【渋谷健司教授ランセット稿】

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 東京大学渋谷健司教授による The Lancet誌Vol.383 に掲載された文章に関する内容です。
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島薗進 @Shimazono

1【渋谷健司教授ランセット稿】東大医学系研究科国際保健政策学. 専門分野保健政策…統計学、疫学。The Lancet誌Vol.383, Issue 9932, Pages 1883 - 1884, 31 May 2014掲載の文章。thelancet.com/journals/lance…

2014-05-31 08:54:18

The Lancet
Time to reconsider thyroid cancer screening in Fukushima
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(14)60909-0/fulltext

島薗進 @Shimazono

2【渋谷健司教授ランセット稿】”Time to reconsider thyroid c…”「福島甲状腺スクリーニングを再考すべきとき」1)3県(青森、山梨、長崎)の調査は対照群として小さすぎて無効。2)もしスクリーニング効果なら数多くの甲状腺がん手術は過剰診断・過剰治療の可能性

2014-05-31 08:55:14
島薗進 @Shimazono

3【渋谷健司教授ランセット稿】このような検査のやり方で被災者の不安がなくならないのは当然。放射線の影響かどうかを知るには放射背影響のない他県でもっと規模の大きな対照検査をする必要がある。あるいは、福島県内の放射線被曝の高低の異なる地域のしっかりした比較をやる必要がある、と。

2014-05-31 08:55:36
島薗進 @Shimazono

4【渋谷健司教授ランセット稿】以下は私見。もともと福島の検査での嚢胞がとくに多くはないということを示すための調査だった。環境省「福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果について(お知らせ)」env.go.jp/press/press.ph…「この調査で実施された甲状腺超音波検査は」

2014-05-31 08:56:15

環境省 平成25年3月29日
福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16520

島薗進 @Shimazono

5【渋谷健司教授ランセット稿】「スクリーニング検査であり、甲状腺がんの診断を目的とした検査ではありません」と書いてある。それを結節やがんに適用するのは無理。他方、福島県内の地域間の比較はすでにいくつかなされており、放射線被曝の高低による発症の差が推定されている。

2014-05-31 08:56:29
島薗進 @Shimazono

6【渋谷健司教授ランセット稿】津田敏秀「2014年2月7日福島県県民健康管理調査検討委員会発表データによる甲状腺検診分のまとめ」『科学』本年3月iwanami.co.jp/kagaku/KaMo201… 牧野淳一郎「311後の科学リテラシー」同6月 togetter.com/li/671823

2014-05-31 08:58:48

岩波書店雑誌『科学』2014年3月号目次
2014年2月7日福島県県民健康管理調査検討委員会発表データによる甲状腺検診分のまとめ……津田敏秀
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/KaMo201403.html

牧野淳一郎氏「3.11後の科学リテラシー」『科学』6月号。

まとめ 牧野淳一郎氏「3.11後の科学リテラシー」『科学』6月号。 宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 岩波書店雑誌「科学」2014年6月号掲載の牧野淳一郎氏の論考に関するツイートです。 4148 pv 175 1 user 39

島薗進 @Shimazono

7【渋谷健司教授ランセット稿】津田氏、牧野氏らの推定があたっているとすれば問題は過剰診療ではなく、むしろ診療の拡充が行われなくてはならないことになる。被曝線量が高かったと推定される地域(宮城、岩手、北関東等)でも調査が必要。また治療費も国が負担すべきということになる。

2014-05-31 08:59:06
島薗進 @Shimazono

8【渋谷健司教授ランセット稿】渋谷教授自身は、この点についての考察を避けており、放射線被曝との因果関係がない場合を想定して過剰診断・過剰治療の可能性に力点を置いて述べているが、そうではない場合についても述べるべきだったのではないか?

2014-05-31 09:02:05
島薗進 @Shimazono

9【渋谷健司教授ランセット稿】”Time to reconsider thyroid cancer screening in Fukushima” 甲状腺がん問題に世界的な注視。長瀧氏、山下氏の方向づけの下で福島医大が行ってきた検査・診療が国際的な審問に。もはやごまかせない?

2014-05-31 09:38:48

参考
福島県HP
「県民健康調査」検討委員会 第2回「甲状腺検査評価部会」 議事録について
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-b2-gijiroku.html
「県民健康管理調査」検討委員会第 2回「甲状腺検査評価部会」議事録

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/62605.pdf