屋代聡さんのツイートでまとめたブック・ガイドVol.1

折にふれ、初学者向けから専門書まで紹介されている屋代聡さん(@yashirosatoru)さんのツイートから書籍の紹介部分を抜き出してまとめてみました。会話の一部を使ったところもあるので、前後のつながりが不自然な部分のありますが、ご容赦の程を…。 版元さんの紹介ページ(一部アマゾン)のリンクを追記しました。 また、国立情報学研究所の情報サービス“Webcat Plus”で検索した著者のプロフィールページのリンクも付け加えました。リンク先ページ内の“この人物の本を検索”というボタンを押すと他の著作の検索結果が表示されます。
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川北 稔(1940~:イギリス近世・近代史・世界システム論)
他に
『工業化の歴史的前提-帝国とジェントルマン』岩波書店
『民衆の大英帝国』岩波書店
『世界の食文化(17)イギリス』農山漁村文化協会
『私と西洋史研究――歴史家の役割』創元社
『イギリス近代史講義』講談社現代新書
他多数。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/29171.html

屋代 聡 @yashirosatoru

宮部みゆき『火車』は多重債務問題やカード破産の実状を描きながら、ある女性の失踪と殺人事件の謎が明かされてゆく。ページをめくる手が止まらぬ傑作であること請け合いだが、この小説に出てくる溝口弁護士、事件解決の重要な鍵を与える人権派弁護士のモデルこそ、宇都宮健児その人なのである。

2014-01-14 14:07:28
リンク www.shinchosha.co.jp 宮部みゆき『火車』|新潮社 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

宮部 みゆき(1960~:小説家)
公式ホームページ
http://www.osawa-office.co.jp/write/miyabe.html
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/195876.html

屋代 聡 @yashirosatoru

これを読みなおす。皆さんもぜひ。 『消費者金融―実態と救済』岩波新書。著者らの尽力で、先進国最悪の水準にあったわが国の貸金業の悪徳が是正された。 どれほど日本の消費者金融がひどいものであったか、大手銀行がそれといかに結託してきたか。amazon.co.jp/%E6%B6%88%E8%B…

2014-06-29 08:49:20

宇都宮 健児(1946~:弁護士)
宇都宮けんじブログ
http://utsu-ken.seesaa.net/
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/158340.html

屋代 聡 @yashirosatoru

「はだしのゲン」も読まずに、この国で大人になれるかよ。

2014-03-21 00:33:22
リンク www.choubunsha.com はだしのゲンシリーズ | 株式会社汐文社(ちょうぶんしゃ) 汐文社は子どもの本の出版社です。ロングセラー『はだしのゲン』を中心に、子どもたちに命の大切さや平和を訴える本の出版をめざしてきました。主に学校、公共図書館向けのセット商品を出版しております。活字離れが心配されている子どもたちにも、心から楽しんでもらえる本をお届けしていけるよう、これからも努力してまいります。

中沢 啓治(1939~2012:漫画家)
他に
『はだしのゲンはピカドンを忘れない』岩波書店
『中沢啓治著作集』垣内出版
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/53145.html

屋代 聡 @yashirosatoru

ほんまにネトウヨくんって、これ読めばいいと思うよ。皆さんも勧めてあげてください。 http://t.co/9fVkBzKsro

2014-03-13 11:39:27
リンク www.amazon.co.jp Amazon.co.jp: ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の歴史 3 江戸時代後半‾現代 (ドラえもんの学習シリーズ): 藤子 F不二雄, 浜学園: 本 Amazon.co.jp: ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の歴史 3 江戸時代後半‾現代 (ドラえもんの学習シリーズ): 藤子 F不二雄, 浜学園: 本

小学館:ドラえもんの学習シリーズ
http://www.shogakukan.co.jp/books/series/_id_B50001

屋代 聡 @yashirosatoru

ワールドカップが行われているから、国際スポーツイヴェントに焦点を当てたものを中心に。

2014-06-15 23:32:34
屋代 聡 @yashirosatoru

A・グットマン『スポーツと帝国―近代スポーツと文化帝国主義 』 近代スポーツについて、これを文化帝国主義だとする批判に対する反論。近代スポーツの伝播事例を可能な限り網羅的に検討し、伝播の多数のモメントの存在を強調、文化ヘゲモニーの分析視点を提示しています。日本の野球も登場。

2014-06-15 23:34:12
屋代 聡 @yashirosatoru

『スポーツと帝国 』は、”スポーツは欧米による文化帝国主義だ”という批判について一面的に過ぎるとして、説得的に反論していきます。スポーツの国際化はそんな単純なものではなく、複数のファクターの絡み合いです。イギリス最大の植民地だったインドでサッカーが発展しない理由、なぜでしょう?

