が離れていくの道理だ。だって夢も希望も見えないんだから。ちなみに当時から人気を取っていた雷句さんですら「ニュータウンヒーローズ」は単行本化されなかった。
2010-11-09 06:33:59連載をしても単行本を出さないと言うのは経済的にも新人を苦しめるけど、何よりモチベーションの問題も大きい。アンケートをとっているのならなおさらである。一冊の本になるということがどんなに新人作家にとって大事な事なのか、理解できないわけではないと思うんだけど…。
2010-11-09 06:36:31それから自分はサンデーを離れた。そのあと増刊が不定期刊になったと聞いて、もうこれは新人は寄り付かないなと感じた。新人の発表の場すら確保できないのでは、人材は来ない。
2010-11-09 06:38:45メジャーリーグで言う3Aや、サッカーで言うJ2のように「人材をプールする場」と言うのは必須だと思う。それがないと、結局他所から連れてくるぐらいしか新陳代謝の手段がなくなり、雑誌はよどみ始める。
2010-11-09 06:42:34自分がサンデーを読むようになった頃、丁度合併号で週刊がお休みで、間違えて増刊の方を買ったのがきっかけで増刊を読むようになった。本誌とはまた毛色の違う漫画が読めるというのは一介の読者として結構新鮮な体験だった。
2010-11-09 06:50:37また、増刊で人気を取った作家が週刊に上がっていく過程も見ることが出来て、その体験にゾクゾクしたものです。増刊の存在は確実にサンデーと言うブランドの裾野を広げ、新人に対する広い門戸となっていたと思う。
2010-11-09 06:52:41それを自分から捨ててしまったのだから、凋落もやむなしかなと…かつてのサンデー読者としては悲しい限りですが。
2010-11-09 06:54:51@macchiMC72 僕は2002年の週刊連載打ち切り後、すっかりサンデーから離れちゃってたんですが、そんな有様でしたか。むーん、あそこはとにかく在庫を持ちたがらないという性癖が僕の頃からあって、編集部的には問題視してたりしたんですが。
2010-11-09 06:54:36@masyuuki ちょうど自分がサンデーから離れたのもその時期です。連載をいくら描いても単行本にはならないと言うのはショックでした。
2010-11-09 06:59:07@masyuuki 以前、発行部数の逐次投入の件でツイートした(http://togetter.com/li/48694)件も、サンデーでの話が含まれています。
2010-11-09 07:02:44これは小学館は昔から言われてるんですよね。 RT @macchiMC72: @masyuuki 以前、発行部数の逐次投入の件でツイートした( http://bit.ly/c1pN1Q )件も、サンデーでの話が含まれています。
2010-11-09 07:05:54@papamasa2010 @piggest0965 あの頃の増刊を読んでいたからサンデーに持ち込んだといっても過言では無いです。
2010-11-09 07:09:01@masyuuki そうですね、複数の作家さんからこの手の話は伺っています。
2010-11-09 07:09:57