【ラブライブ！２期】８話感想まとめ。―『奇跡』の『軌跡』を望んだヴィーナス
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占星術は希の処世術―素直を隠すための切り札
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どう考えても上手くいかないラブソング制作に、ついに真姫が「もう諦めた方がいい」と強い言葉で反論し、他のメンバーも同調します。絵里は頑なに「でも！」と食い下がりますが、提案者である希は口を開き、彼女の夢は幕を閉じます。#lovelive pic.twitter.com/NN6sQclEVM
2014-05-31 22:03:41
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「確かにみんなの言う通りや。今までの曲で全力を注いで頑張ろう！」。ラブソングの提案者本人が断念すれば、その望みは潰えます。しかし、希の望みは、絵里自身の望みでもありました。このままラブソングの夢は消えてしまうのか。#lovelive pic.twitter.com/zgPn1N26Un
2014-05-31 22:07:29
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希がラブソングを断念する際に印象的だったのが「カードもそれがいいって」と、カードに言及した点です。きっとカードには、ラブソングは諦めた方がいい、だなんて啓示は出ていないはず。希にとってのカードの意味が見えてきます。#lovelive pic.twitter.com/phxgBmAaVN
2014-05-31 22:11:09
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希にとってカードとは、自身の本心を隠して伝える媒介手段でもあったのだと思います。自信が持てない決断を、スピリチュアルな啓示であると信じることで、初めてみんなに示せる。占いは、自分に素直になれない女の子が、素直な自分を隠して生きるための処世術だったのだと思います。#lovelive
2014-05-31 22:19:19
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絵里が「ちゃんと言うべきよ」と本心を語ることを勧めても、希はカードを見つめ「うちにはこれがあれば十分なんよ」と語ります。自らの主体性を消し、本心を隠し、不器用でもみんなの中で生きていく。これまでもそうしてきました。#lovelive pic.twitter.com/vqvSQ4oFvO
2014-05-31 22:23:16
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「面倒くさい」３人の、写し鏡の関係性
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絵里と希が隠す何かを察し尾行していた真姫が、希に語りかけます。「前に私に言ったわよね、面倒くさい人間だって」「自分の方がよっぽど面倒くさいじゃない！」。１期１０話の合宿回、海岸での真姫と希のやり取りが思い出されます。#lovelive pic.twitter.com/Ep6a870YUm
2014-05-31 22:28:29
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１期１０話。希は悩みがあることを打ち明けていました。それは恐らく真姫と同様に「素直になりたい」ではないかと解釈しました。先輩禁止の試みは、真姫のためだけでなく、素直になりたい自分自身のためでもあったのではないか、と。#lovelive pic.twitter.com/VDMnsPisrW
2014-05-31 22:31:54
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真姫に「面倒くさい人ね」と言われ「言われちゃった」と嬉しそうだった希は、似た境遇を抱えた相手に、少しだけでも自分の胸の内を打ち明けることができたことに喜びを感じていたのだと思います。でも、それは真姫の前だったから。#lovelive pic.twitter.com/cidKpsN4fd
2014-05-31 22:38:36
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自分が面倒くさい人間であることを「みんなには内緒ね？」と釘を刺した希は、メンバーみんなの前で素直になることは、やはりどうしても叶えられずにいた。しかし、このとき明かした想いの一片が、２期８話で運命を動かし始めました。#lovelive pic.twitter.com/8IF4gloqpj
2014-05-31 22:41:53
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素直になれない誰かをほっとけないタイプ。あの海辺で真姫のような人間を「よく知ってるから」と語ったのは、きっと絵里のことだけではなく、希自身のことでもあったのだと思います。１期１０話を通し、３人の共通項が見えてきます。#lovelive pic.twitter.com/nl5Od86hTG
2014-05-31 22:47:34
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「素直じゃない」「意地っ張り」といった言葉は、写し鏡のように３人それぞれに反射して映されます。「面倒くさい」という共通項を持った３人。だからこそ絵里は「気が合うわね。同意見よ」と真姫に語りかけたのではないでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/p2KC4BhlDJ
2014-05-31 22:51:03
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自分を語ることへの強烈な拒絶感
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希の自宅。一人暮らしであることさえ明かしていなかった希は、徹底してプライベートを隠し、自分を語ることを避けてきたのでしょう。４話のにこと同様に、過去を語り、胸の内を語ることへの拒絶感が根強くあったのだと思います。#lovelive pic.twitter.com/plGGHz5e1c
2014-05-31 22:54:06
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自宅まで招いてもなお、自分のことを頑なに語ろうとしない希。代わりに絵里が語ろうとしても、それを遮ります。とにかく強烈な拒絶感です。痺れを切らした真姫は「いい加減にして！」と、希の本心に迫ります。絵里が口を開きます。#lovelive pic.twitter.com/uhXJcyEwA7
2014-05-31 22:59:42
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絵里は、希がラブソングを提案した真意を語ります。それは、９人みんなで曲を作りたい、という希の夢でした。１人１人が言葉を紡ぎ、想いを紡いだ曲でラブライブ！に出たい。希は「夢なんて大それたものやない」と否定しますが…。#lovelive pic.twitter.com/ZGRQwA1mOf
2014-05-31 23:03:42
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いまここで出会えた『奇跡』の意味
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ようやく希の夢、「やりたいこと」が少しずつ紐解かれていきます。しかし、落ち切った砂時計の砂は、夢を見る時間がもう終わってしまったことを示唆しているように感じられました。希は、抱いた夢を過去のものとして、語り始めます。#lovelive pic.twitter.com/lZK3cpieZm
2014-05-31 23:06:31
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９人で何かを生み出したかった。「うちにとってこの９人は『奇跡』だったから」。主題歌にも冠される２期のキーワードが、希の言葉として紡がれます。希にとっての『奇跡』の意味を確かめるように、ついに彼女の過去が語られます。#lovelive pic.twitter.com/9yB72QSTZS
2014-05-31 23:09:55
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転校ばかりで、友達はいなかった。当然、分かり合える相手も。
初めて出逢った。
自分を大切にするあまり、まわりと距離を置いて、みんなとうまくとけ込めない。ズルができない。
まるで、自分と同じような人に。
想いは人一倍強く、不器用なぶん、人とぶつかって。
（（ 私…。うち、東條希！ ））
それが、うちとえりちの出逢いやった。
その後も、同じ想いを持つ人がいるのに、どうしても手を取り合えなくて。
真姫ちゃん見たときも、熱い想いはあるけど、どうやってつながっていいか分からない。
そんな子が、ここにも、ここにも。
そんなとき、それを大きな力で繋いでくれる存在が現れた。
想いを同じくする人がいて、繋いでくれる存在がいる。
必ず形にしたかった。この９人で、何かを残したかった。
本当の自分を隠す、関西弁というキャラクター
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転校ばかりで友達がいない。両親も忙しく分かり合える相手もいない。もちろん転校生だって仲良く友達を作る、例えば穂乃果のような闊達な子だっているでしょうが、代わる代わるひとりぼっちを重ねてきた彼女には難しいことでしょう。#lovelive pic.twitter.com/d1UZNvxDWi
2014-05-31 23:17:39
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素直になれない自分を重ねてきた希の前に、まるで写し鏡のような存在が現れました。印象的なのは「自分を大切にするあまり」という言葉。他人と距離を置いたりぶつかったりするのは、嫌いだからじゃない。傷つきたくないからです。#lovelive pic.twitter.com/Wjtk4tCWjw
2014-05-31 23:21:56
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