Smips・研究現場の知財分科会(第18回)【とあるポスドクの研究生活とacademist活用の裏側 〜学会参加や野外調査に使えるお金と時間の実態について〜】
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開催概要
■講演内容
「研究に必要な野外調査に行けない」「学会への参加が認められない」
研究業績を積み上げ、研究者同士のネットワークを作らなければならない、博士号取得後の大事な時期に冒頭のような研究活動が制限されてしまう状況に陥ると、研究者としてのキャリアに致命傷となりかねません。
今回のゲスト・岡西さんは「海洋生物の自然史科学に関わる人材育成」に関するプロジェクトの研究員として雇われており、本来は研修等の人材育成業務に専念する必要があります。が、岡西さんは、プロジェクトの活動である教育実習とうまく連動させながらコツコツと研究を進めています。講演では、その辺りの日々の具体的な時間の使い方、業務の連動の工夫についてお話いただく予定です。
また、先日クラウドファンディング「academist」で研究費の獲得に成功した際の裏話(支援者へのリターンに関して注意したこと、所属研究機関と発生したやりとり等)も合わせてしていただく予定です。
普段なかなか聞く機会の無い話になると思いますので、ぜひご参加いただければ幸いです。
■ゲスト
京都大学 フィールド科学教育センター 瀬戸臨海実験所
岡西 政典 さん・博士(理学)
■日時
2014/10/11(土) 17:00〜18:45
■会場
政策研究大学院大学
※参加費無料&事前申し込み不要ですが、参加いただける方は下記イベントページから「参加」押していただけると嬉しいです。
https://www.facebook.com/events/1476302015982741/
講演資料
開催前のつぶやき
これから10/11( 土)のSmipsについてつぶやきます。今月はテーマを微妙にかぶせた感じの二本立て構成。
2014-10-09 17:47:4613:00-14:30は「クラウドファンディングで集めた研究費の管理、いったいどうなってるの?〜academist第1号プロジェクトの事例紹介〜」。ゲストはacademist発起人・柴藤さん。 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 17:48:50クラウドファンディングの講演だと「どんなプロジェクトが成功しやすいの?」「どんなリターンが効果的なの?」みたいな話が多いですが、今回はその辺の話はほとんど入らない予定。 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 17:50:15その代わりに「研究機関に所属している研究者がクラウドファンディングで集めたお金の管理はどうなるの?」という話を中心に話してもらおうかと思っています。研究者本人にポンと渡せるのか、研究機関を通すのか等。 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 17:52:22なぜその切り口なのかというと、僕は研究者がクラウドファンディング(というか、もっと広い視点で一般市民から研究費を集める)に挑戦しようと思った場合、「支援集まるか?」ではなく「誰かに怒られないか?」が先に来ると思ってるからです。 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 17:54:37僕がパッと思いつくのだと「他の予算元からもらった研究費との用途の切り分け」、お金に関係ない話だと「リターンでどこまでやっていいのか」あたりです。後者で言うと、国費でいった野外調査で撮った写真をリターンにするのはありなの?とか。 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 17:56:42僕は「昆虫大学」「なまけっと」「博物ふぇす」等のイベントと接点を持つようになってから、「研究者にポンッと30万円くらい渡してあげられる状況」が明確に見えているので、その際の注意点をいまのうちに整理しておきたい 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 17:59:09同日の17:00-18:30は「とあるポスドクの研究生活とacademist活用の裏側 〜学会参加や野外調査に使えるお金と時間の実態について〜」。ゲストは京都大学 フィールド科学教育センター 瀬戸臨海実験所でポスドクしている岡西さん 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 18:02:48岡西さんは2013年7月にも別テーマで登壇してもらってます。ちなみにこのとき紹介してたエピソード(鳥羽水族館の方との相互フォローの話)絡みの論文が最近受理されたようで感慨深い > 「ソーシャルメディアを活用したイマドキの生物分類学」 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 18:06:49岡西さんはacademist第1号プロジェクトの挑戦者&達成者なので、所属研究機関とどんなやり取りしたのか、モヅルの乾燥標本をリターンにするにあたり、何か注意したか・指導があったかとか聞きたくて声をかけたところ 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 18:10:00たまたま岩手に標本収集に行くタイミングに重なっていて、「野外調査や学会に出張行くのも所属機関や雇用されてるプロジェクトによってはいろいろ大変なんですよ」みたいな話になって、その話おもろいやん、てそっちの話もしてもらうことになった 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-09 18:12:24というわけで、10/11(土)の研究会は、academistの主催者&第1弾プロジェクトの挑戦者コンビで話をしてもらいます。興味ある人は13時or17時にこちら参考に直接会場までお越しください。 > 研究会の参加方法 2nd-lab.org/#!how-to-join-…
2014-10-09 18:16:50(リバネス研究費の担当者にもっと早く声をかけておけば良かったというのが心残り。研究費を個人に渡すという意味で、似たような苦労を既に積み重ねているだろうから話聞きたかった)
2014-10-09 18:20:45当日のつぶやき
続いて、岡西さんの講演 > 【とあるポスドクの研究生活とacademist活用の裏側 〜学会参加や野外調査に使えるお金と時間の実態について〜】 togetter.com/li/727107
2014-10-11 17:07:08まずは岡西さんの研究内容の説明。「分類学」とは何か、について。似た特徴を持つ分類群にまとめ、それらに学名を付ける。分類学は我々が生物を認識し、それらに関する知見を共有するために必要な学問である。
2014-10-11 17:10:42岡西さんは「海洋生物の自然史科学に関わる人材育成」に関するプロジェクトの研究員なので、さすがに分類学の解説が面白い。
2014-10-11 17:11:48「教育プロジェクトの研究員」として雇用されている岡西さんが、いかに(教育行為ではない)研究をし続けているか、が今日のテーマです。
2014-10-11 17:13:09分類学研究をするためには、研究材料となる「標本の収集」が重要。昨年7月はSNSを活用して標本を集める工夫について話してもらった > ソーシャルメディアを活用したイマドキの生物分類学 2nd-lab.org/#!studygroup-0…
2014-10-11 17:15:44