地方自治体・地域におけるIT×教育のいま イベントレポート

2014/11/8(土)に開催された政策分析ネットワーク事務局によるイベントに参加してきました。Windowsタブレットを導入した佐賀県と荒川区、iPadを独自に導入している多摩市愛和小からキーパーソンが登壇しました。
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

駒崎:これがタブレット導入校の課題。今の所、定性的な成果しか得られておらず、定量的な成果はこれから。タブレットを入れたからといって、すぐに学力が上がるものではない、と事前に断った上で始めている。 pic.twitter.com/meYXxZKPsS

2014-11-08 15:20:03
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

駒崎:導入のスケジュールと導入規模。タブレットは佐賀県と同じもので市販されていないカスタマイズ版。充電保管庫で充電、今の所はまだ持ち帰りはやっていない。この9月から活用開始、かなり教員も前向きに取り組んでいる。 pic.twitter.com/Ic28Kd75bz

2014-11-08 15:24:00
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野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

会場では諏訪台の実践事例のビデオが流れています。プールの授業でタブレットを水の中に完全に浸して、水泳のフォームを確認するような様子が映し出されています。完全防水でないとできない活用事例ですね。

2014-11-08 15:29:04
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

続いては多摩市立愛和小学校 校長 松田孝先生から。松田:今、可能な範囲で活用ログを取ろうとしているが、1日あたりで20ー30分くらい。これではICTを使ったような教育効果を図るのは難しいのではないか、と考えている。なので、私は積極的に「使おう」と声かけをしている。

2014-11-08 15:40:11
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:リアルタイムLMSを使った実践。授業の中でこれを使い、授業の中でみんなが互いにコメントしあい、教員がそれをファシリテートするようなことをやっている。全員の生徒が集中力を持って授業をできていた。ちなみに私は電子黒板は要らない派で、ソフトで近いことが出来ると思っている。

2014-11-08 15:45:17
Kayo Kamiya @kayoJ45

高校生ともなると、学校で使うタブレットやは自分で選びたいだろうに。学校推奨タブレットを一台決めて、何を選んでいいのか分からない生徒、保護者はそれを選ぶ、そんな環境で使わせてあげたいなぁ。。

2014-11-08 15:46:24
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:iPadが良いのはAirPlayの存在が大きい。無線で生徒のiPadの映像が電子黒板やプロジェクタに飛ばせる。これができるから前職の狛江教育委員会でiPadを選んだといっても過言ではない。これを日常的に活用しているのが愛和小学校。公開授業に来て、是非確認してみてほしい。

2014-11-08 15:47:28
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

パネルディスカッション:佐藤教授から「ICT×教育」の最大の課題は? 佐賀の福田先生:いかに継続させるか。すべての教員が賛同できる場を作る。次に繋げる人を育てること。また保護者の声、世論も継続に必要。 荒川の駒崎さん:同じく続ける事。確定的なスタイルを作る、標準化が重要かなと。

2014-11-08 15:52:04
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

駒崎:行動変異がどれだけ起きるか。それが定量的な実績に繋がることが重要。 松田:BYODのwebを是非作って欲しい。小学校でどんなタブレットでも使える環境が理想で、そのためには導入効果のエビデンスが必要で、データを取っていく。ただ、予算は大きな課題で、より多くの協力が必要。

2014-11-08 15:56:07
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

グリーの小宮山さん:全国を取材していて子供達の自主性が最大限引き出すケースが多いものの、出来る子と出来ない子の間で差が気になることがある。ちなみに、なぜ佐賀、荒川、愛和小は導入が「出来た」のでしょうか?

2014-11-08 15:58:28
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

福田:方針を明確に出来たこと。これはトップダウンでやると決め、腹を括った。佐賀県では教員採用試験で電子黒板を使った講習をクリアしないと教員になれないくらいまで徹底している。 駒崎:区長の想いと、産学連携。これまで名刺を1700枚くらい配った。とにかく理解してもらうようにした。

2014-11-08 16:01:07
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田:自分自身の想いがそうさせた。でも昔のように今の学校は、学べば社会で通用するものではなくなっている。子供達にとってより良い状況を実現するために動いている。

2014-11-08 16:05:18
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

佐藤教授「小宮山さんは親として教育委員会という仕組みをリーダーシップに頼っていても良いとおもうか?」小宮山「いつの時代も機会の平等はないと思っている。それを享受したければ荒川に引っ越すなり、プログラミングの塾などに行けば良い。」

2014-11-08 16:07:22
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

佐藤教授:2ー3年後にIT化をする予定があるかを学校に聞いたところ「ない」と答えた学校が多々あった。自分の所だけでなく、他のエリアにも波及させるにはどうすればよいか? 福田「佐賀では学校での著作物の著作権は放棄同然と言われている。共有する事を前提」

2014-11-08 16:13:36
Kayo Kamiya @kayoJ45

教育のICT化について、担当者の「保護者の理解を得ることが大切」という発言は、それらしく聞こえるが、本当に狙うところはそこじゃないと思う。保護者の気持ちとしては「保護者の期待を得る」と言ってほしい。保護者は、学校と先生に期待したい。自分の子供を伸ばしてくれる存在だと思いたい。

2014-11-08 16:15:15
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

駒崎「後ろ盾があると進めやすい。国などの方針の中により明確にICTの活用などが示されると嬉しい。我々も公開授業や視察などはオープンに受け入れ、どんどん情報を出している。」

2014-11-08 16:15:59
野本 竜哉(iOSコンソーシアム文教担当 @ioscedu

松田「今の施策展開からいくと2020年の一人一台のタブレットは難しいと思っているので、民間の力も合わせてムーブメントを起こしていくべき」小宮山「文科省の1670億が地方自治体にて教育用途に使われないなどの問題がある。首長クラスのICTの情報感度の高さがとても重要ではないか」

2014-11-08 16:18:31