12
島薗進 @Shimazono
1【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】5月12日発売の「美味しんぼ」で放射線被曝の影響で鼻血が出る等の発言が紹介されたが、これに激しい批判がなされ政府や県の担当者責任者もそれに加わった。批判は科学的に妥当なのか。批判側の科学者のあり方をどう評価すべきか。急所をまとめた文章。
島薗進 @Shimazono
2【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】『科学』誌8月号amazon.co.jp/gp/search/ref=… 牧野淳一郎氏「3.11後の科学リテラシーno.22」で「被曝が原因で鼻血が出るなんてありえない」という環境省、福島県、放射線医学総合研究所の主張は誤りであることを示している。

科学 2014年 08月号 [雑誌]
http://goo.gl/VE1MY7

島薗進 @Shimazono
3【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】牧野氏「実は、この問題については…study2007さんが、既に3年前…に検討されています」→「福島第一原発事故 大気中の放射性ダストと鼻血(ノドの痛み)の関係について 」11年6/17 ameblo.jp/study2007/entr…

studv2007さんブログ
福島第一原発事故 大気中の放射性ダストと鼻血(ノドの痛み)の関係について
http://ameblo.jp/study2007/entry-10925145430.html

島薗進 @Shimazono
4【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「study2007さんの見積もりの結論だけを書くと「仮に1000Bq/㎥程度の大気の汚染が数日続いたとすると、鼻の粘膜にトラップされた放射性物質を含む微粒子による被曝は(鼻粘膜において)1Sv程度になりえる」ということになります」
島薗進 @Shimazono
5【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「大人が1時間に呼吸する空気はおよそ1㎥ですから、百時間千Bq/㎥の空気を呼吸するとトータルで10万Bq吸入します。その1/10として1万Bqが、たとえば10時間程度鼻腔…鼻の穴からそのちょっと奥あたりまでにとどまっていたとしてみます」
島薗進 @Shimazono
6【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】この時の合計の被曝量は千Bqが百時間あったのと同じ…これはある瞬間に1万Bq鼻腔にたまりそれが10時間ある、というのと同じことになる。このβ線被曝のエネルギーは0.0006Jとなり、1gの粘膜に吸収されたとすると鼻粘膜0.6Gyとなる
島薗進 @Shimazono
7【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】次に3月15日の東海村の測定値から牧野氏自身のおおよその計量を示している。空間線量5μSv/hのとき、I-131とTe-129、Te-132の吸入量を合わせると1万Bq程度となり、先の10万Bqの場合から推定すると鼻粘膜60mGyとなる
島薗進 @Shimazono
8【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】これをICRPのデータベースにある被曝量の係数(Sv/Bq)と比較すると3~6倍大きいことになる。そこで10~20mSvとすると、空間線量率の最大値5μSv/hと鼻腔の被曝量(10~20mSv)との関係は、およそ2千~4千倍となる。
島薗進 @Shimazono
9【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「特にキセノンなど稀ガスが3月12日は多かった可能性があるので、これほどの値になってないかもしれません。しかし、1Svを大きく超えていた可能性は高いと考えるべき…」3月15日の飯館村役場44.7μSv/h、浪江町赤宇木330μSv/h。
島薗進 @Shimazono
10【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「これらの場所では、鼻腔の被ばくが0.1~1Sv程度と考えられます。福島市など中通りでは空間線量の最大値が20μSv/hなので、鼻腔の被曝は50~100mSv…」ICRPモデルに従うと「前鼻道の被曝は3桁ほど大きくなるということです」
島薗進 @Shimazono
11【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「このため、環境省発表や福島県発表の(全身の)被曝量は小さいので、鼻血といった症状がでるはずがない、という主張は正しくないことがわかります。」なのに6月になって放医研が被ばくによる鼻血について「あまりに間違いが沢山ある」文書掲載。
島薗進 @Shimazono
12【放射線被ばくによる鼻血…】放射線被ばくに関するQ&A 「…事故当時に、放射性物質が鼻の粘膜に付着することで、鼻血がでることは考えられますか? 」nirs.go.jp/information/qa… 「「1%の方に皮膚障害の軽い症状である発赤が現れる線量は3~6グレイ」は正しいとして

平成25年11月11日
(独)放射線医学総合研究所
「放射線被ばくQ&A」の改訂について
http://www.nirs.go.jp/information/qa/qa.php

島薗進 @Shimazono
13【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「皮膚の値を鼻粘膜にそのまま適用していいかどうかはわかりません。粘膜では細胞分裂が盛んであり、放射線の影響をうけやすくなります」。以下、放医研Q&Aの記述に逐一批判がなされているが略して、批判の要約を引く。
島薗進 @Shimazono
14【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「放医研のこの文章では、鼻での局所被曝としても、かなりの大量の放射性物質の吸入が必要であり、そのゆなことはおきたはずがない、という主張をしているのですが、吸入量の推定根拠がおかしい、核種の想定がおかしい」
島薗進 @Shimazono
15【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「そもそも、症状がどのようにでるかの理解がおかしいなど、とても専門家が書いたとは思えないようなものになっており、定量的な結論は何桁も数字が違う、意味がないものになっています」。「環境省や放射線医学総合研究所がこのような問題の多い」
島薗進 @Shimazono
16【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「文章を公開してしまい、それに対して適切なチェックを行うメカニズムが存在しない、ということは、被曝の影響、特に低線量被曝の影響に関する専門組織や「権威」の機能不全を示しているように思います」togetter.com/li/676669

[放医研:Q:東京電力福島第一原子力発電所の事故当時に、放射性物質が鼻の粘膜に付着することで、鼻血がでることは考えられますか? A:考えにくいといえます。]について

島薗進 @Shimazono
17【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「以前(連載第5回13年2月)にも取り上げた広島・長崎の原爆による被曝者の被曝量推定でも同じ構造の問題がありました」 →togetter.com/li/445925 「単純化してしまうと、ここにある問題は利益相反ということになります」

【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】

まとめ 【牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」第5回】 『科学』2013年2月号掲載の文章について、宗教学者 島薗進氏が連続ツイートしました。 5396 pv 84 3 users 25

島薗進 @Shimazono
18【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「国立研究所の見解が、科学的事実にもとづいたものというよりは、政府の主張をサポートする方向に歪んだものになっているわけです。これは公害病裁判でも原爆症認定裁判でも起こったことであり、同じことが、鼻血がでることがありえたかどうか」
島薗進 @Shimazono
19【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「といったことの検討でも起こっているといえます」「この問題は科学研究にずっとつきまとっていたものですが、福島原発の事故はそれを誰の目にもわかるようにしたといえます」「なぜこのような問題が起こるのか、またそれを避ける方法はあるのか」
島薗進 @Shimazono
20【放射線被ばくによる鼻血の可能性について】「というのは、、個別のケースや問題としてではなく、システムが内包する問題として捉える必要があるように思います。」私はこの問題は理研のSTAP細胞問題や製薬会社との癒着問題等とも通じるように思うが、牧野氏の論は今後どう展開するのだろう?

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする