「近代国家」というプロトコルの揺らぎ
@seibihei 現状としてはそれぞれの国家を建て直し、近代国家プロトコルを通した豊かさへの道を敷くという、地道かつ困難な道しかないわけですが、イラクとかパレスティナ自治政府とか、しくじり続けてきたわけで。
2014-07-20 03:21:16@tsukasafumio 実際、今までそうしてきたはずなんですけどね。イラクにしてもシリアにしても、「近代国家」というプロトコルに向かおうとした国でした。「豊かさへの道」へのアクセスが物凄く恣意的にされていたとか、「人権何それ美味しいの」とかありましたが
2014-07-20 03:27:18@tsukasafumio 「近代国家」を名乗った国々が、その実現に失敗し続けたことで、近代国家というプロトコルの信頼失墜をしてしまったことは確かでしょうね。これは米ソが変な介入したせいもあるでしょうが、そればかりではなかったでしょう
2014-07-20 03:30:30@seibihei 宗教や民族の不統一というのが、やはり不利な要因のひとつですね。世俗化され発達した東欧ですら、チェコとスロヴァキアが協議離婚してしまいました。中東の諸国では特定のグループを支持基盤として豊かさへの道を狭めるという安易な道を採ってしまいました。
2014-07-20 03:34:53@tsukasafumio 中東では、ボスが強いというところもありましたね。湾岸戦争までのイラクのフセインとか。とはいえ、冷戦期でもあったし、そこで「人権にも配慮」とか言いにくいところはあったでしょう。
2014-07-20 03:40:35@seibihei イラクのようなレンティア国家では、石油収入の上がりをボスが子分にばらまく体制なので、経済の大半が国家経済に寄生した状態になりやすい。税金を取られないので「代表なくして課税なし」または「政府の世話にはならんばい」といった意識が発達しないようです。
2014-07-20 03:45:35@tsukasafumio 石油収入がろくにない国でも、寄生する人たちはいっぱいいそうでw で、国家形成期が冷戦と重なって、「共産主義者を弾圧するならドルやるよ」と言われたような指導者なら、そっちを上手く利用するでしょうね
2014-07-20 03:49:25@seibihei 石油や紐つきドルに依存すると民間企業が成長しないので、状況が変わればたちまち貧困と不満と疑心暗鬼が蔓延してクーデタになるわけですね、それにしても「バナナ共和国」はよくできたゲームだったよな(ブツブツ)
2014-07-20 03:57:40@tsukasafumio そこに近代国家プロトコルに従わないプレーヤーが混じってしまうと、それぞれの戦闘力によりますが、場合によってはひどいことに…中東では、なかなか「ブオノ!プレジデンテ!」とはいかないようです…
2014-07-20 04:01:01@tsukasafumio 近代国家=部族に縛られない官僚制=特定部族に頼らなくても戦える正規軍になりますね。こないだのイラク軍には天を仰ぎましたが
2014-07-20 03:44:30この前紹介したアフガン共産政権元副大統領の回想録でも、追い詰められたナジブラ大統領が当てにしていたのは自分の出身部族でした。
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