田中宗一郎氏(@soichiro_tanaka)の、くるり11thアルバム『THE PIER』に関連するTweet

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田中宗一郎🖖 @soichiro_tanaka

消費や投票やデモと同じく労働はもっとも直接的な社会参加だ。自らの労働の現場での仕事がどれほど社会における役割を果たしているのか。その生業が自然を破壊したり、グローバルな格差を助長していたりはしないか、例え自らが為政者や資本を持った連中の傀儡だとしても、それは考えなければならない。

2014-12-17 13:13:21
田中宗一郎🖖 @soichiro_tanaka

すべての人々が自らの労働の意味について考え、その役割を果たさなければならない。つまり作家は作品を作ることが何よりも重要な社会的な役割なのだ。そうした問題意識を形にしたのがくるりの『THE PIER』だった。2014年における労働の再定義。あの作品はそう翻訳することが出来る。

2014-12-17 13:18:43
田中宗一郎🖖 @soichiro_tanaka

くるりの『THE PIER』とは2014年における労働の再定義だということ。それについては彼らのレコードのライナーにしつこいぐらい書いた。もしアルバムを未聴で俺の書いたテキストが未読なら、もう一度リバティ&グラビティを聴いてみればいい。21世紀における労働讃歌を。話はそれからだ。

2014-12-17 13:22:25
田中宗一郎🖖 @soichiro_tanaka

スプリングスティーンの“ザ・リバー”の主人公も『ブレイキング・バッド』のキャラクターたちもいくら懸命に働いても自らの生業、仕事にどれだけ誇りを持っていても、ありきたりの幸福にさえ届かない。それは今の我々、特にここ数年、日本から現れた新世代のインディ作家が置かれた立場だろう。

2014-12-17 13:35:41
田中宗一郎🖖 @soichiro_tanaka

だからこそ彼らの表現に心の底から期待している。くるりの『THE PIER』の存在意義はその10分の1も理解されていない。仲間たちにおいても、勿論、無知と無関心の地平においても。だが批評家という立場から俺たちは懸命にそれを翻訳し、伝えようとする。届かなくてもやり続ける。仕事だから。

2014-12-17 13:40:22
田中宗一郎🖖 @soichiro_tanaka

原稿書かなきゃ。それが俺の仕事だからね。何よりも大切。いい一日を!

2014-12-17 13:47:33
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