rsbs日誌#33

﨟長けた鉄血のかはたれどきの魔女🦋 @r_s_b_s

#rsbs日誌　ハヂマリ。

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#rsbs日誌　しとしとと雨が降る。低気圧が近くに居座っているらしく暫くは止みそうに無いらしい。鎮守府は雨音に包まれ静寂に満ちていた。執務室と提督の私室を兼ねた部屋に近付く影が一つ。廊下に敷かれたマットがふわ…ふわ…と足音を吸収する。特に気配を隠す訳もなく、影は扉の前に立った…

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#rsbs日誌　躊躇いがちに延ばされた手がゆっくりとドアノブに触れ、ゆっくりと捻られる。かちゃり…と静かな金属音が聞こえ、扉が開かれた。目の前には机や本棚に物置。そして…お目当ての柔らかなベッド。そこにこんもりと小さく盛り上がった膨らみ。闖入者は静かに近付き、寝床に入った。

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#rsbs日誌　…静かに寝息を立てる少女が其処には居た。大学に見合わぬ豊かな胸を緩やかに上下させながら、昼の執務で疲れた体を癒していた。闖入者は暫し、寝息を立てる少女を眺めていたが、胸を押さえ…苦しみ混じりの呼気を溢した。目尻に僅かに涙を貯め…闖入者はそっと少女に触れ、起こした。

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#rsbs日誌　「提督…提督…」優しく揺さぶり、闖入者は提督と呼んだ少女を起こす。眠たげな声を溢しながら、瞳が開かれ闇の中に於いても尚紅い瞳が、闖入者を見つめる。「なんじゃ…？どうした…？」「胸が、痛い…の…お願い…」藤色の切なげな瞳が少女に懇願する。提督は言葉の意味を理解した。

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#rsbs日誌　「幻痛の発作かや…大丈夫かや…？」提督はそう呟き、闖入者の少女を抱き寄せる。「さっきまでは、引いてたけど…また痛みがぶり返してきちゃって…」藤色の瞳の少女は罰が悪そうに呟き、答える。「よい、よい…気にするな…今、痛みを取ってやろう…」少女は呟き、胸元にキスをする

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#rsbs日誌　「ぁっ…ん、く…ぁ…！」「ちゅ…ちゅ…ん…力を抜くがよい…その方が楽じゃ…」提督はネグリジェを捲り、少女の柔肌にキスを落とす。胸元からは青暗い、瘴気が小さく立ち上っていた…提督は其処に唇を触れさせて、吸い上げる。とん…とん…と藤色の瞳の少女の背中を撫でながら…

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#rsbs日誌　空いた手で少女を愛撫しながら、提督は胸元から立ち上る瘴気を吸い上げ続けた。時間経過と共に、立ち上る青暗い瘴気は減っていく…その間にも優しく、指先は少女の秘処をくちり…くちり…とかき混ぜ、時折ちゅく…と頭を出した淫核が擦り撫で上げられる。少女は甘い悲鳴を溢した…

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#rsbs日誌　「ぁっ…は、ぁ…！提督…！ていと、くぅ…！んきゅ、ぅ…っ…！」胸から消え行く痛みと、与えられる快楽に少女は体を震わせ、腰を振り、秘処を自ら提督の指へと擦り付けた。そして…狂おしい程に切ない声に成らない悲鳴を上げながら、痙攣と共にイキ果てた…秘処を濡らして…

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#rsbs日誌　快楽に果てた少女の胸元から提督が唇を離すと、立ち上っていた青暗い瘴気は見事に吸い上げられ消え果てていた…提督は枕元に置いていた塵紙を一枚取り上げ、吸いとった瘴気をてろり…と吐き出す。青暗く、半固形の血の様なそれを包み隠すと、提督は青白い鬼火で焼き捨てた…

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#rsbs日誌　「ん…楽になったかや…？」「…はぁ…えぇ…本当に、痛みも消えて…」「久しぶりの発作じゃったな…今宵はここで寝てゆくがよい…」「あらぁ…いいの…？」とん…とん…と優しく背中を撫でながら提督は囁く「痛みに泣いたのならば、甘えるがよい…」少女は頷き、胸に顔を埋めた…