2014-06-15 23:35:24
リンク www.showado-kyoto.jp スポーツと帝国 - 株式会社昭和堂 スポーツと帝国詳細をご覧いただけます。

アレン・グットマン(1932~:)
他に
『スポーツと現代アメリカ』TBSブリタニカ
『スポーツとエロス』柏書房
『アメリカのユダヤ系作家たち』研究社
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/410492.html

屋代 聡 @yashirosatoru

有賀郁敏ほか『スポーツ (近代ヨーロッパの探究)』 本書は、スポーツを複眼的・包括的に理解しようと、近代における”歴史的・社会的存在”としてのスポーツを多面的に探究しています。

2014-06-15 23:36:39
屋代 聡 @yashirosatoru

第1部では、国民国家形成過程における国民的・民族的アイデンティティの強化や文化を媒介とした国民統合とスポーツとの関係、およびスポーツの階級的性格と道徳的・規範的意味の付与の実態などが問題とされます。

2014-06-15 23:37:18
屋代 聡 @yashirosatoru

第2部では、人びとのエネルギー集積・発露の場としての民衆娯楽や祭典が、権力や権威そして権力との関係において同化ないし周辺化され、あるいは淘汰・解体されていく状況、更にそれとは逆に独特な共同の時空を生みだすことでスポーツにおける主体性形成の拠点を形成していく状況が論じられます。

2014-06-15 23:39:10
屋代 聡 @yashirosatoru

第3部では、国境を越えるスポーツを巡る国家間の緊張関係と国際政治とリンクしたスポーツあるいはスポーツイベントのグローバルな展開過程が検討される。「スポーツとは」「国際スポーツイヴェントとは」と学問的に論じるなら、以上あげた2冊は最初に読むべきものでしょう。

2014-06-15 23:40:26
リンク www.minervashobo.co.jp スポーツ - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社 ミネルヴァ書房は、人文・社会科学の学術出版社です。人文・法経・教育・心理・福祉の書籍を中心に刊行しています。

『スポーツ (近代ヨーロッパの探究8)』執筆者
有賀 郁敏(1957~:ドイツ近代史・ドイツスポーツ文化史 )
他に
共著
『スポーツの自由と現代(下)』青木書店
『体育・スポーツ紙の展望―国際的成果と課題』不昧堂出版
『戦後体育実践論 第3巻 スポーツ教育と実践』創文企画
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/709504.html

池田 恵子(1966~:体育史・スポーツ史)
他に
『前ヴィクトリア時代のスポーツ―ピアス・イーガンの「スポーツの世界」』不昧堂出版
共訳書
アレン・グッドマン『スポーツと帝国』昭和堂
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/515871.html

小石原 美保(1963~:スポーツ史)
他に
『クーベルタンとモンテルラン―20世紀初頭におけるフランスのスポーツ思想』不昧堂出版
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/363754.html

福田 宏(1971~)
他に
『身体の国民化 : 多極化するチェコ社会と体操運動』北海道大学出版会
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/3903847.html

松井 良明(1964~:西洋史・スポーツ科学)
他に
『近代スポーツの誕生』講談社現代新書
『ボクシングはなぜ合法化されたのか』平凡社
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/667231.html

功刀 俊雄(1956~:体育学)
他に
共著
『幻の東京オリンピックとその時代――戦時期のスポーツ・都市・身体』青弓社
『いま奏でよう、身体のシンフォニー―身体知への哲学的・歴史学的アプローチ―』叢文社
『チェコとスロヴァキアを知るための56章』明石書店
など。
Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/2618866.html

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