「現状においての文化資本=アートは政治関心を破壊する為の装置なのか?」
- acheron_555
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「表現の自由」がある、と勘違いしているのは現状の社会が人権倫理に基づいているという認知の誤認なのだが、表現に自由などなく、表現の自由と呼ばれているものは「資本の合理性の自由」だろう。
2014-10-18 19:28:39ポルノなどのゾーニングの話になる場合、「消費の神話」の問題は避けられないだろう。つまり人権倫理よりも経済合理によって、ポルノなどの広告は突き動いていると言ってもよい。
2014-10-18 19:23:43@georg_trakl 消費の反対を思考するしかないでしょう。おそらくはアートが消費されない為には自己形成の物語を構築するしかないのかもしれません。
2014-10-21 19:50:31@georg_trakl ドイツ小説はビルドゥングス・ロマンの形式を取っているらしいですが。ゲーテの影響は強いと思うわけです。多分、アートの起源を辿っていくと、神話や聖書の教えなどに通じると思うのですが、神話が解体され記号化された形式には交換可能な消費しかないと思うわけです。
2014-10-21 21:04:27@georg_trakl 倫理は神話から生まれるかと思います。 記号的なアートは「消費の神話」しか生まないのではないでしょうか。 今の社会の倫理性の無さは必然的帰結かと思うわけです。
2014-10-21 21:19:07@georg_trakl ある種、実存の形成を行う為にアートは機能していると思います。新たな即物的に消費出来る記号的な作品群によって、いくらでも交換可能なものは、自己形成の構築には繋がらず、呆ればブックオフに叩き売られるだけの存在のように思えます。
2014-10-21 21:06:23@acheron_555 かつての古本屋とブックオフは、商売の形態は同じである筈なのに、根本的に何かが違うと思っていたのですが、つまりそういうことなのですね?
2014-10-21 21:19:14@acheron_555 実際、ブックオフとか行っても、いわゆる本が少ないですよね? 本が片隅に追いやられていて、みんな本なんか読んではいないんです。
2014-10-21 23:22:05@acheron_555 ひたすらに欲望を刺激することが自己目的化しているんで、欲望を超えた価値とか表象できなくなっているんじゃないかと思う事があります。
2014-10-21 23:23:35@georg_trakl 我々は思い入れのある作品は違いますが「アートを消費出来ない」「思い入れのあるアートの劣化」「記号的に解体、破壊される事」を真摯に嫌悪している事が共通しているのかもしれません。
2014-10-22 10:44:33@georg_trakl 貴方がクラシック音楽を消費出来ないように、自分はDir en greyもローゼン・メイデンも甲田学人の作品群も消費出来そうにありません。ブックオフに衝動的に叩き売る事になっても、いずれ買い直すでしょうね。MTGのカードも棄てられなかった。
2014-10-22 10:45:51@acheron_555 ただ、パッケージ化され商品として流通している音楽の中に、時々、パッケージ化された枠では収まりきれない生命の欠片を見つけたりする事があります。
2014-10-22 10:55:25@georg_trakl 日本の文化や芸術は即席の「ファースト・フード」のジャンク品と化しているのだと思いますよ。 美少女アニメはアメリカの学校給食で出されるコカ・コーラであり、 自然界には無い百%オレンジ・ジュースなのでしょう。
2014-10-22 11:39:28@georg_trakl はっきり言いますが。 オタク・コンテンツが大好きな人達は、 政治的無関心派か、ロリアニメの表現規制のみを問題視している輩か、 あるいはネトウヨばかりになっている傾向がありますよ。
2014-10-22 11:40:02そういえば、アダージョ・カラヤンなんてのが、カラヤンの死後、ヒットした。いくらなんでも、あれじゃカラヤンが不憫だと思う。作曲者が込めた思いとかも、耳に心地よい癒しを求める消費財として、あれは商品化された。
2014-10-22 11:02:57カラヤンは商業主義とかそういう批判が多い。確かに金儲けがとても大好きな人物であったのは間違いない。ただ、それ以上にクラシック音楽を世界に普及させようとする狂信的なまでの情熱という部分はあったのではないだろうかと思う。
2014-10-22 11:10:02カラヤンの音楽の中にあるグローバリズムな部分、クラシック音楽を大規模な産業に組み込ませ、「帝国」を実現させようとする野望、そして彼の演奏スタイルについて、石井宏をして、東郷青児の美人画との類似を連想させるモダニズム、これらは相互に関わりあっている事象なのではないだろうか?
2014-10-22 11:34:39@acheron_555 自分もまた今のところ消費者でしかなかったりもします。ただ最近では、その消費者すらもやれなくなっているんで…
2014-10-22 10:52:18ただ、それは同時に高級ブランドの消費財として、クラシック音楽を消費させる事にも、カラヤン本人の意図に無関係なレベルで、大いに貢献した。
2014-10-22 11:16:23いろんな人が書いているカラヤンの評伝とかそういうのを読むとわかるけど、70年代以降、かなり無理に無理を重ねていて、それを絶対に楽団員の前で晒すことが無かったらしい。あの老体へ鞭打ち方は尋常なものではない。
2014-10-22 11:10:27レコードなどの媒体に積極的に取り組んだというと、ストコフスキーの存在を忘れてはならないのだけど、彼の場合はいわゆるカラヤンのような権威にはならなかった。むしろ彼はディズニーのファンタジアや、オーケストラの少女に関わった指揮者として、クラシック音楽以外の社会では認知されている。
2014-10-22 11:19:38カラヤン・サーカスの造りとかもそうだけど、権力側から権威を民衆に与えるものとして音楽を授けるという、そういうスタンス。彼ほど指揮者という仕事の権力性を熟知していた人物は他にいないんじゃないかと思えてくる。
2014-10-22 11:23:43いずれにしても、カラヤンはレコードという記録媒体を積極的に利用する事によって、指揮者というとカラヤンと答えが返ってくる所まで、普及させる事に成功したという事なのだろう。
2014-10-22 11:15:50