2015年2月、鈴木亘氏、90年台のバブル崩壊後~消費税引上げ当時の日銀内部を語る

2015年2月、ブックスキャン(大和印刷)によるインタビューに鈴木亘氏が登場。 https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/306/all#article_bottom 90年台の日銀内部の様子を語っておられたので抜粋しました。あわせて、同20日の日経カトー氏「大機小機」へのブログ記事や、過去の発言について検索しまとめました。 なお voice of nishinari での発言については、@contractexpires 氏が呟いておられるようですが全部は再録していません。
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小林正和 @kobayashi_masa
鈴木亘「学問で世の中と向き合う発想を持ち続けたい」 - ブックスキャン bookscan.co.jp/interviewartic…
小林正和 @kobayashi_masa
八代尚宏先生と八田達夫先生だけではなく、岩田規久男先生も師匠の1人だったのか。 鈴木亘のルーツ blogs.yahoo.co.jp/kqsmr859/37871…
リンク 学習院大学教授・鈴木亘のブログ(社会保障改革の経済学) 鈴木亘のルーツ - 学習院大学教授・鈴木亘のブログ(社会保障改革の経済学) ブックスキャン社の著書インタビューの取材を受けました。図らずも、私の半生期のような内容になり、これまでの人生を振り返る良い機会になりました。下記のHPから無料で読めますので、ご関心の方は、ご参考まで。私のものはともかくとして、他の著者インタ...
小林正和 @kobayashi_masa
>――上智大学に進学されたのはどういった理由からでしょうか? 鈴木亘氏: 経済学の良い先生はどこにいるかを調べると、岩田規久男先生という、今は日銀の副総裁をやっている先生が上智にいる、ということが分かりました。
小林正和 @kobayashi_masa
>――大学卒業後日本銀行に入られますが、それはどういった理由からでしたか? 鈴木亘氏: 岩田先生が、その頃に日銀と「マネーサプライ論争」と呼ばれる『東洋経済』や『エコノミスト』で論争していたのを見ていたので「俺が日銀を変えてやろう」と思ったんです。
小林正和 @kobayashi_masa
岩田規久男先生の本を読んで上智大学に入学。そして、岩田規久男先生が、その頃に日銀と「マネーサプライ論争」と呼ばれる『東洋経済』や『エコノミスト』で論争していたのを見ていたので「俺が日銀を変えてやろう」と思い、上智大学卒業後日銀に就職したというのは凄い! #経済学者学 #鈴木亘
koji hasegawa @myfavoritescene
ところでさっきの鈴木亘氏のインタビューが面白かった。 bookscan.co.jp/interviewartic…
koji hasegawa @myfavoritescene
鈴木亘氏「私にとって大きかった出来事は、八代先生が当時は日本経済研究センターの主任研究員をしていたときに、私を手伝いに呼んでくださったことでした。日経センターというのはシンクタンクの中でも老舗で、色々な大学の先生が労働問題や都市問題など、様々なプロジェクトをやっていたので、(続
koji hasegawa @myfavoritescene
2)「私としては「日経センター大学」に通っていたようなものでした。大学時代から本も書けて、すごくラッキーでした。」 ――大学卒業後日本銀行に入られますが、それはどういった理由からでしたか? (続
koji hasegawa @myfavoritescene
3)鈴木亘氏: 岩田先生が、その頃に日銀と「マネーサプライ論争」と呼ばれる『東洋経済』や『エコノミスト』で論争していたのを見ていたので「俺が日銀を変えてやろう」と思ったんです。私が上智に入学したのは90年で、バブルの崩壊した年ですが、まだその残り香もあって、(続
koji hasegawa @myfavoritescene
4)「またバブルが来るんじゃないか」といったなんとなく明るい時代でした。卒業する94年になると「さすがにちょっとまずいね」という感じだったので、高校時代に経済に関心を持って以来、バブルと、その崩壊時の両方を私は見たのです。続
koji hasegawa @myfavoritescene
5)バブルとその崩壊の原因は色々とあるんですが、やっぱり外せないのは金融政策だと思います。経済学を単に研究するのではなくて、実践したいという気持ちも沸騰していましたので、「大学院に行きなさい」と先生に言われましたが、日銀に入ることに決めました。続
koji hasegawa @myfavoritescene
