studyさんとみーゆさんによる、甲状腺被ばく調査のデータの読み方講座

理解の深まるQ&Aだったので、お三方のご了解を得て、まとめさせていただきました。
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Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ちなみに、原子力安全委の推定では、喉元で計った線量率が 0.2 μSv/hだった場合に甲状腺被ばく量が 100 mSv程度になるとされています nsr.go.jp/archive/nsc/an… (PDF) @masanoatsuko

2015-01-17 07:06:39
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

したがって、「0.04 μSv/h」は単純計算で 20 mSv程度に相当します。修正前の記事にあった「年間350μSv」は著しい過小評価になります。 @masanoatsuko

2015-01-17 07:07:32
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

念のため。 ここでいう「喉元で計った線量率」というのは、すべてバックグラウンドを差し引いた後の値のことです。 @masanoatsuko

2015-01-17 07:18:55
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ああ、それは甲状腺被ばく量を計算するのに必要な道具を並べただけなので、それだけを見ても分からないです。ちゃんと文章で説明を書こうかなとも思っているんだけれども、どうしようかな…。 @tkimura6502 @masanoatsuko

2015-01-17 07:35:50
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

作文中:  甲状腺内の I131量とサーベイメータ指示値の関係 photozou.jp/photo/show/885… , 摂取後に甲状腺内に残る I131の割合 photozou.jp/photo/show/885… , ガス状 I131の線量換算係数 photozou.jp/photo/show/885…

2015-01-17 10:57:13
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

「甲状腺被ばく量の直接測定(喉元に線量計)は何をやっているのか」をトゥギャりました。 togetter.com/li/770986

2015-01-17 11:36:12
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

まだ長いな。そして、ちょっと難しいか:  甲状腺被ばく量の直接測定(喉元に線量計)は何をやっているのか togetter.com/li/770986

2015-01-17 11:55:13
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ざっと説明資料を作ってみました togetter.com/li/770986  あまり簡単な話ではないので、なかなか簡単には説明できないのですが、喉での線量率に時間を掛けただけではだめな理由はおおよそ分かっていただけるのではないかと。 @masanoatsuko

2015-01-17 12:48:03
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

これらの資料を使って作った説明資料: 甲状腺被ばく量の直接測定(喉元に線量計)は何をやっているのか togetter.com/li/770986 @miakiza20100906

2015-01-17 13:08:33
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 有難うございます!まずは感謝!感謝!感謝!

2015-01-17 15:09:36
まさのあつこ @masanoatsuko

保存版!→甲状腺被ばく量の直接測定(喉元に線量計)は何をやっているのか - Togetterまとめ togetter.com/li/770986 @togetter_jpさんから

2015-01-17 16:17:21
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 基本的なことで恐縮です。ご面倒かもしれませんが、この『バックグラウンド』という時、事故のときは、自然放射線だけではなく、汚染されている空間の線量分も差し引く、という理解で間違いないですか?

2015-01-17 16:23:49
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

はい、間違いありません。そうやってなるべく甲状腺内からの放射線の分だけを残すようにします。 RT @masanoatsuko …この『バックグラウンド』という時、事故のときは、自然放射線だけではなく、汚染されている空間の線量分も差し引く、という理解で間違いないですか?

2015-01-17 17:55:48
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 有難うございます。それと単純に時間だけで計算してはいかんとの解説、とてもよく分かりました。先にそれを言い忘れました。有難うございます。あと3つばかりこの際、お教えいただきたいのですが、もうしばらくご辛抱いただければ幸いです。1つはその差し引く時に

2015-01-17 18:09:28
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 一つは、差し引くときに服についている放射線まで差し引くのは過小になる場合がある、とか、空間線量はできるだけ低いところを探して選んで測定するようにといってもどうしても高いところしかない場合にそれで正確に測れたと言えるのかという疑問は妥当ですか?

2015-01-17 18:16:48
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906  2番目の質問は、少し今回の私の間違いとは違う種類の質問なのですが、

2015-01-17 18:27:34
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 原子力安全委がこの時→nsr.go.jp/archive/nsc/an…スクリーニングレベルを0.2μSv/h(一歳児の甲状腺等価線量として100mSv)としたのは確率的影響のしきい値を100mSvと判断していたからという理解は正しいですか?

2015-01-17 18:30:43
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 もとい(さすがに誰も確率的影響にしきい値があるとは言わないので)100mSv以下ならば放射線の影響だと明言できないという判断で、それを越えていないから安全いうのが原子力安全委の結論だったという理解でOKnsr.go.jp/archive/nsc/an…

2015-01-17 18:55:55
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 もしお門違いな質問だったら無視してくださいね。ほんと面倒な質問してすみません

2015-01-17 18:57:10
まさのあつこ @masanoatsuko

@miakiza20100906 3番目の質問は、今さらそれを聞くのかと笑われそうなド素人質問なんですが、LNTモデルは臓器ごとの等価線量でも身体全体の実効線量でも、どちらにも通用する話なんでしょうか?どちらかの話なんでしょうか?ふと分からなくなりました。以上でございます。

2015-01-17 19:06:09
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

まず、「服」や「空間線量・バックグラウンド」についてこういった疑問を持つのは妥当だと思います。ただ、どの程度の過小評価や誤差になり得るのかは、服の汚染状態や、喉と空間の線量率の大小関係によって様々のはずなので、簡単には言えないと思いますけれど。 @masanoatsuko

2015-01-17 19:08:02
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

「確率的影響のしきい値を100mSvと判断していた…」というのは、もちろん間違いです。放射線防護の世界で確率的影響にしきい値が有るとすることは、まず有りえないと思います。 @masanoatsuko

2015-01-17 19:12:54
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

スクリーニングレベルを 100 mSvとしたのは、当時の安定ヨウ素剤の服用基準が 100 mSvだったからだと思います。この資料のこのページ nsr.go.jp/archive/nsc/in… (PDF) @masanoatsuko

2015-01-17 19:14:43
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

念のため。 ご存じかとは思いますが、安定ヨウ素剤の服用基準はその後 50 mSvに厳格化されています asahi.com/special/10005/… , nsr.go.jp/archive/nsc/se… (PDF) @masanoatsuko

2015-01-17 19:16:45