雑談 聴覚の現象学~アニマの直系としての

聴覚の優位という問題をめぐる雑談の、個人的切り抜き忘備録です。取り留めもないのだが、もし要約するなら、聴覚が諸感官を分解させない統覚以上の何かであるのは、西欧の唯一の命題、タブラ・ラサ(生まれたら白紙状態)なのか?という命題に少しは肉薄できるのか?という現象学。(表示順、逆順か時間順か迷うところですが、時間順に戻しました)
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

専門ではないので霊感だが、このように懐疑の結果が先行する霊魂という呼称の正当化だった、という命題は、じつは近代の、つまりデカルトの懐疑論以降の成果なのか、ということが分からない。アリストテレスにはそれがないのだが、デカルト以降はそればかりになっている。@LitoSnowfield

2014-07-08 13:18:33
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

あらま、存在の解釈学の斎藤先生に、フォローされちゃったから、ますます霊感twitter.com/sunamajiri/sta… に拍車がかかりそう(^-^)/  @LitoSnowfield pic.twitter.com/01NHs3rxPT

2014-07-08 17:01:47
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

いや、以前からいらっしゃるけど、フォローしていだけると霊感に拍車がかかるというもの。論の著者というのは、エディプス読者と距離を置く方もおられて、國分さんのスピノザの時は霊感はスルーされた、しかしカイロスに触れた後のハイデガーは霊感に近いのかもしれない。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:05:49
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ところで、最近の國分さんは読んでいないのだが、視覚表象の話に向かっているのが、霊感的にちょっと抵抗がある。私はヘルダーの音楽論にしかならない、聴覚の優位は、瞬間の即興の話と思えてならないもので。つまり音楽論にはならない音楽なのだ。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:07:55
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ツイッターの瞬間性の早さに追いつかない著作・著者というのが、ほとんどだからね。日本人は逆説的に、西欧の遅さを超克する早さに生きている気がするが、西欧の先験性という唯一的な命題を巡っては、ツイッターの霊感に比べれば遥かに遅い思考が原典になるからね。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:16:25
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

その意味でハイデガーはカントよりは早いが、ヘーゲルより遅い。私は小学生の頃ヘーゲルばかり読みあさっていたわけだが、あんなtwitter.com/GWF_Hegel_Jp_1… に素早いものはない。しかしまだハイデガーの瞬間性には至っていない気がする。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:22:08
GWF_Hegel_Japan_1 @GWF_Hegel_Jp_1

直接知(批判):ヤコービは思惟(思考)を直接知・信仰・直観に対立させている。しかしかれはこの直観を「知的」と言うのだから、それは思考的な直観という意味になる。なぜなら、神が対象になっている場合、知性を排除して神の想像上のイメージや形を理解しようとする者はいないからである。

2014-07-08 18:16:04
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

確かに、ハイデガーのほうがヘーゲルより瞬間的だが、ヘーゲルよりハイデガーのほうが遅い。こういうスピードの比較しか興味が無い。音楽では遅延などないからなのだが。(^-^)/ @LitoSnowfield

2014-07-08 18:22:54
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

速いというのは、たとえば140字でヘーゲルtwitter.com/GWF_Hegel_Jp_1… ならメイクセンスするけど、ハイデガーのツイッターBOTはメイクセンスさせずらい、というようなことなのだが、音楽などでは140字どころか、単文より速いからね。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:30:47
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

その点で、斎藤元基さんの博論は、速度が出ていた。長い文脈の組み立てで、たとえば一文一文に速さがあるかどうかを、私などはつい測定してしまうのだが、そういう意味で優れた学者だ。私の霊感では太刀打ちができないww(^-^)/@LitoSnowfield

2014-07-08 18:32:53
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

受験指導でも、素早い換言だけを論理twitter.com/sunamajiri/sta… とする訓練をさせるものなのだが、そういえばハイデガーの『カントと形而上学の問題』が、「換言すれば」「換言すれば」で、速さの見本のようになっていた。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:36:51
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

国語では論理的とは、端的に命題による主述の換言なのだが、面白いことに、純粋理性批判の第二版の統覚=コギトを認識論や仮象として批判するハイデガーの『カントと形而上学の問題』では、ひっきりなしに「換言すれば」という接続語が頻出する。換言できなければ認識論、換言できると存在論なのだ。

2014-07-03 16:41:46
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

斎藤元基さんの博論の文体は、まさにこのハイデガーの「換言すれば」という接続詞を省略するような速度なので、おそらくドイツ語より日本語のほうが、ある種の書きやすさを備えているのではないか、と霊感を刺激させられた。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:38:08
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ところで、「カラターニ」には、もっと加速度があるのだが、しかし瞬間性をめぐって、どこか鈍くささがあるのだ。イアン・ハッキングのヘルダーはカントの誤解だ、と柄谷がいったあたりからのことを、ずっと考えているのだが、どうしても加速できない。@LitoSnowfield

2014-07-08 18:40:12
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ちなみに、ヘルダーとカントとヘーゲルの聴覚の優位(速さ)は、東大の表象文化学会で、さらに触覚の近さを論じたらしい吉田さんの古い論文が速い。ほぼ音楽論という幻想についての話なのだが(^-^)/ twitter.com/H_YOSHIDA_1973… @LitoSnowfield

2014-07-08 18:44:34
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛 @H_YOSHIDA_1973

ちなみに昨日の私の話のうち、ヘルダー、カント、ヘーゲルの部分(の一部)はこの論文 ci.nii.ac.jp/naid/110009471… で書いたことです。

2014-07-06 16:05:15
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