- Moonflower0226
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一方、『京都-一五四七年-』は賛否はあったが、そこに描かれたものが後代であっても中身が古ければ価値があるというひとつの理論の組み立て方と目線の向け方を教えてもらった。いま、仕事にとても役に立っている。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 10:12:30ひとり3冊までか。じゃあもう一冊は『足利義満』で。今谷論、本書、小川論を読むと北山時代が霧が晴れるように理解できるようになる。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 10:14:55『山海経』『そうざい料理帖』『鼻行類』 #HLこれ好きフェア 『山海経』は奇怪で難解な書だが箸休めに読む。『そうざい料理帖』は先頃ラジオで紹介したが、簡単に池波と同じものが食えるのがよい。『鼻行類』で甥っ子姪っ子を騙すのも一興。
2014-06-28 10:17:22フロイト、ラカン、ドゥルーズ&ガタリを震撼せしめた『シュレーバー回想録』を推したいのだが、品切れ中のためアマゾン中古で信じられない高値となっている。#HLこれ好きフェア amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%8…
2014-06-28 10:40:42高馬三良訳『山海経 中国古代の神話世界』 メガテニスト(女神転生好き)課題図書の中で、1996年に入手できた数少ない一冊。淡々とした記述と味のある怪異のイラストを見ていると別の世界に旅立てます。解説は水木しげる。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 10:50:06笠松宏至『法と言葉の中世史』#HLこれ好きフェア 現代とは異質すぎる中世法の世界を描く、ウィットとインスピレーション満載の業績。日本中世法制史は笠松以後と以前で区別できるらしい。そしてあとがきの名手。 amazon.co.jp/gp/aw/d/458276…
2014-06-28 11:20:19J.A.コメニウス『世界図絵』今の教科書の原型を知っていますか? 約400年前に総ての子供の教育のために作られた優しい絵入りの教科書。文章を読みながら挿絵を見ることで身近な生物、職業、社会制度、そして哲学まで学べます。私的お勧めは「倫理学」、格好良いです。#HLこれ好きフェア
2014-06-28 12:37:31高馬三良『海山経』出会いは小学三年生、文章は読まず変な生き物の絵だけを眺めて楽しんでいました。少し大きくなってからファンタジー小説を読むようになると見覚えのある生き物がたくさん掲載されていることに気付きました。鹿蜀、饕餮などなど。現実にいて欲しい生き物ばかり。#HLこれ好きフェア
2014-06-28 12:37:58白川静『文字逍遥』神とは何か、問われた時にはこれ。初っ端書いてあります。「遊ぶものは神である」と。神とは、祝や告の字に含まれる口とは何を示すのか。見知らぬ土地を進む時に呪具として虜囚の首を持っていく様子が「道」であるなんて怖い話も満載です。#HLこれ好きフェア
2014-06-28 12:38:10イザベラ・バード「中国奥地紀行」 まだ読みかけですが、西洋人の目で見た近代化が及んでいない頃の中国の姿が興味深いです。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 13:13:33網野善彦『無縁・公界・楽 日本中世の自由と平和』 普段語られることの少ない裏の日本史ー漂泊民の歴史を、体系的にまとめ上げようと試みた名著! 民衆史から民俗学まで片脚を突っ込んだ氏のセンセーショナルな論稿です。 言わずと知れた「網野史学」の原点となる作品。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 13:21:40平凡社ライブラリーというと、『山海経 中国古代の神話世界』は何度も読み返しました。 物語ではないので人を選びますが、淡々とした描写に想像が色々広がります。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 13:22:17最近読んだ中では『神道の成立』が非常に興味深い指摘が次々出てきて凄い。 日本古来のものと思われていた死穢への忌避が、外来文化の影響で朝廷の貴族たちの間から発生したのを論証する所は読んでて実にぞくぞくする。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 13:23:23ハラルト・シュテュンプケ「鼻行類」 図書館で借りて読んだのかな?手持ちにないので曖昧だけれど、図版が多くて、見応えのあるなんちゃって生物学書。 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 13:56:28あの娘僕がマニエリスム読んだらどんな顔するだろう グスタフ・ルネ・ホッケ『文学におけるマニエリスム』 #HLこれ好きフェア
2014-06-28 15:17:25トゥールミン+ジャニク『ウィトゲンシュタインのウィーン』。昨年のHL創刊20周年に大澤真幸が推薦文を寄せたのを機に読んだ。最高度の抽象性・形式性による哲学を駆動させたのは人間としての熱い倫理性だった。ウィトゲンシュタイン(そして大澤)への理解が更に深まる1冊。#HLこれ好きフェア
2014-06-28 17:15:05平凡社ライブラリー『丸山眞男セレクション』(杉田敦編)。その限界を問うという現象において日本国憲法と丸山とは相似いや合同である。しかしわれわれには本当にそれらの限界が見えているのか。むしろいま初めてそれらが照らし出す真の地平を目の当たりにしているのではないか。#HLこれ好きフェア
2014-06-28 17:43:08マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日[初版]』(植村邦彦訳・柄谷行人付論)。1851年のクーデタを受けて書かれた本論の書き出しの数行だけでもまずは見よ。それだけでも脳裏にいまの日本をよぎらせずに済む者は少ないだろう。真理は時空も主義も超えて人を撃つ。#HLこれ好きフェア
2014-06-28 18:18:41『異教としてのキリスト教』キリスト教はカソリックはという中心軸がある。最初から中心軸は不動だったのではなく、大地母神信仰や東方の伝説といった異教的な部分を受容しつつ、カソリックはヨーロッパという大地に根付いていった。という本。なかなか興味深かった。 #HLこれ好きフェア
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