曾野綾子語録

著書より引用・要約
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もうれつ先生 @discusao

曾野綾子語録: (ブラジルのスラムを視察して)スラムの大きな問題は、貧しい掘立小屋に住みながら性行為をするという現実である。雇用の可能性もない。国家自体も貧乏だから福祉の恩恵を当てにできない。この貧しい暮らしを、酒とセックスなしにどう生きていけるか、ということになる。

2015-02-13 20:08:50

もうれつ先生 @discusao

曾野綾子語録: (イラク人質事件時)彼ら家族は初め政府のやり方を強烈に批判した。それからどんな圧力があったのか知らないが、急に殊勝な態度に変わった。しかしもし彼らが信念に燃えてやったと思うなら、なぜあのように態度を翻したのだろう?(続く

2015-02-13 20:15:46
もうれつ先生 @discusao

続き)「彼(彼女)は信念と自由意志を持って、危険を承知で行ったのですから、どうぞ放置してやってください」と昂然と言い続けなかったのだろう。それでこそ、息子や娘を信じる親の姿勢だろう。心の中では、「どんな屈辱にでも耐えますから、どうぞ助けてください」と叫んでいても、である。

2015-02-13 20:19:38

もうれつ先生 @discusao

曾野綾子語録: 日本人は「自国のために」という観念も言葉も許さない不思議な国民である。こういう自虐的な国家は世界でも珍しいから、社会学者の研究対象にはなるだろう。(続く

2015-02-13 20:23:30
もうれつ先生 @discusao

続き)以前から書いていることだが、「愛国心」というものは、大して崇高なものでもなく、唾棄すべきものでもない、と私はかねがね思っている。(続く

2015-02-13 20:25:44
もうれつ先生 @discusao

続き)自分が生きるための権利、安全、空間、物資、などを確保することが愛国心だから、大して立派なことでもなく、それを持つのはいけないことだ、などという悠長な気分になってもいられない。(続く

2015-02-13 20:26:27
もうれつ先生 @discusao

続き)愛国心を持って、自分の生きる場を確保することは、私に言わせれば鍋釜並みの必需品を確保しようという情熱と同じなのである。(続く

2015-02-13 20:29:52
もうれつ先生 @discusao

続き)日本が成り立たない限り、決定的な不幸が私の同世代、子供や孫の世代を襲うことははっきりしてるのだし、日本という国が安定してなりたっていてこそ、他国を救うこともできるのである。

2015-02-13 20:30:09

もうれつ先生 @discusao

曾野綾子語録: (『ベルリン陥落 1945』ソ連軍のベルリンでの破壊行為についての記述を読んで)昔から、地上戦の結果、負けた側が受けなければならないものは、殺戮、破壊、放火、略奪、レイプと決まっていた。それらを許すことは、戦って勝った兵士への褒美であった。(続く

2015-02-13 20:35:02
もうれつ先生 @discusao

続き)南京大虐殺、慰安婦問題を始めとして、最近は日本軍がいかに非人間的であったかを責めることが、一部の日本人社会も好きであり、それが人間的良心の表れであるかのような姿勢がよくみられるが、ここに現れるさまざまな「人間性」(残酷さも醜さも人間性だ)は、到底日本人の想像の範疇(続く

2015-02-13 20:38:52
もうれつ先生 @discusao

続き)にないほどのものである。 ソ連軍の略奪の現実が描かれる時、私のような読者はつい不謹慎な笑いを伴うこともある。(続く

2015-02-13 20:43:19
もうれつ先生 @discusao

続き)私はやはり今でも日本の大新聞、朝日、毎日、読売などが、中国に関してはただの一言の批判も許さなかった長い言論弾圧の時代を感覚的に思い出す。それは今でも鈍い怒りを伴っている。彼らが紙面で思想の自由を謳うと、私は当時の彼らが、私の原稿にどのような圧力をかけたかを反射的に思い出す

2015-02-13 20:44:51

もうれつ先生 @discusao

曾野綾子語録: (長良川河口堰建設について)新聞が書きたてるほど、地元住民や支援団体の反対が強いのなら、工事を止める方に私は賛成である。それが民主主義というものだろう。その代り、以後、その地域に河口堰を作らなかったためのどんな災害や弊害が出ても、国はその責任を一切取る必要はない。

2015-02-13 20:48:39
もうれつ先生 @discusao

続き)その時には、今度河口堰建設に反対運動をした住人、反対の署名をした人たち、反対にはっきりと加担した文化人などに解決を頼むべきである。 堰などというものは「万が一」のために作っておくのだ。ほとんどの国が万が一など、あまり考えないでやっている。(続く

2015-02-13 20:52:03
もうれつ先生 @discusao

続き) 1.災害はこないだろう 2.災害がおきたらその時対応すればいい 3.災害に巻き込まれた人々は不運である この三つが「並みの国家」のやり方である。日本はその点、他国よりはるかに厳密に予防処置を講じて来たから、経済的にも成長したのだろう。

2015-02-13 20:56:50
もうれつ先生 @discusao

続き)しかし長良川で、住民の生活が脅かされる前に先取りして河口堰を作る必要は「世界的レベル」から言うとないのかもしれない。ただ、その際には、河口堰建設を止めさせた人たちが、地元の人々の生活に責任があることもはっきりしておくのが当然だろう。

2015-02-13 20:59:40
もうれつ先生 @discusao

○○〇(この曾野綾子センセ―の理屈だと、原発は「万が一」のために再稼働しないのが「厳密に予防処置を講じて来た」日本の従来の路線なんだけどね)

2015-02-13 21:02:42

もうれつ先生 @discusao

曾野綾子の発言の数々を引用してきましたが、たぶん本人は自分を「民主的な人物」と規定してる筈。カトリックであること、日本財団会長を務めたことなども本人にとってはリベラルな証左のつもり。言論において民主的な基礎がビルトされてないので、差別的な言説を行なっていることに気づかないのだ。

2015-02-13 21:48:02
もうれつ先生 @discusao

民主的な基礎がビルトされてない例:(いじめ問題で「臭い、汚い」と囃されることは)愚かだ。人間とはすぐ臭くなり汚くなるものなのだ。アフリカの田舎には貧困から抜け出せず、臭くて汚い子がいくらでもいる。 ↑いじめる側が「人とはすぐ臭くなるもの」という哲学的認識を得ているか否かは無関係

2015-02-13 21:55:13
もうれつ先生 @discusao

曾野綾子は、アフリカの極限的状況を視察して得た人生哲学を披瀝できて満足だろうが、それはいじめる側は愚かであるという認識に留まる。彼女は認識の問題で全てが解決されると思ってるか、認識の問題に留まるのが作家の良心だと思ってるかだろうが、結果としてアフリカの臭くて汚い子の印象だけ残る。

2015-02-13 22:03:57