ヘブル人への手紙

なにかと難解箇所の多いヘブル書。 時代背景、旧約聖書の土台に立って読んでみると…。
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📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

ブログを加筆修正しました。 ヘブル人の手紙を読む前に osusowake.hatenablog.com/entry/2014/08/… 「この曲がった時代(世代)から、救われなさい。」ー使徒2:40 ①悔い改めなさい。 ②イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。 *滴礼ではないですよ。『浸礼』です。

2014-08-17 21:16:19
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ヘブル人への手紙著者に関しては、いろんな推測がなされているけど『著者不明』というのが正しいと思う。 『パウロ』なら他の手紙では『キリストのしもべパウロから』という冒頭の書き出しがあるのに、この書簡にはそれがない。cf Ⅱ テサロニケ3:17…パウロだという『しるし』がないからね。

2014-08-15 07:44:00
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でもユダヤ人信者であることは確か!ヘブル2:3~4によると、イエスから直接宣教を受けたのではなく、弟子たちから伝えられて、メシアを信じるに至ったことがわかる。また『私たち』とあることから、手紙の受取人も同様の経緯で信仰を持った。内容から旧約の知識を持った人たちであることも確か!

2014-08-15 07:52:30
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ヘブル5:11~14から、受取人たちはもう『教師』になれるほど長い間信仰生活を送っていたのに、霊的には『幼子』のまま成長していない状態だった。これは現代のキリスト者には耳が痛い。教会での学びが常に『初心者向け』のクラスしかなければ、尚の事当てはまってしまう。悔い改めを迫られるね。

2014-08-15 07:59:44
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ヘブル人の手紙の受取人たちは、10:32~38によると『迫害』によって信仰がゆらいでいたことがわかる。 そりゃそうだよね。迫害はイエスを信じることによって起こるんだから。使徒4:1~3、5:27~28,41、9:16、21:13他。

2014-08-15 08:14:55
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もしイエス以外の名による迫害を受けてるとしたら、それは『カルト』だからでしょ。新約聖書にある迫害はすべて『イエスの名』によるもの。『エホバの名』や『教祖の名』ではないのだ。 なぜか…?

2014-08-15 08:18:55
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答えは、 使徒4:12この方(イエス)以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間には与えられていないからです。 *つまり『イエスの御名』だけが救いをもたらすからなのだ。だからサタンは敵対するわけ。

2014-08-15 08:21:32
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ユダヤ人たちが患難時代を通して『民族的回心』することが預言されており、彼らの民族的回心が『キリストの地上再臨』の条件なのだ。だから『ホロコースト』は、それを阻止するためにサタンが背後で働いていたわけ。今もイスラエルの滅亡を願ったり、反ユダヤ主義の背後にあるのはサタン的惑わし。

2014-08-15 08:33:26
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ヘブル人への手紙の受取人とはだれか…? この点もまたいろいろ言われてる。 エルサレムにいた信者…? 2:3~4を考えると、エルサレムにはイエスから直接宣教された人々がいたはずだから違う。 6:10、10:34から受取人たちは、思いやりと愛があったことがわかる。 物質的に豊かだし。

2014-08-15 08:51:12
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ローマ15:25~27、1コリント6:1~8から、エルサレムの教会は貧しくて、ほかの教会から献金を受けてたことがわかる。 ヘブル12:4には、受取人たちの中からはまだ『殉教者』は出ていない。霊的幼子。 エルサレムは使徒ヤコブやステパノが殉教している。使徒7:59~60、12:2。

2014-08-15 08:58:01
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受取人はローマにいるユダヤ人信者…!? ローマ1:1~14,15:20でパウロは、ローマの教会は使徒によって設立されなかったと言っている。が、受取人たちが伝道されたのは、イエスから直接宣教された人たちからだった。 また彼らは、神殿でのささげ物制度に回帰したいと願っていた。

2014-08-15 09:15:38
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ローマにいる人々は、長いことエルサレムの神殿から離れて生活していたので、神殿でのささげ物制度に回帰したいという誘惑は少ないはず…。 じゃ、どこの人たちよ? たぶん①エルサレムの近くに住んでいて、②強い迫害の中にあって、③ささげ物制度に回帰したいと思う人々だった…が一番近いかな。

