アームヘッド三章ジ・エンドまとめその２

マキータ @makitateriz

「うんしょ。うんしょ」奴は不良を無視！そういう性格だもんな。むしろ気付いていない疑惑もある。「てめえこら！」奴は無視！「しらばくってんじゃね！」不良が奴にくってかかる。「ブヒ？なんか汚い声がするのう」奴が反応する！「足が折れたぞ！弁償しろ！」「ブヒ？いくらかかるんじゃ？」「え？」

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「治療費はいくらかと聞いておるんじゃ？豚野郎」「なんだとてめえ！」不良が殴りかかるのをかわして、奴がキャリーバッグから武器を取り出す。金を。奴は金を不良の口に突っ込んだ！「金はいいぞ。豚よ。誰もが金の前では黙るんじゃ。ブヒヒ」「あ、汚い金持ち先輩！大丈夫ですか？」「終わったぞ」

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「モガッモガッ」不良は口に突っ込まれた札束で喋れぬ。「お、ティガーくんもいるじゃないか！」よくみたらあの人アームヘッド部の礼三郎先輩の舎弟のトウウン先輩じゃないか。というか奴にばれた。「ブヒ？ティガーくん！ティガーくんいるの！」奴がこちらを振り向く。奴はうちの親戚なのだ。

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汚い金持ち先輩(この俗称は初めて聞いたが)は村井財閥筆頭嫡子の一人、村井真理だ。村井財閥の祖、村井金太郎の五代目だ。僕はこいつが苦手なのだ。今年のバレンタインには三倍で返したら村井研究所が傾くレベルのプレゼントをされた。しかし奴は別の中学のはず！

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「ブヒヒ、ティガーくん。私の中学来てくれると思ってたのに来ないから、転校してきたわ！」「...」「どうしたの？」「え。ええとなんのようです？」「つれないのね！ティガーくん。私はあなたのボスに情報を持ってきたのよ！ブヒヒ」「絡まないの？」「絡んで欲しいわけ？」「え、いやあの」

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「姫岸って知っている？」「知らない」「前生徒会長です」「もう、私のセリフとるんじゃないわよ、ブヒヒ」「すいません」「とりあえず部室ね！」そして部室へ連行された。そこには礼三郎先輩、舎弟、魔法少女コンビ先輩、若葉とやみ、嫌味委員長がいた。「生徒会のやつらめ！」嫌味委員長が吠える。

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「もう、とられちゃったわけ、君の委員会、ブヒヒ」「あ、村井さん、その節はどうも」「礼三郎、元気じゃん」「はい！お陰さまで！」「まあ、いいわ。私のティガーくん世話してくれてるしね」もう突っ込まんぞ。「生徒会が何ですか？」話題戻そう。「風紀委員会はサークラされた」サークラ？

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「生徒会の直属、房中術に長けた保健体育委員会だ、風紀委員会はサークラスパイにより分裂し副委員長が寝返り生徒会のしもべになった」「ヤバイぜ、だんだん圧力をかけて潰すつもりだぜ、うちを」「ブヒヒ、大変じゃのう」なんだこの学校...。「汚い金持ち先輩！どうすれば！」「政権奪回じゃ」

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「おい、入るんじゃ」上から男が降りてきた。「どうも」こいつ、天井に張り付いてたのか？「旧生徒会の者です。姫岸生徒会長の使者です、是非姫岸生徒会長が御会いしたいと」「ブヒヒ、旧生徒会もサークラされたんじゃ。笑えるのう」使者が村井を見る。「ブヒっ まあ、仲良く政権奪回してくれ」

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そして後日姫岸前生徒会長に会うことになったのだが...。続く。

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「バニッシュド・クイーン2」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

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彼女は前生徒会長姫岸、通称姫騎士。生徒会長時代は絶大な人気を誇ったが、謎の不信任選挙により退任した。「あんな奴に悔しい...。びくんびくん」「お気持ちは分かります」「わからないわ！この屈辱を！」姫岸先輩のうつくしめの顔が怒りに歪む。「憎むべきクロワ・サン・テリアス！」「え？」

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「闇のアームヘッド者の王、怪鳥が生徒会長...。？はっ怪鳥が会長！」「何を納得してるのよ！」「しかしまずいですよ先輩、闇のアームヘッド者が素人の世界に手を出すって...」というかこいつら会長の名前知らなかったのか...。「まあとりあえずともかく同盟よ！うちのものをおいておくわ！」

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姫岸先輩が手招きする。「桜です、よろしくお願いいたします」だがトウウン先輩の目が怪しくひかった。続く。

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「バニッシュド・クイーン3」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

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サークラとは正確にはサークルクラッシャーという。その起源は遥か古代まで遡ることができる。アイサ大陸の古代の諸王国の典型的な例を見るまでもなく彼女たちは諸王を魅了し狂わせた、その結果多くの国が滅んだ。そして現在サークルクラッシャーは規模を小さくしたが、まだそこらじゅうに存在！

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そして現代の傾国の美女が目をつけたのはアームヘッド部だった。...。トウウン先輩の目がひかる。「さくらね...」「おい、一目惚れか」礼三郎先輩が茶化す。「へへ、そんなもんっす！」「あらあら」だが目は笑っていない。トウウン先輩だけではない。桜先輩もだ。何かを理解した？「放課後」

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トウウン先輩は僕だけに聞こえる声で言った。...。放課後来てくれと言われトウウン先輩を待つ。僕だが、なぜか嫌味風紀委員長の妹の闇もいた。「なっなんでしょうかね...」「威闇さんは来なくても大丈夫だよ...」「...。で、でも心配で...」こいつは兄がいないと凄い大人しいな。

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そしてそこへ赤い覆面の男がやって来たのだ。「私は同志ナンバー042、君を放送委員会に招きたい」続く。

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「バニッシュド・クイーン4」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

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いままでのあらすじ 白雪中学は各勢力の蠢く魔境だ。アームヘッド部は２つあり主人公側ではない生徒会のアームヘッド部が牙を剥いた！それに対抗するため旧生徒会の姫岸先輩と結び桜先輩を派遣される。一方トウウン先輩は実は放送委員会のスパイで同志ナンバー042だったのでアドバイスする！

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「トウウン先輩ですよね？」「なぜわかった！」「暗黒の鳴動の波長が同じゆえ、魔の眷属たる我に暴けぬ道理なし...」「そういうことだったとは...」トウウン先輩の邪気に当てられ中二病が発動したらしい。「いや、普通に声で分かりますよ」「そうか...。ところでティガーくん！ヤバイぞ！」

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同志ナンバー042ことトウウン先輩は不良礼三郎先輩の舎弟として不良の潜入調査をしていたが礼三郎先輩をいたく気に入り本当に舎弟になってしまったらしい。放送委員会とは決別せず、情報交換をしていた。それで放送委員会の書記長が僕と話がしたいらしい。勧誘じゃなきゃいいのだが。そして放送室。

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「同志書記長、ゲストナンバー006と007をつれて参りました」「うむ、042、よくやったぞ」赤い覆面の男が椅子から立ち挨拶した。僕たちもゲスト用の覆面をしている。こんなところ見られたら一生の恥だし。「私は書記長の込居という」書記長は覆面を外しその美形をさらした。「コミイ書記長！」

マキータ @makitateriz

「顔をさらしていいのですか？」「信頼が必要なのだ」コミイ書記長は言った。「それに、革命的活動をしていなければ私は覆面はいらないと思う。現行犯で特定は出来ないからね」「しかし」「良いぞトウウン、私は君を転向させた男を見てみたい」それは礼三郎先輩では？「ところで話」「待て」