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#rsbs日誌　「何時か、お主の胸の発作も綺麗に直してやろう。苦しみもなく、ただ健やかに過ごせる様に」抱き締められていた少女は小さくみじろいだ「…でも…それだと、こうやって甘えられなくなっちゃうわ…」くすくすと、笑い声が少女の耳をくすぐった。「発作が無くとも甘えるがよい」

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#rsbs日誌　「わしはそんなに器量の狭い魔女で居たつもりは無いのじゃから…な…」「だったら…ぁっ…」少女は声を漏らす。濡らした秘処をもじもじと擦り付けて…「今…甘えても良いでしょう…？」「造作もない…幸せに酔うがよい…わしの龍田…ちゅ…ちゅ…」唇が、重なりあった。

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#rsbs日誌　甘い声を漏らし、絡まりあう二人。差し込まれた舌はねっとりと互いの粘膜をなぶり、酸素を奪っては頭をぼんやりとさせる。だがそれでいい。幸せの為には暗い過去、痛い歴史を忘れる必要も時としてあるのだから……シーツは乱れ、緩やかな丘を作る。少女は、龍田は、ただ寵愛を貪った…

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#rsbs日誌　…―――――横須賀。何十年も前の出来事でも無ければ先日と言う身近でもないとある時間。「今日も、雨なのねぇ…」窓際に掛けられたカーテンを僅かに開いて外を見た私。遠征隊の皆は大丈夫かしら…？司会も悪くなるし、電探の効きも落ちてしまうから…「龍田は優しいね」

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#rsbs日誌　背中から掛けられる言葉は、執務机の椅子に腰掛けていた提督の物。「私だって一応、海の上で艦隊を預かる秘書艦だもの。心配ぐらいするわ？」「龍田は真面目だね」「ふふ…有り難うございます。今書いている書類はなぁに？」「ああ、君たち艦娘の…何だろう。勤務態度みたいな物だ」

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#rsbs日誌　とんとん、と指先で書類を突つきながら提督は答えた。「まるで学校の内申の様かな。今後君達艦娘の誰かが移転を申し込んできたり、栄転が叶った時に、『次の』提督に見て貰ったり役立てたりする物さ…まぁ、大半はただ普通に元気にしているかの報告書に成って居るがね」

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#rsbs日誌　「成る程ねぇ…大変じゃぁない？」「いいや。君達との思い出を思い返したりして中々楽しいよ。悪くない仕事だ…そうだ竜田。そろそろ時間じゃないかい？」言われ、龍田は時計を見る。確かに時針と分針はそろそろ自分の仕事の時間が近付いているのを指していた。「あら、もうだわ」

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#rsbs日誌　「何時もすまないな。本来なら私自らすべきなのだが…」「いいえ。此れ位どうと言う事でもないわ。街を見て回るのも楽しいし」そう言い、龍田は鞄に幾つもの書類の入った封筒を納める。「複数艦隊の同時投入の演習…上手く行くものかね？」「さぁ…実際にやってみたいと……うっ……」

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#rsbs日誌　苦悶の声を上げて、龍田は胸を押さえてうずくまった。「龍田！」提督が駆け寄り、体を支える。「…っ…心配、要らないわ…今日のは、そんなに痛くないから…」「無理をしてはいけない。苦しいなら休むのも大事だ」龍田は提督の言葉に首を振りながら錠剤を取り出し、飲み込んだ。

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#rsbs日誌　「此れ位、平気よ…大丈夫だから、ね？ああ…私もこんな体じゃ無かったら…なぁ」収まる胸の痛みにホッとしながら、龍田は立ち上がると鞄を手にした。「それじゃぁ、秘書艦龍田此れより書類輸送任務に参ります」「気を付けてな…」提督はポツリと呟き、龍田が消えた扉を見つめた。