「本格(Honkaku)」という言葉が米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログで紹介される
英語には「本格ミステリ」の「本格」に相当する単語がないと言われています。
英語圏のミステリ評論家もその「不便さ」(?)を感じていたようで、ツイストの効いたプロット、結末のサプライズ、フェアプレイなどを包摂する概念を表すものとして、日本の「Honkaku」という言葉が紹介されました。
◆続報◆(2014年10月14日)
http://togetter.com/li/731940
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- ↑ 原題 L'énigme du Monte Verita (2007) 未邦訳
アンリ・コーヴァン (Henry Cauvain, 1847-1899)
- ↑ 原題 Maximilien Heller (1871) 未邦訳
- このアンリ・コーヴァン『マクシミリアン・エレール』(1871)はコナン・ドイルのホームズ&ワトソンの造形に影響を与えたのではないかともいわれるフランスの作品。変わり物の青年マクシミリアン・エレールと医師の「私」が密室内の毒殺事件の謎を解く。
- 松村喜雄『怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史』(晶文社、1985年6月 / 双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作全集52、2000年11月)の第1部第9章「密室について」にこの作品のあらすじ紹介がある。インターネット上の日本語サイトでは、ブログ「スリムじゃない生活」の「ルパンシリーズのホームズ(その1) ホームズとショルメス」(2005年9月6日)、「十九世紀フランスの忘却作家名鑑」の「アンリ・コーヴァン」のページが詳しい。
まとめ
【続報】日本の「Honkaku」ミステリ事情がアメリカの雑誌『パブリッシャーズ・ウィークリー』の増刊号で紹介される
昨日紹介した米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログの記事は2014年9月24日のもの。
ここで紹介しているのは、『パブリッシャーズ・ウィークリー』の2014年10月9日付けの増刊(?)に載った記事「世界の不可能犯罪物」です。この記事でも「Honkaku」という単語が使用され、日本の本格ミステリ事情が紹介されています。
◆関連◆
2014年10月17日:「本格ミステリ」「新本格」は今まで英語でどのように表現されてきたか
http://togetter.com/li/733197
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まとめ
「本格ミステリ」「新本格」は今まで英語でどのように表現されてきたか
先日作成した以下の2つのTogetterまとめに関連するまとめです。
2014年10月13日:「本格(Honkaku)」という言葉が米国『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』のブログで紹介される
http://togetter.com/li/731215
2014年10月14日:【続報】日本の「Honkaku」ミステリ事情がアメリカの雑誌『パブリッシャーズ・ウィークリー』の増刊号で紹介される
http://togetter.com/li/731940
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