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2014年12月4日

二次創作における倫理の考察

まとめました。
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うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

「二次創作の倫理」の根本命題は、一次創作におけるキャラクターと世界観は公共財であり、私有物ではない、というものである。これですべてが尽きている。

2014-12-04 10:22:31
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid さて、ここで問題になるのは、そのキャラクターないしは世界観は誰のものか、ということである。 「二次創作の倫理」においては、キャラクターおよび世界観は誰のものでもない。公共財である。一次創作者のものではないのだ。

2014-12-04 10:24:46
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid そして、キャラクターや世界観は、いくら創作につかっても減ることがないのだから、二次創作は完全に自由である。何ひとつ縛りはない。何をつくろうが、それでいくら金を儲けようが、どうしようが自由なのである。

2014-12-04 10:24:58
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 「二次創作の倫理」においては、いかに一次創作者が二次創作を嫌がろうが、それを阻止することはできないことになる。愛があろうがなかろうがエロだろうが、二次創作を差し止めることはできない。キャラクターも世界観も一次創作者の私有物ではなく、公共の文化財なのだから。

2014-12-04 11:01:41
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 愛や尊敬のない二次創作に一次創作者が不快感を覚えることもあるかもしれない。気持ちはわかる。しかし、心情的に理解できることがすべて許されるわけではない。いくら嫌な奴でも殴ってはいけないのと同じことだ。二次創作は、一次創作者が好もうが好まなかろうが、自由なのだ。

2014-12-04 11:03:50
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 一次創作を愛するがゆえに二次創作が行われる場合には、少なからぬ二次創作者が一次創作者の意向を尊重するのかもしれない。しかし、これは、あくまで各々の二次創作者の好意に任せるべき問題として捉えたい。

2014-12-04 11:04:51
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid もちろん、一次創作者と二次創作者とのあいだに良好な関係があったほうが、状況としては望ましい。しかし、原則的には、現在、ディズニーやらコナミやらの著作権者が二次創作者の意向を無視しても問題ないのと同様に、「二次創作の倫理」では一次創作者の意向が無力になるのである

2014-12-04 11:06:13
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 注意したいのは、もちろん盗作は許されない、ということである。「二次創作の倫理」において、二次創作と盗作を区別できるのか。簡単にできる。モデルとして歴史小説を考えてみればよい。

2014-12-04 11:08:23
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 歴史小説におけるキャラクターや世界観は、吉川英治が宮本武蔵について書いたからといって、他の作家が宮本武蔵について書けなくなるわけではない。歴史上の人物やら歴史上の風俗やらは、歴史小説を創作する者すべてにとっての公共財であり、私有物ではないわけだ。

2014-12-04 11:09:53
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid しかし、歴史小説にも盗作は存在する。吉川英治『宮本武蔵』の文章をそのまま使えば盗作だ。ここになんら問題はない。二次創作においても、まったく同じことが成り立つ。

2014-12-04 11:11:03
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid オリジナルの作品からキャラクターや世界観を自由に抜き出してよい、ということと、盗作をしてはならない、ということは、矛盾することなく両立可能なのである。この歴史小説との類比をもう少し展開すると、二次創作の存在論に導かれる。

2014-12-04 11:14:24
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 「二次創作の倫理」は、虚構のキャラクターや世界観は、一次創作者の脳内にあるのではなく、非人称的な虚構空間に公共的にアクセス可能なかたちで存在している、と解釈するのである。

2014-12-04 11:14:38
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 盗作と二次創作とは明快に区別することができる。では、一次創作と二次創作とはどうか。これまた明快に区別されることは言うまでもない。一次創作と二次創作は明確な対照のもとに置かれねばならない。

2014-12-04 11:15:53
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 二次創作は、先行する一次創作をまさに自らのオリジナルとして承認することにおいて成立するからだ。一次創作がなければ二次創作にならない、という、ごく当たり前のことだ。

2014-12-04 11:16:58
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid このとき、一次創作は、虚構のキャラクターや世界観の最初の発見として解釈される。一次創作者とは、文化的創造のための鉱脈の第一発見者なのである。二次創作者は、鉱脈の利用者ということになる。

2014-12-04 11:17:31
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 一方、盗作は一次創作を偽装するものである。つまり、盗作の存在は、一次創作の身分そのものを侵害し揺るがす。この点で、盗作と二次創作とは決定的に異なるわけだ。

2014-12-04 11:18:34
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid ちなみに、ポストモダン系論者の「あらゆるテキストはなにかのコピーである」という主張は、盗作と一次創作の境界線をも揺るがすものであり、「二次創作の倫理」よりもかなり過激なものである。

2014-12-04 11:19:23
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid そこまでの主張をオタクに帰するのは、買いかぶりであろう。ただし、ある意味で盗人猛々しいにも程がある「二次創作の倫理」をさらに正当化しようとすれば、現代批評理論を引っ張ってこざるをえなくなるのかもしれない

2014-12-04 11:20:10
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 以上の議論は言語表現の場面をモデルにしていた。しかし、漫画やイラストレーション、さらにゲームやらアニメやらの絵画表現については、もう少し考察が必要になってくる。模写と二次創作はどのように区別できるのだろうか。

2014-12-04 11:27:48
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid あるイラストとそっくりのイラストを描けば、それは模写になる。模写はオリジナルに似ている。当たり前のことだ。しかし、二次創作のイラストは一次創作のイラストに似てはいるが、模写ではない。同一のキャラクターを描いているから似ているだけなのだ。

2014-12-04 11:28:52
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid ポチという犬の写真があったとする。その写真そのものを撮った写真は、オリジナルの写真と似ているだろう。一方、ポチを撮った別の写真も、最初の写真と似ているはずだ。しかし、二つの類似性はまったく意味が異なるので、区別されるべきだ。それと同じことである。

2014-12-04 11:30:06
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid ただし、すぐ気づくことであるが、犬の場合と異なり、虚構のイラストのキャラクターは実在しない。であれば、オリジナルを模写するしかないのではないか。そうではない。

2014-12-04 11:31:46
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid 二次創作において、オタクはオリジナルのイラストを模写するのではない。オリジナルのイラストを、当該のキャラクターについてのデザイン画として解釈するのだ。そして、そのキャラクターについてのまったく新しいイラストを描いているのである。これは模写とは異なる行為である。

2014-12-04 11:32:36
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid では、デザイン画の位置づけはどうなるのか。オリジナルの作品からキャラや世界観を自由に抜き出してよいのであれば、キャラデザのみを事とする仕事は不可能になってしまうのではないか。少なくともキャラクターデザイナーの仕事に報酬を払う人はいなくなってしまうのではないか。

2014-12-04 11:39:21
うぃざーど/開放モード @WizardMusiloid

@musiloid これも早計である。キャラクターデザイン画は、完成した一個の作品ではない。あくまで一次創作のための材料にすぎない。それゆえ、二次創作の対象にはなりえないのである。

2014-12-04 11:39:52