6)日銀で感じた「組織の壁」 ――日銀時代はどのようなお仕事をされていましたか? 鈴木亘氏: 4年いましたが、しょせんドン・キホーテだった気がします。日銀は巨大な組織で、100年経っても変わる素質がゼロというかんじでした。消費税を3%から5%に上げる時期に、私は景気予測の(続
koji hasegawa @myfavoritescene
7)消費税を3%から5%に上げる時期に、私は景気予測の主任をやっていて、どう計算しても「景気は悪くなる」という結果が出るのだけれど、上司たちは「悪くならない」と言う。日銀の景気分析のチームには2チームあって、1つは、消費や投資とか設備投資など、コンポーネント毎に(続
koji hasegawa @myfavoritescene
1人ずつエコノミストを配置して、それをまとめるといったAチーム。Bチームの方は、コンピューターで予測する方で、私はそっちにいました。人間は、鉛筆をなめつつ、景気が良くなるというシナリオを書けるんだけど、コンピューターでやっている方は人間を介さないから「どう考えても景気が悪くなる」
koji hasegawa @myfavoritescene
9)「どう考えても景気が悪くなる」という結論にしかならないから、「何を言ってるんだ」と思いました。 ――日銀には「景気が悪くならない」という分析結果を出さなくてはならない、何かがあったのでしょうか? 鈴木亘氏: 金利を上げたかったんです。 続
koji hasegawa @myfavoritescene
10)鈴木亘氏: 金利を上げたかったんです。「円卓(まるたく)会議」で、理事会が金利を上げる時期を探っているという「天の声」が聞こえて、そっちの方向を描かざるを得なくなる。でも私の性格上それはできないので、上司の覚えが悪くなったりしたのだと思います。
koji hasegawa @myfavoritescene
11) もう1つ、私がいた調査統計局でやったのが、「バブル反省プロジェクト」。要するに、バブルが終わって景気が悪くなったことの総括で、上の方から「調査統計局が、やりなさい」という話があったのですが、誰もやらない。きちんと分析せずに「日銀は正しかった」などと言うと怒られるし、 続
koji hasegawa @myfavoritescene
12)でも「日銀のせいです。この理事がこう言ったのが間違いです」と言ったら、それはそれで怒られるから、どっちに転んでも大やけどをすることが決まっていました。私はその時、京都支店から戻ってきたところで、何も分かっておらず、「鈴木君、やらないか?」と言われて、 続
koji hasegawa @myfavoritescene
13)火中のくりを拾ってしまいました。2年くらいやって、ずいぶん苦しみましたがバブルが起きたのも、崩壊させたのも、「財務省も悪いけど、日銀も半分ぐらい悪い」というのが結論でした。でも、それを誰も認めたくないので、たなざらしになったのを見て、そういう煮え切らない組織にいても(続
koji hasegawa @myfavoritescene
14)しょうがないと思って辞めました。外から言った方がまだ言うことを聞くんじゃないか、という気持ちもありました。 役に立つ知識は、発信してこそ価値がある ――日銀を辞められてから、大阪大学の大学院に進まれますが、社会保障に関する研究を本格的に始められたのはその頃でしょうか? 続
koji hasegawa @myfavoritescene
15)鈴木:そうですね。金融やマクロ経済学を分析すれば、自分がやってきたことなので食いつなげるとは思ったのですが、その時に、日銀に潰されるだろうということを考えました。日銀を批判せざるを得ないから、前の上司たちを敵に回すことにもなるし、そういうのにうんざりした気分もありました。続
koji hasegawa @myfavoritescene
16)もう1つ思ったことは、この分野には多くの天才がいるので、「自分が1人出ていっても大したことはできないな」ということでした。そこで視野を広げてみると、社会保障の分野には先生もいないし、大学院生たちは見向きもしない。でも重要な問題が山積み、といった状態でした。 続
koji hasegawa @myfavoritescene
17)社会人を4年やっているので同期の大学院生達と世代が違うということも良かったと思います。経済学には「数学を使う奴がトップだ」という価値観があって、山頂の空気の薄いところで数学を使って生きてる連中がトップ。財政や金融がその次で、医療経済学に関しては、もはや経済学かどうかすら(続
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コメント

koji hasegawa @myfavoritescene 2015年2月23日
まとめを更新しました。
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