大阪市の生活保護費プリカ支給事業の撤回を求める記者会見報告~違法・依存症には逆効果・実態と目的が乖離・自主性の剥奪など、信販会社が儲ける以外のメリットはなにも無し。
- Satoko_Tokutake
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【生活保護問題対策全国会議】生活保護費をプリペイドカード支給するモデル事業についての記者会見(3/5、13時~、@大阪市政記者クラブ) seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-234…
2015-03-05 00:29:58大阪市の生活保護費プリカ支給問題について、生活保護問題対策全国会議他156団体から撤回を求める要望書を提出しています。 pic.twitter.com/qeyRVq8leA
2015-03-05 13:03:58生活保護問題対策全国会議他157団体による、大阪市の生活保護費プリペイドカード支給のモデル事業撤回を求める要望書提出についての記者会見が始まりました。
2015-03-05 13:35:56生田さん・野宿者ネットワーク)当初から違和感。生活保護利用者が自分でお金を管理できないと見なしている。殆どの利用者は自分でお金の管理をしている。一部には依存症の方もいる。しかし、仕事ができない人が多く仕事の生き甲斐を失う。偏見により地域社会でも会話がしにくい。親族関係も断絶。→
2015-03-05 13:40:42生田)社縁・地縁・血縁が切れるので、生活保護利用者はお酒やパチンコが悪友になってしまう。我々は、社会的関係の再構築を目指す支援をしている。一人ひとりにきめ細やかな支援が必要。しかし、プリカ導入は一律に管理しようというもので支援にならない。→
2015-03-05 13:42:02生田)大阪市のCWは少なすぎる。高齢者CWの担当は数百世帯で事務作業しかできない。一人ひとりについての本来のケースワーク、本人の生きやすい環境を作って社会に還元することを放棄している。CWの増員をせずに、このような管理をするのはおかしいと思っておる。
2015-03-05 13:43:24大口さん・全大阪生活と健康を守る会連合会)大生連で1月に2度大阪市と交渉をした。1月26日の交渉では、40分ほどプリカ問題の協議。80人の参加が揃って怒りの声。紹介する。/安い量販チェーンではカードが使えない。一日の利用限度額を決められたら、安いときのまとめ買いができない。→
2015-03-05 13:45:24大口さん)当事者の声/年寄りはカードが使えない。近所の小売店でしか買い物しない。VISAが使える店は割高でそんなところに生活保護利用者は買い物に行かない/橋下市長の、ギャンブルや過度の飲食などに保護費が使われることの対策、支出の適正化という記者会見に怒りの声も。→
2015-03-05 13:47:27大口さん/生活保護世帯はお金の管理ができないという印象を与えかねない。保護費の使途、自己決定権についての福岡高裁判決を法律家なのに知らないのか。海外の報道では、信販会社の手数料収入は10億円になるとのこと。これが目的ではないか。管理を強めること、ビジネスが目的では。→
2015-03-05 13:49:42大口さん)大阪市はCWの人数も少ない上に、福祉の専門家も極めて少ない。アルコールやギャンブルの依存症の専門家に聞いても、プリカ支給では依存症は治らないと口を揃える。個別の充実した支援が必要であると思う。以上
2015-03-05 13:50:41Eさん)大阪市内で保護利用中。西成で13年相談活動に従事している。プリカのことは利用者もみんな不安に思って、相談が多い。西成では昼ご飯は弁当を買うが、ご飯も100円、おかずも100円。高齢の生活保護利用者も同じ店で一食2~300円で賄う。コンビニでは一食500円かかる。→
2015-03-05 13:52:39Eさん)利用者には、保護費支給後に米を10キロ買うように助言している。保護費を落としても米があれば何とかなる。しかしコンビニでは10キロの米など売ってない。スーパーではカード使えない。西成の現状を市長もきちんと認識して欲しい。プリカになったらどうしようと不安をみんな抱えている。
2015-03-05 13:54:46Eさん)プリカ支給を全市的に広げようとしているが、自分も断る。先日、役所に問い合わせたら、希望者は誰もいないとのことだった。昨日の報道でも5人程度。プリカ導入は儲かるのは金融機関だけである。カード導入は撤回して欲しい。
2015-03-05 13:56:24Nさん)大阪市内で生活保護を利用している。69歳で3年前から生活保護を利用。若い頃は仕事していたが晩年は派遣などで、65歳を過ぎると仕事もない。最初の1年は保護費の中で生活できなかった。どうしても途中で使いすぎてしまう。経験する中でお金の管理ができる知恵がつく。→
2015-03-05 13:57:54Nさん)保護費の中で生活できるように頑張っている。コンビニは近いが割高。自分は冷蔵庫の電気代などを節約するために、自炊しない。買いだめすると電気代がかかる。仲間とスーパーの値引き情報を仕入れて、毎日何とか生活している。電気代もガス代も月1500円程度にして、自己管理をしている。→
2015-03-05 13:59:27Nさん)プリカになると買い物ができない。商店街で馴染みのおばちゃんからぎりぎりで値引きしてもらって買う。何を食べ盥委かを聞いたり世間話をする。そんな商店街の小さな店でプリカなど使えない。高齢になったらお金の管理も難しい。プリカでは、どのくらい残高があるかなどわからない。→
2015-03-05 14:00:40小野さん・精神科ソーシャルワーカー)依存症支援の観点から。今回のプリカ支給は過度の印象や依存症に対しての支援とのことだが、まず存症について説明したい。依存症自体は、精神作用物質が脳に影響するもの。依存症は根性の問題ではなく脳の病気で、依存対象物をコントロールできなくなる。→
2015-03-05 14:04:31小野さん)強制管理することは依存症治療の中では無意味というより逆効果。依存症は脳に快感をもたらすが、その快感はやがて本能さえも変革してしまう。自分の意思でコントロールできないのがこの病気の中心。→
2015-03-05 14:06:20小野さん)要因は様々あるが、個人的な要因、家族関係や社会環境もあるが、元々自尊心が低い人が多く、生活保護を利用することでさらにそこが低くなる。人間関係は不得手な人も。一番大きな要因は社会環境。日本は、手軽にパチンコができる。コンビニでアルコールも24時間安価に手に入る。→
2015-03-05 14:07:47小野さん)疾病としての無理解もあり、社会環境を変えることが必要。依存症は思考力も低下して、嘘をついて人間関係を破壊してしまう。周囲が問題を解決しようと尻ぬぐいを一生懸命して、本人が問題に気遣い依存を悪化させるとぴうこともある。さらに人間関係も悪化するのがこの病気の特徴の一つ。→
2015-03-05 14:10:08小野さん)プリカ導入で周りが一生懸命管理すると、本人が自分の問題として捉えられなくなる。責任の肩代わり。アルコール依存症の家族が野間せなようにお酒を隠すと、本人は何としてもそれを入手しようと指定損を深める。強制管理することは、依存症の回復治癒に逆効果となる。→
2015-03-05 14:11:59