藤田直哉「前衛のゾンビたち――地域アートの諸問題」を巡って
@ka2saiki あれもそうですね。でも似ているように思います。藤田さんが書いているものは、どこまで意図してか分からないけど、日本固有の問題ではないところが面白いのです。
2014-09-08 11:10:45そうそう藤田さんが定義として用いているのは熊倉純子さん慣習の『アート・プロジェクト』というもので、彼の言い替えを引用すると「作っている過程を、結果的にできるものよりも重視する」「その場所や社会に合わせたものを作る」「地域や社会などに対する、色んな効果を期待する」(続
2014-09-08 11:13:06いくつか「地域系アート」に関するTLを読んで、拙作『山陽西小学校ロック教室』は紛れもなく地域系アートの中で製作された作品なんだよな、とあらためて思う。
2014-09-08 12:30:03地域系アートを語る際に、企画者、地位住民、アーティスト、(地域外の)鑑賞者の関係は複雑でなかなか正解はない、と思います。僕の数少ない経験では、地域系アートに参加し始めた頃、地域住民の方に「アートなんかいらない」と言われたことは色々なことを考えるきっかけになりました。
2014-09-08 12:55:07文芸批評のひとがアートについて語り合う地域へとやって来て誠実なしかし住人の血肉を採取するほどではないリサーチをして最後にひとつ作品を残していった
2014-09-08 14:10:42立ち読みですが、藤田直哉さんの「前衛のゾンビたち――地域アートの諸問題」(『すばる』10月号)を読んだ。概ね僕が今考えていることと重なった。気になった点は北川フラムさんの言葉の引用は、とりわけ分かりやすく語ったもので、現実はもっとしたたかでは、という点。
2014-09-08 14:18:50それから熊倉純子さんのアートプロジェクトの定義の引用を読んで思ったのは、当初、プロセス「も」重視する、だったアートがプロセス「を」重視するアートに変容したのではないか、ということ。さらに、僕が問題だと思うのは、最近はプロセスすら軽視されているのでは、ということ。
2014-09-08 14:22:44先の北川さんの話にも重なるが、地域アートにおける行政との関係は、個々の地域アートの成り立ちにより違いがあり、一見、行政がアートを利用しているように見えて、内実はアートがうまく行政を利用しているケースもあるのでは、という点。(どちらが主、ではないケース)
2014-09-08 14:27:39藤田さんの論考は、大雑把に言って、地域アートにおける、アートの自律性とは、という問題提起かと思う。北川さんの「鎮痛剤」の例に習えば、良薬は口に苦し、というのが理想かもしれない。一番の問題は、毒にも薬にもならないアート、かもしれない。
2014-09-08 14:31:46すばる掲載藤田直哉氏『前衛のゾンビたちー地域アートの諸問題』拝読。たぶん皆が感じていたことを分かりやすく書いていると思う。でも話はそこから..という感じも。多くの現代アーティストは評論家と"契約"して「ブランディング」を行っているとという一文には、田中功起氏の指摘に頷きました。
2014-09-08 15:31:14藤田直哉「前衛のゾンビたち」読んだ。日本で、地方の町おこしに関わる芸術表現がいかに受容されたかがわかりやすくまとまってる。最後は「芸術の核心」を問わなければ芸術は形骸化するのでは、というまとめ。同氏はそこに多様な意味での「美」を軸としと考えるべきでは?と主張してるように思った。
2014-09-08 17:46:22今年いくつか開催される地方の芸術祭に、イラストレーターやインディペンデントイベンター、極端に若いアーティストが採用される例が多いのが気になってる。その採択権限を誰が(何処が)有してるのかわからないけれど、無意識のうちに、既存の美術批評・言説を遠ざけようとする意図が見える気が(続
2014-09-08 17:55:45する。肯定的に見るならば、既存の美術言説に頼らない、別の批評を地方が自らの手で立ち上げようとする意思の現れとも言える。否定的に見るならば「アートなんて小難しくてめんどくさい」から、つべこべ言わずに面白いこと、有用なことをやれ、という意思の現れかもしれない。僕自身はその両方の(続
2014-09-08 18:00:13バランスが大事だと思うけど、日本の貧しい文化状況においては、鮮やかな戦略としてではなく、曖昧さを保持するための妥協策になってしまうのは目に浮かぶ。しかしなお、その「(広義の)悪い場所」と真摯に付き合うことで、良くも悪くも日本独自のアートのかたちを打ち立てることも不可能では(続
2014-09-08 18:03:46ないのでは?と思う。だ、そのためには、あまりにも「美術」と「地方(の政治)」の既成概念がそれぞれに強固すぎるのではないか。美術は60年代の学生運動にルーツを持つ反動性・抵抗の論理により過ぎているし、地方はあらゆる営為を地縁に回収することにより過ぎていると思う。その両者に(続
2014-09-08 18:08:34楔を打ち込むような「何か」が必要だと思うのだが、それが何なのかはわからない。そのうちの一つは優れた人材であることは間違いないのだが。
2014-09-08 18:10:02田中功起さんから感想をいただきました。ありがとうございます。藤田直哉「前衛のゾンビたち――地域アートの諸問題」を巡って - Togetterまとめ togetter.com/li/716706
2014-09-08 20:09:39