2014-08-15 09:20:39
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ヘブル人への手紙は、著者だけでなく、受取人も執筆年代も明らかではない。でもヒントはある。 13:23から、テモテが生きている(テモテはパウロがAD50年頃伝道した。使徒16:1~3) 受取人たちも信仰を持って長い年月が経っていた。 8:4,10:1~2から神殿が機能していた。

2014-08-15 09:34:37
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ヘブル3:17 神は四十年の間だれを怒っておられたのですか。罪を犯した人々、しかばねを荒野にさらした、あの人たちではありませんか。 *AD30年のイエスの十字架の死から、AD70年の神殿崩壊まで『40年』ー試みの数ーを示唆している。 つまり、神殿崩壊間近の時に書かれたことになる

2014-08-15 09:39:34
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聖書で『救い』とか『助け』と訳されているギリシャ語は『ソゾ』…これは『肉体的』にも『霊的』にも使われている。 たとえば…使徒4:12,16:30~31,エペソ2:8ーこれらは『霊的救い』について述べている。 一方、マタイ13:30,24:13、使徒27:20,31『肉体的救い』

2014-08-15 10:41:21
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ヘブル人への手紙を読み解くときも、この点に注意すると良い。時代背景として、AD70年の神殿崩壊が目前に迫っている中でのことだから。 霊的救いを意味するのか、肉的救いを意味するのか、そこを混同するから『難解な書』になるのだ。

2014-08-15 10:51:03
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著者は、12:16~17で『エサウ』を例にあげている。彼は一時的な祝福(一杯の食物)と引き替えに、長子の権利を手放して『回帰不能点』を超えてしまった。泣いて求めても、時すでに遅しとなったのだ。

2014-08-15 11:10:35
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それと同じように、受取人たちがユダヤ教に回帰してしまっては、AD70年の神殿崩壊時にともに『肉体が滅びる』ことになると、著者は警告しているのだ。 レビ記1〜7章から『血の生贄』16章からは『贖いの生贄』が例にあげられ、イエスが都の門の外で十字架につけられたことを説明している。

2014-08-15 12:15:12
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民数記12章からモーセの忠実さを解説しつつ、イエスがモーセよりも優れた方であること、23~14章からはカデシュ・バルネアの罪から、取り返しのつかない『回帰不能点を越える罪』があることを説明している。彼らが再びエジプトに奴隷として戻ることはないが、約束の地に入ることは許されなかった

2014-08-15 12:29:20
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それは『一度宣告された裁きは、個人の霊的救いには影響をきたさないが、その世代が肉体的裁きから免れることはない』ことを教えている。 神は信じ、従うべきお方である。 信者の不従順は、霊的救いを失うことはないが、祝福を失う結果を招く。

2014-08-15 12:35:33
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また著者は、創世記14:18~20詩篇110:4からメル来ゼデクを例にあげ、メシアが祭司となることを説明している。 モーセの律法によれば、ある種の罪は『動物の血の犠牲』により贖われるが、ある特定の罪は肉体的死を招く。

2014-08-15 12:45:24
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これら旧約聖書からの引用は、ヘブル6:4~8の『難解箇所』を理解するために必要不可欠の情報である。レムナントとなるユダヤ人信者がユダヤ教に回帰することは、霊的に逆行することであり、カデシュ・バルネアのときの世代と同じ過ちをするのならば、神のさばきを免れないことを警告しているのだ。

2014-08-15 12:50:22
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イエスのメシア性を否定し『ベルゼブル』の働きだとした世代も『回帰不能点』を越えた。その結果、AD70年の神殿崩壊となった。今ここでヘブル書の受取人たちが、ユダヤ教に回帰するということは『その世代の罪』をともに負うことになり、『肉体的救い』(ギリシャ語:ソゾ)を失うことを意味する

2014-08-15 12:59:35
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このように回帰不能点を越えることが、マタイ12:22~45の『赦されない罪』の第一義的意味だ。(二義的には、聖霊の働きを否定すること。) 彼らが回帰したいと思ったユダヤ教は、レビ的制度、ラビ的ユダヤ教、イエスのメシア性を拒否したものだった。その裁きがAD70年の裁きだったのだ。

2014-08-15 13:05:30
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彼らが考えていた内容は、 ①迫害が止むまで、一時的にユダヤ教に回帰すること。 ②迫害が止んだ後に、再びキリストを信じれば良い。 ③キリストは、背教の罪を赦してくれる。④よって、新たに信仰のスタートが切れる。

2014-08-15 13:14:13